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韓国:YTN労組員、告訴内容にもない容疑で逮捕
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YTN労組員、告訴内容にもない容疑で逮捕

警察「労組員がク・ボノンを暴行」-労組「暴行の事実はない」と反発

ミディアース www.mediaus.co.kr / 2009年03月24日13時05分

3月22日、警察はYTN労組員4人に『ク・ボノン社長暴行容疑』で逮捕令状を申請 したが、YTNはこれまで労組員に5回告訴した内容にはク・ボノン社長暴行は含 まれれていないことが明らかになった。

ミディアースが確認した結果、3月22日に警察が労組員4人に逮捕令状を申請し た理由は、1月29日の『ク・ボノン社長暴行容疑』で、彼らが3回にわたる出席 要求に応じずに逮捕令状を申請したことが明らかになった。警察は会社側の告 訴内容に含まれない容疑で労組員を逮捕したわけだ。

▲YTN労組が24日午前10時ソウル、南大門路YTNタワー1階で全面ストライキ決意大会を開いている。(c)ソン・ソンヨン

警察は『ク・ボノン社長暴行容疑』に対し「追加調査の過程で新たにわかった」 と、労組員の逮捕令状申請の理由と説明した。結局、3月23日深夜12時になって 労組員3人への拘束令状を申請した。

YTNはこれまで、△2008年9月9日ノ・ジョンミョンなど6人、△9月12日ノ・ジョン ミョンなど12人、△11月14日ノ・ジョンミョンなど4人、△12月19日ノ・ジョンミョ ンなど4人、△2009年1月22日ノ・ジョンミョンなど19人を5回にわたり、45人(重 複者を除けば20人)を告訴した。

YTNが労組員を最後に告訴した時点は1月22日で、『ク・ボノン社長暴行容疑』 を受けている1月29日は告訴内容に含まれなかった。

これに対してYTN法務チームの関係者はミディアースとの通話で「追加告訴はし ていない、最後の告訴に対する追加容疑を適用したのだろう」と話した。

カン・ヒラク警察庁長官も3月23日午後5時に民主党YTN事態対策委員会議員との 面談で、「(YTNの)告訴5件は昨年の9月9日から1月22日までで、業務妨害の事実 があった」とし「ところが追加告訴以後(の調査過程で)1月29日に追加犯罪事実 があった」と話した。

▲警察が民主党議員の抗議訪問に備え、あらかじめ作成した『予想質問回答資料』(c)ソン・ソンヨン

3月24日午前1時、南大門警察署から釈放されたイム・ジャンヒョク〈突発映像〉 チーム長は、「ク・ボノン社長への暴行容疑は知らない事実だと調査の過程で 話した」と話した。

イム チーム長は「ク・ボノン社長を暴行した容疑で3回(書面2回、電話1回)出 席要求をした」という警察の主張に対し「書面で1回きただけで、手紙が到着し た日は18日だったが出席要求日はすでに過去の17日だった」と指摘した。

彼は「調査の過程で警察は全面ストライキについて詳しく聞いた。『どういう 関係があるのか』と聞き直すと、最後に「経済が難しい中で賃上げ要求する(労 組の)ストライキは間違っているのではないかといった」と伝えた。

YTN労組はこの日の午後2時ソウル市瑞草のソウル中央地方法院前で「無理な警 察の不当捜査糾弾記者会見」を開き、警察の標的捜査疑惑を提起して具体的な 情況を共に明らかにする計画だ。(ソン・ソンヨン記者)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2009-03-30 07:30:24 / Last modified on 2009-03-30 07:30:29 Copyright: Default

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