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『オペラハウス』の解雇反対徹夜籠城

団長も退勤せず事務室に閉じこもる... 11日の交渉の可否がカギ

アン・ポヨン記者/ 2009年02月11日12時06分

2月10日午後から労使団体交渉場の入口で夜を明かした公共労組国立オペラ合唱 団支部の組合員約30人が11日午前も解雇撤回と追加交渉を要求して座り込みを 続けている。

労組員徹夜座り込み...「解雇撤回交渉再開」を要請

国立オペラ合唱団支部は2月11日午前11時現在、ソウル芸術の殿堂オペラハウス 4階、昨日団体交渉が開かれた会議室前の廊下で座り込んでいる。国立オペラ団 のキム・ホンジン事務局長は、11日午前9時50分頃に座込み場を訪れ、団長から 全権を委任されたとして対話を要請した。これに対して座り込みをしている組 合員たちは人事の決定権を持つ団長がすぐ近くにいるのに、責任を取れない事 務局長とは対話できないとし送りかえした後、対策会議を進行中だ。

▲徹夜籠城中のオペラ合唱団員が労組幹部の交渉内容の説明を聞いている。

イ・ソヨン国立オペラ団長は、労組員の座り込みで10日夕方から退勤できず、 団長室で一晩を過ごした。オペラ団の通報で出動した警察は、2月10日夕方6時 に労使双方と会い、現場を確認した後に帰った。警察は10日の夜11時、また現 場にきたが「監禁ではなく団長が自分で扉を閉ざしている、団長の退勤を妨害 していない」という座り込み労組員の話を聞いて戻った。

オペラ団の監禁通報で二度警察が出動

労組は2月11日午前、解雇撤回と交渉継続の確約を受けない限り、無期限座り込 みを続けると宣言し、文化観光部の担当局長面談を行う一方、ソウル地方労働 庁に勤労監督官の派遣を要請し、労使交渉を再開させる方針だ。合唱団支部は 10日の午前11時に労使2次団体交渉を行い、続いて午後2時ソウル芸術の殿堂内 国立オペラ団入口で記者会見を開いた後、その場で座り込みに入った。

国立オペラ団のイ・ソヨン団長がこの日の午後4時、社会的企業を作って団員の 雇用を継承する方案を提示した後、現場で団長と団員の間で1時間20分ほど面談 が行われた。しかし労組は「団長が言う雇用継承は信じることもできず、もし 可能でも解雇撤回を確約させるまでは座り込みをやめない」とし、この日午後 5時20分頃、また1階ロビーで座り込みに入った。

国立オペラ合唱団支部のチョ・ナムン支部長は、「2002年の創立以後7年間、常 任団員に選ぶというオペラ団の言葉を希望に、最低賃金にもならない月給で働 いたのに、一方的な合唱団解体と解雇通知は、とても受け入れない」と話した。 40余人の合唱団員は昨年末に公共労組に加入し、解体反対闘争を行ってきた。 国立オペラ団は1月8日に費用削減などを理由に傘下の合唱団員40人に解雇を通 知した。

合唱団員たちは、創立以来7年間、労働者の基本権利である四大保険にも加入で きず、最低賃金も適用されないまま酷使されてきた。合唱団員は『国立』団員 の自負心で7年を耐え、毎年増える公演と合唱コンサート、全国巡回公演の日程 などを消化してきた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2009-02-15 02:05:50 / Last modified on 2009-02-15 02:05:51 Copyright: Default

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