本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:鉄道・地下鉄20日ストライキ、交渉難航
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1229234807087St...
Status: published
View


鉄道・地下鉄20日ストライキ、交渉難航

19日各々ストライキ前夜祭開いてソウル地下鉄は全面スト、鉄道は部分スト

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2008年11月17日17時50分

ソウル地下鉄労働組合(ソウル地下鉄労組)と全国鉄道労働組合(鉄道労組)が 11月20日、各々ストライキを予告している。二つの労組とも交渉は難航している。

ソウル地下鉄労組、「経営改善は市民安全に合わせろ」 vs ソウル・メトロ、「ストライキは集団利己主義」

ソウル地下鉄労組は、ソウル市と使用者側の態度の変化がなければ11月20日の 04時からストライキに突入する立場だ。ソウル地下鉄労使はソウル市が進めて いる傘下公企業構造調整方針をめぐって対立を続けている。ソウル地下鉄労組 は、「事故の不安、非正規職の不法量産、血税の浪費を招く誤った経営革新は、 雇用不安を引き起こすだけでなく市民の安全にも威嚇になる」とし、ソウル市 とソウル・メトロの構造調整に反対している。

労使とも、最後まで対話で問題を解決するという立場だが、主な構造調整案を めぐり立場の差が大きく、簡単に合意できない状態だ。ソウル・メトロは今日 (17日)報道資料を出して「労組は職員の福祉と賃金にはあまり関心なく、職制 改編の原状回復、条件付き民間委託中止など、『革新推進の全面白紙化』と 『解雇者復職』等に固執している」とし「労組のストライキ実行は、国内外の 経済的条件が困難な現状況で労組の集団利己主義による誤った判断だという点 で大きな憂慮をもたらしている」と明らかにした。

これに対してソウル地下鉄労組は「経営の改善は市民の安全と便宜に符合する 方向で進めるべきで、使用者側がこれに共感して前提にすれば、いくらでも対 話による解決は可能だ」とし「今回のストライキは合法的な手続きと方式で平 和な方法でするが、市民の不便を最小にする手段を選ぶ。しかし労組の正当な 主張と団体行動権を不法化して事態を長期化させれば破局は避けられない」 と反論した。

ソウル地下鉄労使は明日(11月18日)にまた本交渉を開くため日程を打診してい るが、ここでも立場の差が狭められなければ、労組側は19日午後7時、ソウルの 君子車両基地でストライキ前夜祭を開催しストライキに突入する計画だ。

鉄道労使、カン・ギョンホ鉄道公社社長検察拘束方針に労使交渉も難航

鉄道労使も立場の差を狭められない。特に鉄道公社は、カン・ギョンホ社長が 人事請託と共に金を受け取った疑いで検察が事前拘束令状を請求しているため、 使用者側がこれを理由として交渉を進まないためなおさらだ。

これに対して鉄道労組は「カン・ギョンホ社長の不正疑惑や拘束方針が交渉を 回避する理由にはならない」とし「公社は社長の拘束方針を言い訳にせず、む しろ新しい交渉代表を出して積極的に交渉に出ろ」と指摘した。

[出処:鉄道労組]

そのため鉄道労組は11月15日から『安全運行』をしている。安全運行は、鉄道 公社が定めた作業規定で作業をする。時間などの理由できちんと守れない作業 規定をきちんと守り、働くわけだ。

鉄道労組は「安全運行闘争で一部の列車が遅れると、(鉄道公社は)言論と駅の 放送で『鉄道労組の怠業と部分ストライキで列車が遅れている』という嘘を言 い、鉄道労組が不法行為をしているように罵倒する」と述べた。続いて鉄道労 組は、「安全事故のたびに乗務員に責任を転嫁するが、実際に安全運行規則を 遵守した運行を徹底すると、懲戒を覚悟しなければならないのが現実」とし 「安全運行は無条件すべき当然のことなのに、これが闘争になってしまうとい う笑えない現実を鉄道公社は恥じるべき」と鉄道公社を批判した。

鉄道労組は19日までに鉄道公社と立場の差を狭められなければ、11月19日夕方、 全国で地区別にストライキ前夜祭をする計画で、20日から部分ストに入る予定 だ。部分ストでも合意できなければ、鉄道労組は委員長の命令で全面ストに突 入する。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-12-14 15:06:47 / Last modified on 2008-12-14 15:06:47 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について