韓国:労組は「合法スト」をしているのに不法と「推測」する政府? | |
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労組は「合法ストライキ」をしているのに不法だと「推測」する政府?李明博大統領に警察庁、大検察庁一敗で始まりもしないストライキを不法に追い立てる
イ・コンマム記者
iliberty@jinbo.net / 2008年11月19日18時57分
李明博大統領に続き、警察庁と大検察庁公安部までが、運輸労組鉄道本部とソ ウル地下鉄労組のストライキを始まりもしないうちに『不法』と呼び、各界か らの非難の声が高い。 李明博大統領はブラジル訪問中に行われた画像通信で、「鉄道労組の不法スト を厳格な法で治める」と警告した。続いて大検察庁公安部は今日(11月19日)に 関係機関合同会議を開き、今回のストライキについて「会社の経営権に不当に 介入する事項、解雇者復職などの勤労条件と無関係な事項を目的にするストラ イキは不法」とし「鉄道労組とソウル地下鉄労組の今回のストライキは、不法 ストライキに該当する可能性が高い」と語った。 鉄道本部もソウル地下鉄労組も、どちらも必須維持業務を維持して『合法スト ライキ』をする態度を維持しているのに、まだ始まりもしないストライキを政 府が不法だと規定して拘束方針まで立てたのだ。 民主労総、「李明博大統領、根拠もなく不法と罵倒」 そのため民主労総は声明を出して「李明博大統領は、労使の意見の差を狭める ために調整と仲裁をするべき責任を忘却し、正当な根拠もなくただ鉄道労組の ストライキを不法と罵倒している」と批判した。 民主労総は李明博大統領の『不法ストライキ』発言に対して「正確な根拠も提 示せず、労働者たちの合法ストライキを不法と罵倒して、世論を糊塗する典型 的な手法であり、露骨に不当な労働弾圧をする意志を示した」と指摘して、 「鉄道本部とソウル地下鉄労組は合法的な手続きでストライキをする。しかも 必須維持業務まで守ってストライキをするという」とし「それでも大統領が不 法を口にするのは憲法が保障した労働者の権利を否定して労働法を無視すると いうこと」と指摘した。 キャンドル自動車連合、「国民の命を担保に公企業を先進化するのか」 キャンドル市民も鉄道と地下鉄労働者のストライキを支持した。 キャンドル自動車連合運営スタッフは今日声明を出して「鉄道と地下鉄の人員 削減および外注業者労働者派遣は、市民を直接さらに多くの安全事故にさらし、 今はむしろ人材を補充すべき時期」とし「国民の命を担保に公企業先進化を叫 ぶのか」と李明博政権の鉄道と地下鉄への構造調整政策を批判した。 続いて彼らは「われわれは経済の産業基盤である道路、港湾、鉄道、通信、学 校、病院、上下水道およびエネルギーまで民営化して私有化にはまかせられな い」とし「彼らは10年前もこの国を破綻に至らせ、多くの若者の夢を奪っていっ たが、再び公企業先進化と言葉を変えて経済破綻の手順を追っている」と指摘、 「鉄道本部とソウル地下鉄労組のストライキを積極的に支持する」と述べた。 ▲ソウル・メトロ労使の終盤交渉が行われているソウル市龍踏洞の教育文化センター6階会議室. 終盤の交渉は午後4時に始まり30分で中断、午後7時現在も再開されずにいる。 一方、午後7時現在、鉄道本部とソウル地下鉄労組はそれぞれ韓国鉄道公社ソウ ル社屋とソウル市龍踏洞教育文化センターで終盤の交渉を続けているが、簡単に は意見の差を狭められずにいる。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2008-12-14 15:14:57 / Last modified on 2008-12-14 15:14:58 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |