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G20反対集会で鳴り響いた「アンチ コルト」

[コルト・コルテック遠征闘争(3)]ドイツ集会出席に現地が関心

メディア忠清 www.cmedia.or.kr / 2009年03月30日10時33分

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G20反対集会参加者「労働者を弾圧するコルト製品を買わない」

『コルト/コルテック ドイツ遠征団』(以下遠征団)は3月28日、20か国(G20)首 脳会議を前に開かれた反対集会に参加した。

フランクフルト市内に集まった1万人の労働者と遠征団は「代りに経済危機の代 価を払うことはできない」、「労働者連帯万歳」を共に叫んだ。またヨーロッ パの労働者たちはなぜ『遠征団』がドイツまできたのかを説明し、「労働者の 解雇を取り消さなければコルト製品を買わない」という連帯の意思を示した。

「国際連帯万歳!アンチ コルト!」

『韓国のコルト-コルテック不当解雇労働者闘争団』の闘争に高い関心を示すヨーロッパ人たち

3月28日、雲が混じった空はすぐにでも雨を降らせそうだった。『遠征団』は 「今日の集会でできるだけ多くのハガキを組織しよう」と約束した。最も多く の人々に会える場だからだ。

10時からコルト/コルテック状況を知らせるビラとカンバッジをいっぱい持って、 集会が開かれるフランクフルトのボッケンハイマーに行った。雨がふり始めた。 『遠征団』は韓国から準備してきた雨具を出して着た。

ボッケンハイマー広場には、すでに多くの団体が集まっていた。『遠征団』は 広場の一角に陣取って、集会の参加者にコルト/コルテック労働者の状況を知ら せた。宣伝物を配り、留学生の通訳でコルト/コルテック労働者の話を伝えた。 英語もドイツ語もできない闘争団は、自分が知っている単語を総動員して、そ れもだめならば手まねで「私たちはギターを作って解雇された労働者で、工場 が閉鎖された」という事実を知らせた。また「ミュージックメッセの期間中に 私たちはここにいるので、来られれば来て欲しい、また来られなければ私たち の闘争を知らせてくれ」とお願いした。

多くのヨーロッパ人が横断幕を持つ『遠征団』に近付いて「どこからなぜきた のか。あなた国はこんなに労働者を弾圧するのか」という質問を吐き出した。 また『遠征団』が配るカンバッジを周りの労働者に渡しながら、コルト/コルテッ ク労働者の話を伝えた。

ユルゲン・ゲイザー氏は「 『私はコルト/コルテックの労働者の工場に戻りた い』という、『パク・ヨンホ社長に会う』という要求に連帯する」とし、不買 運動に賛同する意思を示した。フランツ・ファイファー氏は「連帯の圧力は資 本の弾圧より強い」と言い、ホルスト・ビルヘルム氏は「強盗のような資本主 義」とコルト/コルテック社長を非難した。

現地のメディアも『遠征団』に深い関心を見せた。現地のフリーラジオ取材員 と取材記者は黄色いレインコートを着て横断幕を持つ『遠征団』に絶えずフラッ シュを光らせた。彼らは『遠征団』が社長に会うために韓国からきたという話 に驚きを示した。記者たちは「社長は韓国に住んでいないのか? いくら経済が 苦しくてもドイツでは労働者の同意なく会社を廃業させることはめずらしい。 あなたたちの状況が韓国の一般的な事例なのか」と質問しながら、「韓国はと ても発展したと聞いたが労働者の状況は劣悪だという事実は初めてだ。韓国政 府に失望した」と遺憾を伝えた。

▲ヨーロッパのフリーラジオ取材団がコルト/コルテク闘争に取材している。彼らはずっと"事実か?"と尋ねた。

異例のコルト-コルテック闘争が紹介されたG20反対集会

「経済危機を労働者に転嫁することに反対する私たちとあなたたちの闘争は同じだ」

現地の労働者たちとメディア各社の関心で、闘争団員の顔は始終明るかった。 この日の集会は進歩新党、民主労働党党員と韓国留学生が同席し、『遠征団』 の通訳を助けた。またドイツ金属労組のホルスト・ムント国際室長は、ドイツ 金属労組の組合員にコルト/コルテック闘争を紹介した。

▲「国際連帯万歳!アンチ コルト!」

G20反対集会デモ行進が始まった。ボッケンハイマーを出発し、オペラハウスを 経てローマ広場に行った。フランクフルトの中心だ。G20に反対する多くの人々 が横断幕を広げて持ち「経済危機を労働者に転嫁するな、われわれは君たちよ りもっとうまくやれる」と大声を張り上げて行進した。『遠征団』も一緒に行 進した。『遠征団』が横断幕を持って『インターナショナル』を歌いながら行 進すると、集会に参加した労働者たちもそれぞれ自分の言語で『インターナショ ナル』を歌った。デモ行進の間中、『遠征団』と会った人々は『ドイツに来た 理由』を尋ね『遠征団』と共に叫んだ。「国際連帯万歳!アンチ コルト!」

G20反対集会の参加者たちとローマ広場に到着した。多くの人波を破って舞台に 近付こうとしたが、ぎっしりと埋まった人で『遠征団』は舞台前の席をあきら めなければならなかった。『遠征団』はローマ広場の入口で宣伝戦をした。天 気がころころと変わり始めた。雨が降り、太陽が出たと思うとまた雨が降った。

瞬間、『コルト、コリア』という単語が舞台のマイクから流れた。韓国の不当 解雇労働者たちがドイツに闘争をしにきたと紹介したのだ。「黄色い服を着た 韓国の人に注目しろ、ギター生産業者コルトの社長は労組を作ったという理由 で工場を閉鎖し、工場を中国とインドネシアに移転した。労働者が社長の顔を 見るためにミュージックメッセが開かれるこちらにきた。私たちがこの闘争を 知らせて連帯するのは当然だ」という内容がローマ広場に鳴り響いた。異例な ことだった。ドイツにも多くの事業場があり、彼らの話をすべて紹介すること ができない状況で、遠い韓国で闘っているコルト/コルテック闘争が紹介された のだ。ホルスト・ムント国際室長は自分のことのように喜んで「今広場の労働 者たちがコルト/コルテック闘争を関心深く聞いている。今は私たちが彼らに直 接私たちの話をすればいい」と話した。

闘争団員たちの顔が明るくなった。広場を行きかう多くのヨーロッパ人が私た ちに近寄り、宣伝物を受け取った。また『遠征団』と共に写真を撮ろうとして、 ドイツに来たことを歓迎する身振りを見せた。私たちに「あなた方の闘争はす ばらしい、われわれはあなた方の闘争に興味を持っている。今日のように重要 な集会に紹介されたあなた方の闘争を詳しく教えてくれ」とし、『遠征団』を 取り囲んだ。ドイツの政治党員たちは私たちの話を録音して「韓国ギター生産 労働者の闘争を必ずヨーロッパ全域に知らせる」という言葉を繰り返した。

マルクス・ハイザー氏は「非人間的な経済は作動できない」とし「今日の集会 とあなた方の闘争は同じだ」と述べた。また別の集会参加者は「朴社長、私は ドイツの労働者です。労働者の解雇を取り消しなさい。われわれはもうあなた 製品を買わない」と強調した。『遠征団』の姿を写したヘルムート・クローネ 氏が周囲の労働者に叫んだ。「私たちに正義を!」

▲ドイツ労働者が共に横断幕を持ち、闘争団の闘争を支持すると述べた。

(チョン・ユンミ記者)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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