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韓国:経済を救うには地下鉄の公共性強化を
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「経済を救うには地下鉄の公共性強化を」

ソウル・メトロ労使、午後4時から終盤の交渉「使用者側に態度の変化なければストライキ不可避」

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2008年11月19日13時53分

ソウル地下鉄労組とソウル・メトロ使用者側の昨日(11月18日)の交渉も、これ と言う成果なく終わった。そのため明日(11月20日) 04時に予定されているスト ライキがそのまま進められる確率がさらに高まった。

労使は今日(11月19日)も午後4時からソウル市龍踏洞の教育文化センターで終盤 の交渉を進める。ストライキ前夜祭は今日午後7時からソウル市龍踏洞君子車両 基地で開く予定だ。

使用者側、折衷案どころか既存の立場を反復

労組によれば、昨日の交渉でソウル・メトロ使用者側は合意案を出した。合意 妥結のための最終案だったが、既存の立場から変わっていなかった。使用者側 の合意案は、現在労使の核心の争点である外注化と人員削減を含む構造調整に ついて、すでに完了した部分への労組の同意を明示することと、団体協約の雇 用安定と組合活動保障、労働条件低下禁止の部分などの削除または緩和、団体 協約の有効期間も既存の2年から1年に短縮するなどの内容を含んでいたと労組 は説明した。

これに対して労組側は「一方的な構造調整の推進には事実上労組の同意を強要 し、団体協約は大幅に削除または後退させる案を提出、交渉委員が反発した」 と伝えた。

使用者側が退かずに既存の立場を固守したため交渉は中断と再開を繰り返し、 結局深夜12時をすぎて終了した。

この交渉で労組は、△すでに行われた外注委託の部分の原状復帰と今後の労使間 での十分な協議後に進行、△列車の安全点検などの業務改善は団体協約を尊重し、 労使協議で実施、△構造調整過程で発生した解雇者など重懲戒の原状回復などの 内容を含む折衝案を提示した。

労組は今日の交渉でも使用者側が立場を変えなければストライキは不可避とい う姿勢だ。労組側は「最後まで円満な妥結のために誠実な交渉の努力をつくす という立場には変わらないが、使用者側が昨日(18日)の交渉と同じ態度を固守 する限りストライキ突入は不可避だ」と明らかにした。

「経済難云々の前に腐敗と不正な金の祭りで腹を肥やす態度を厳正に対処を」

一方、運輸労組鉄道本部とソウル地下鉄労組のストライキに「経済難に何がス トライキか」という論理が広まっている。これに対してソウル地下鉄労組は立 場を出した。ソウル・メトロ使用者側も交渉の場で「経済が困難な状況だから ストライキを自制しろ」という言葉を繰り返したという。李明博大統領も同じ 論理で「不法ストライキは厳しく処断する」と脅しをかけた。

ソウル地下鉄労組は、韓国鉄道公社のカン・ギョンホ社長が金品授受で拘束さ れたこと、ソウル・メトロが外注委託の過程で特定の要人を推薦した疑いがあ ることを指摘し、「市民の財産である地下鉄が、経営陣と天下りの利益の場に 転落している事実があらわれた」と批判した。拘束されたカン・ギョンホ社長 は、ソウル・メトロ社長出身でMBマンの一人として広く知られている。

これに対してソウル地下鉄労組は「腐敗と不正な金の祭りで腹を肥やす人の態 度こそ、厳正な対処が必須」とし「使用者側は全く同じ経済難打令をならべる 前に、経済危機克服のための労組の主張を傾聴しなければならない」と指摘し、 「国民経済の動脈である地下鉄、鉄道を『安くて、便利で、安全に』利用する 条件を維持しろという労組の主張を分かりやすく解釈しなければならない」と し「これこそ経済難克服の出発だ」と声を高めた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-12-14 15:13:01 / Last modified on 2008-12-14 15:13:02 Copyright: Default

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