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簡単につぶれた正規職の夢[インタビュー]イ・サンボンKBS契約職支部組合員
チョン・ムンギョ記者
moon1917@jinbo.net / 2009年09月24日16時35分
「秋夕には家に帰らなければ。とにかく失業給付でプレゼントを買おうと思い ます。両親は解雇されてから知らないので休暇で行くことにします。老人なの で、正規職、非正規職というのをよく知らないので、非正規職だから解雇され たとは言えないでしょう。KBSに入ったと喜んでいたのに」 KBSで7年間ニュースバンを運転していたイ・サンボン氏は7月31日に解雇された。 KBSは6月末にイ・サンボン氏に子会社のKBSメディアテクへの転籍を要求した。 彼は悩んだ末に転籍を拒否し、契約満了を理由に解雇された。 「公営放送が非正規職法を悪用」 大邱で建設業をしていたイ・サンボン氏は、一時ずいぶんかせいだが、IMFの余 波で不渡りにあった。7年前に6百万ウォンを持ってソウルにきてKBS派遣職とし て働き始めた。入社2年後、イ・サンボン氏は周辺の正規職に年俸契約職試験を 受けろと勧誘された。年俸契約職になれば正規職になるかもしれないという話 も聞いた。しかし年俸契約職試験を受けるには辞表を出さなければならなかっ た。試験に落ちれば失業者になりかねない。彼は辞表を書いて冒険を試みた。 幸い年俸契約職になったイ・サンボン氏は身分上昇(?)の機会を得たと考えた。 言論労組KBS契約職支部組合員の理由は多様だが、イ・サンボン氏のようにほと んど正規職になれるという希望を持っていた。しかし現実は彼らの希望と違った。 「年俸契約職試験を準備しながら、資格証明を取るために大学も入りました。 7年間の年俸は2千万ウォンもならない薄給で頑張って働いたのは、正規職にな れるという希望でした。ところが正規職にしたくなくて、解雇をしました。国 営放送局が非正規職法を悪用するなど話になりますか?」 KBSは6月、「非正規法で使用期間が2年を超過する期間制および派遣勤労者を無 期契約にしたり契約を解約しなければならない」と発表した。このうち63人を 無期契約職に転換し、あとは契約終了、子会社転換、請負転換を実施した。転 籍を拒否した人々は契約終了時点に合わせて解雇されたり解雇を控えている。 これらのうち正規職に転換された人はたった1人もいない。2007年の非正規職法 施行を残す時点で、大量解雇で始まったニューコア-イーランド事態と大きく違 わない。 「闘争は簡単に終わらせない」 解雇された後もイ・サンボン氏は毎朝ソウル市汝矣島KBS本社に出勤している。 業務の代わりに出勤宣伝戦で一日を始め、1人デモ、集会出席、労働組合会議な どで一日を送っている。9月15日には解雇無効訴訟を出すこともした。 9月23日、KBS年俸契約職闘争が百日をむかえた。闘争百日は喜べるものではな いが、彼らは百日モチでKBS本社前での文化祭も開いた。 イ・サンボン氏は「闘争は簡単に終わらないでしょう。KBSは、何の準備もなく 解雇しました。解雇無効訴訟だけでも大法院まで行けば3年はかかるでしょう。 しかし7年間働いたので、くやしくても簡単に放棄しません」と話した。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2009-10-04 11:05:33 / Last modified on 2009-10-04 11:05:36 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |