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「キリュン電子、腐ったものが入ってきた」

キリュン労組、キリュン電子新社屋前で初の集会

チョン・ムンギョ記者 moon1917@jinbo.net / 2008年11月29日6時17分

11月28日、金属労組キリュン電子分会は、キリュン電子が本社を銅雀区新大方 洞に移した後、新社屋前で初の集会を開いた。

キリュン分会はキリュン電子以前にキャンドル文化祭をこちらに移動させたこ ともあったが、それもキリュン電子の新社屋前ではなく新社屋に入る入口ビル の前でしてきた。キリュン電子の集会申告のためだった。

キリュン分会によれば、キリュン電子新社屋前の集会申告のために、2週間、深 夜12時になるとキリュン電子とキリュン分会は銅雀警察署の前で駆けっこをし てきたという。先に到着した人が集会申告を出すことができたためだ。2週間の 駆けっこを見ていられなかった銅雀警察署はキリュン労使間の調整(?)に入り、 調整の末、隔日で互いに集会申告を出すことに決めたという。

紆余曲折の末、キリュン分会はキリュン電子新社屋前で初めての集会を開いた が、この日の集会は決して順調ではなかった。キリュン電子新社屋周辺のアパー ト住民からの抗議のためだった。集会が終わる頃、あるアパート住民が司会者 のマイクを奪おうとして小さな騒ぎになった。集会の間、スピーカーからの 騒音が原因だった。

集会の司会をしたキリュン分会のイ・ミヨン組合員は、「騒音で苦しむ住民の 気持は理解するが、4年以上冷たい地面で闘ってきた私たちも苦しい」とし、 アパートの住民に理解を訴えた。

しかしこの日のキリュン分会集会に対する周辺アパート住民たちの抗議のほと んどは、キリュン電子に向かった。キリュン分会の闘争が有名(?)になったおか げで、キリュン分会だけを圧迫してもアパート周辺の騒音は解決しないと判断 したためだった。

キリュン分会の集会を周辺で見物していたあるアパートの住民は「ビル工事を して良いものが入ってくると思っていたのに、最近看板がかかり、キリュン電 子だと知った。腐ったものが入ってきた」とし「かわいそうな非正規職の人々、 会社ははやく解決しなければならない。それでこそ私たちも静かなアパートで 暮せるではないか」と話した。

1200日を越えるキリュン分会の闘争はキリュン分会組合員の苦痛だけでなく、 キリュン電子新社屋周辺の住民にも不便と苦痛となって続く局面だ。この日、 キリュン電子に抗議した住民に対してキリュン電子の総務理事は「関係ない人々 が(キリュン電子)前で集会をするので、私たちも困惑している」と訴えた。一 か月前、「妥結を前提に交渉をしよう」というキリュン電子の哀訴だった。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-12-14 15:38:02 / Last modified on 2008-12-14 15:38:03 Copyright: Default

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