韓国:解雇・廃業に団結で戦うヴァレオ労働者たち | |
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DIE TOGETHER、VALEO!(いっそ一緒に死のう、ヴァレオ!) 車両用エアコンにも整理解雇の嵐がまき起こっている。コンプレッサー専門メー カーの忠南のヴァレオ空調コリアが最近全職員の50%構造調整と40%賃金カット を要求し、去る10月26日に電撃的に廃業と清算計画を発表、全職員の整理解雇 攻撃に出た。ヴァレオ空調コリアは世界30か国の工場で6万人の労働者を雇用す る巨大自動車部品メーカーであるフランスのヴァレオ(Valeo)グループの空調シ ステム事業部工場の一つで、約140人の生産職労働者がいる所だ。 車両エアコン用コンプレッサーを製作するヴァレオ空調コリアが打ち出す整理 解雇・廃業の理由は何か? ヴァレオ空調コリアの納品先は、内需と輸出に分れ ているが、主に内需は双竜車とルノー三星、そして輸出は米国GMだった。だが 双竜車は回復に問題があり納品が中断され、ルノー三星はニューSM3に他の製品 を使用することになり物量が大幅減った。米国GMは昨年末の金融危機の時に急 に切れたという。状況がこれほどになったが、労働者の責任はどこにあるのか? 新しい納品先を労働者たちが見つけなければならなかったのか? 経営に少しで も干渉しようとすれば『経営権侵害』と言って暴れるのに! 事実、ヴァレオ空調コリアの狙いは他にある。こちらには生産職にはたった1人 の非正規職もいない。使用者側が外注化・非正規職化を言うと、労働者が固く 団結して反対してきたためだ。今年の初めから物量が減った時も、労組は全組 合員出勤指針を下し、組合員たちも積極的に賛同、自身の雇用と賃金を守って きた。文字通り、民主労組運動の『模範事業場』だったのだ。 そのため資本家どもはこうした模範を撲滅するために虎視耽々と狙っていた。 整理解雇と賃金カットを押しこみ、希望退職を勧めたが、残念なことに1次希望 退職で管理職・事務職を中心に35人が出て行ったが、2次希望退職にはほとんど 応じなかった。労働者自らが強く団結して危機を突破しようとする意志が爆発 したのだ。すると資本は最後の手段として廃業・清算で全職員の解雇という超 強気を出したのだ。 しかし現在100人ほど残っている組合員たちは、また団結の鉢巻きをまいて工場 を死守し始めた。廃業が発表され、管理者も出勤をしないので、自然と労働者 たちだけの工場になってしまった。組合員1人当り70万ウォンの闘争基金を出し て闘争長期化への対応もしている。団結力が維持されていることに驚いたヴァ レオ使用者側は、廃業を1か月先送りしてもいいという意思を示したが、それは また無用の希望退職で団結力を破壊する術策であることを労働者たちはよく知っ ている。 双竜車整理解雇粉砕闘争で「一緒に暮らそう」というスローガンが叫ばれたが、 廃業・清算に対抗するヴァレオ労働者たちは"DIE TOGETHER、VALEO!(いっそ一 緒に死のう、ヴァレオ!)"という横断幕を工場の前に付着したまま今日も闘争を 続けている。 原文よりヴァレオ関連のみ抜粋 文責: 安田(ゆ) Created byStaff. Created on 2009-11-24 08:54:30 / Last modified on 2009-11-24 08:54:33 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |