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韓国:鉄道労組、5〜6日にストライキ
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鉄道労組、5〜6日にストライキ

公社の態度が変わらなければ2、3次ストライキも予告

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2009年10月30日17時03分

全国鉄道労働組合(鉄道労組)が11月5〜6日に1次ストライキに突入することに した。5日は非首都圏組合員が、6日には首都圏組合員がストライキをする。

鉄道労組は10月29日に拡大争議対策会議を開き、ストライキの日程を確定した。 1次ストライキ以後、11月中旬頃に2次ストライキもすることにした。2次ストラ イキの後も鉄道公社側の態度が変化しなければ3次ストライキも予告した。

▲キム・ギテ鉄道労組委員長が29日の拡大争対委で決意を明らかにしている。[出処:鉄道労組]

鉄道労組は10月21日から3日間行われた争議行為賛否投票で、76.58%の組合員が 賛成票を投じ、ストライキを決めた。これは、これまでの賛否投票のうち最も 高い賛成率だ。投票率も100%に達する支部が相当数あり、職種別の違いもなかっ たという。鉄道労組は「予想より高い賛成率」とし「ホ・ジュニョン社長への 怒りが反映された、以後の闘争に大きな動力になる」と明らかにした。

今回、鉄道労組がストライキを決めたのは、鉄道公社側の交渉懈怠に原因があ る。10月23日の地方労働員会の特別調停会議で「労組は委員長が直接参加する などで交渉意志を見せたのに、鉄道公社はそうでない」とし、調停期間を10月 28日まで延長した。鉄道労組によれば、鉄道公社のホ・ジュニョン社長は特別 調停会議に一度も参加していないという。

鉄道労組は「鉄道労組社は2週間に一回本交渉を開くことにしたが、ホ・ジュニョ ン社長が就任してから本交渉は4回しか開かれていない」とし「鉄道労組がスト ライキを決めたのは、公社の交渉懈怠と続く労組弾圧のため」と明らかにした。 国政監査ではホ・ジュニョン社長就任以後、350余人の組合員を告訴告発したが 「公社が労組慣らしをしているのではないか」という叱責を受けることもした。

鉄道労組のキム・ギテ委員長は、「闘争より対話と交渉で円満な解決を試みた が、返ってきたのは懲戒と労組弾圧だけだった」とし「結局、ストライキを決 めたが、いつでも対話をする、円満な解決のために最善を尽くす」と述べた。

▲鉄道労組は9月8日に一日警告ストライキをした。[出処:鉄道労組]

一方、鉄道公社は10月30日に報道資料を出して「特別調停会議を経て基本給 2.5%返却という当初の案を修正し、賃金凍結を提案するなど意見の差を狭めて 行こうと思ったが、鉄道労組がこれを拒否した」とし、「ストライキは国民の 公企業としての国民に対する道義的責任を忘却した行為」と反論した。

鉄道公社は11月3日付で争議対策本部を構成し、非常勤務に入る予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2009-11-19 01:50:39 / Last modified on 2009-11-19 01:50:40 Copyright: Default

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