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韓国:言論労組スト暫定中断
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言論労組4日午前6時全面ストライキ暫定中断

「採決するという与野の合意は源泉無効」

ミディアース www.mediaus.co.kr / 2009年03月03日10時45分

『社会的議論機構で議論した後に採決』に与野が合意したことに関連し、言論 関連法阻止のために全面ストライキに突入した全国言論労働組合(委員長チェ・ サンジェ)が3月4日午前6時に全面ストライキを暫定中断することにした。

言論労組は3月2日午後5時、非常対策会議で「製作拒否などの全面ストライキに 突入したすべての本部、支部、分会は、4日午前6時付けで全面ストライキ闘争 を一時中断してまて現業に復帰する予定」と明らかにした。

言論労組はしかし『100日間議論した後、採決する』という与野の合意には「源 泉無効」を宣言し、受け入れられないという立場を明らかにした。

言論労組はこの日声明を出して「ハンナラ党は誤認してはならない。言論労組 の最終闘争目標は、与野合意処理ではなく言論悪法の廃案」とし「今日の合意 でハンナラ党はこれから百日の時間さえ過ごせば、6月の国会で採決を強行する 名分を得た。言論労組は今日の合意を拒否し、言論悪法を廃棄するまで闘争を 展開する」と明らかにした。

言論労組のクォン・チョル事務局長は「国民的合意を率いる意志がないハンナ ラ党は、ただ100日という期間だけを延長した」とし「100日後、今と同じよう に数の優位で強引に採決するだろう」と予想した。

彼は「社会的議論機構できちんと議論をするのなら、期限を設定するべきでは なかった」とし「100日という期間を限定して議論をすることにも問題がある」 と指摘した。

彼はまた「社会的議論機構がどう構成され、議論機構の影響の程度が6月の言論 労組の闘争に影響を与える」と付け加えた。

言論労組は全面ストライキを暫定的に中断するが、4月と5月に言論関連法反対 の意志をはっきりさせるために、大規模な集中集会などを開いたり、文化祭等 で市民と息を合わせて言論関連法の問題を積極的に広報する計画だ。

言論労組の全面ストライキ暫定中断により言論労組傘下の支部・本部も製作拒 否を中断するなど現場復帰方針を明らかにしている。

以下は全国言論労働組合の声明全文だ。

処理時限を限った言論悪法与野合意は無効だ

民主党は100日後のハンナラ党のかっぱらい処理の名分を作ってやった

ハンナラ党と民主党が言論掌握を企てる言論関連法を100日間議論した後、採決 することに合意した。全国言論労働組合(委員長チェ・サンジェ、以下言論労 組)は、与野の今日の合意を国民的な希望を破る交渉だと規定し、与野の合意が 無効であることを宣言する。ハンナラ党は特に1.6合意の内容を根底から否定し、 多数の力で言論悪法をかっぱらい処理する野心をくじかなかった。結局、2月の 臨時国会で、ハンナラ党がキム・ヒョンオ国会議長を脅迫し、金議長も当初明 言していた所信をきちんと守れず、かっぱらい処理をなんとか避けた形になった。

言論労組は処理時限を限った今日の与野合意は、かっぱらいの時期を百日後に 先送りしただけの取り繕いだという点をもう一度明確にする。民主党も国民的 な支持と期待に応じられないまま、ハンナラ党の職権上程の圧迫の前で、して はならない後退をしてしまった。国民は、民主党が言論悪法かっぱらい上程を 全身で防ぎ、以後、言論悪法がかっぱらいで通過すれば国民的な抵抗運動を展 開し、かっぱらい法を無効にする闘争を展開することを望んだ。当初、民主党 は言論悪法だけは絶対に譲歩できないとし、徹底抗戦の態勢を見せたが、とん でもないことに終盤に誤った選択をしてしまった。言論労組は社会的合意機構 ができても、たった100日間で深い議論をするのは不可能だと見ている。特に、 社会的合意機構がこのように処理時限を限って議論をすることは常識に合わな い。したがって言論労組は今日の合意が言論悪法廃棄闘争を展開する言論労組 の今後の闘争に何の影響も与えないことを繰り返し明言する。

ハンナラ党は誤認してはならない。言論労組の最終闘争目標は、与野合意処理 ではなく言論悪法廃棄だ。与野が合意したとしても、朝鮮・中央・東亜放送、 財閥放送の誕生、地域言論の抹殺、言論公共性の後退、世論多様性の弱化など、 言論悪法の本質を取り除かなければ、どんな合意も認められない。今日の合意 でハンナラ党は、今後百日の時間さえ過ごせば6月の国会で採決を強行する名分 を得た。時限に追われる社会的合意機構が100日後にやってくる災害を考えると ぞっとする。言論労組は今日の合意を拒否し、言論悪法を廃棄するまで闘争を 展開するだろう。

2009年3月2日 全国言論労働組合

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2009-03-05 07:58:23 / Last modified on 2009-03-05 07:58:26 Copyright: Default

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