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韓国:錦湖タイヤ、労使交渉中に整理解雇を個別通知
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錦湖タイヤ、労使交渉中に整理解雇を個別通知

労組、全面ストで対抗

チョン・ムンギョ記者 moon1917@jinbo.net / 2009年09月04日17時38分

錦湖タイヤが9月4日、整理解雇予告通知を押し切った。金属労組錦湖タイヤ 支会は整理解雇撤回を要求し、全面ストに突入した。

この日の午後2時頃、会社は整理解雇対象者に携帯電話のショートメールで整理 解雇予定者リストを個別に通知した。同じ時刻、労使は23次労使交渉を行って いた。労組は会社の整理解雇リスト個別通知に反発し、午後2時30分頃に全面ス トを宣言した。労組は会社が職場閉鎖を強行すれば占拠ストライキに突入する 予定だ。

この日の整理解雇個別通知は4日の午後5時現在、昼間勤務者だけに送られた。 会社は整理解雇対象者690人全員にこの日の夕方までに整理解雇リスト個別通知 を終える予定だ。

会社は8月17日に整理解雇計画を労働部に申告した後、同月24日に整理解雇対象 者733人のリストを労組に通知した。労組が24日に全面ストに入り、会社は25日 に職場閉鎖をした。労組が執行部選挙によりストライキを8月27日から9月2日ま で暫定的に中断し、しばらく小康局面に入っていた。労組の執行部選挙が終わっ た翌3日、労使は交渉を行ったが意見の差を狭められなかった。

労組は整理解雇に反発しているが、会社は労組執行部選挙期間など、これまで に希望退職を2回にわたり募集し、43人が申請した。

会社「経営悪化で整理解雇」 vs 労組「労組馴らし」

錦湖タイヤによれば、今回の整理解雇措置は深刻化する収益構造の悪化でやむ をえない措置だと言う。錦湖タイヤは「2004年から営業利益が落ち、昨年から 営業赤字に転落し、今年の上半期には累積赤字だけで1042億ウォン」だという。 会社は過度な人件費が競争力悪化の原因と見ている。

会社は定期昇給保留、定員再設定および余力人員の転換配置など、6項目を労組 が受け入れなければ光州と曲城工場の規模を70%に減らし、人材を大挙整理しな ければならないという立場を維持している。

しかし労組は、今回の整理解雇は経営危機のためでなく「労組馴らし」の措置 だと反発している。労組は「組合員が毎年平均130人ほど減少していて、昨年は 実質賃金20%削減に同意した。今年5月からの交渉で、賃金凍結を宣言するなど 譲歩案を出したが使用者側は20回余りの交渉で従来の提案を繰り返してきた」 と反発している。

労組は経営悪化の原因は、経営陣が無理に大韓通運と大宇建設の買収に参加し たためだと主張している。2006年の負債比率は164%だったのに、大宇建設買収 後の2008年には546%に増大したという。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2009-09-13 14:50:03 / Last modified on 2009-09-13 14:50:04 Copyright: Default

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