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韓国:ニューコア労組、譲歩案を提示して『年内妥結』を要求
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ニューコア労組、譲歩案を提示して『年内妥結』を要求

30日午後2時までに会社側に回答を要求、「労組破壊を止めろ」

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2007年12月28日19時18分

ニューコア-イーランド一般労組のストライキが7か月を越しているが、 ニューコア労組が大幅な譲歩案を提示して会社側に『年内妥結』を強く要求し た。イーランド一般労組も年内妥結のための提案を提示すると発表された。

ニューコア-イーランド一般労組は今日(12月28日)、ニューコア江南店前で記者 会見を開き、「イーランドグループは組合員への反倫理的な現場復帰の懐柔と 脅迫を中断し、長期ストライキ事態を解決しろ」と要求した。

ニューコア労組は、○2009年7月1日までに非正規職の段階的正規職転換、細部 事項は会社側に委任、○転換配置正規職の外注委託請負契約が満了するまでに 元職への転換、○懲戒者27人に再審手続き経て現在の懲戒程度より一段階ずつ 低くすること、○『ニューコア再生非常対策委』の即刻解散および不当労働行 為の中断などを妥協案として提示した。

ニューコア労組はこれを会社側が受け入れれば「現在残っている外注委託請負 契約期間を認め、賃金凍結と成果給提案を放棄する」と明らかにした。ただ、 長期ストライキによる組合員の生計のために妥結後直ちに通常賃金の100%を支 払うよう要求した。ニューコア労組のチェ・ホソプ事務局長によれば、労組が 提示した案はこれまで会社側が提示した案を大幅に受け入れたものだという。

ニューコア労組はこのような提案に対する会社側の回答時期を12月30日午後2時 とした。

ニューコア-イーランド一般労組は記者会見で「ともに闘った正規職、非正規職 組合員全員が深刻な生活苦を味わい、最も寒い冬を送っている」とし「帰る所 がないのではなく闘争が正当だからだ」と妥協案を提示した背景を説明した。

続いて「会社側は交渉を控えて妥結を模索するのではなく、ただ交渉で優位に 立つために、もう一歩踏み出して労働組合を押し倒そうと血眼になっていた」 とし「パク・ソンス会長は愛の教会長老職を辞任してまで、労使問題の解決を 無視しようとしている」とこれまでのイーランド側の態度を批判した。

ニューコア-イーランド一般労組は李明博当選者に対しても苦言を惜しまなかった。

彼らは李明博当選者を「労組がニューコア-イーランド事態の原因を提供した。 イーランド事態のような不法争議行為は厳しく処断するという妄言で、問題の 解決をさらに難しくした張本人」と指定し、「非正規職問題の深刻性を言葉だ けでなく、今からでも非正規職問題解決の試金石になるニューコア-イーランド 長期ストライキ事態について正しく把握し、解決するために努力しろ」と語った。

一方、ニューコア-イーランド一般労組と民主労総の各地域本部は今日、ニュー コア江南店の前での集会を始め、年末をむかえるイーランド系列売り場の前で ストライキ事態解決を要求する集会を続けていく予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-12-31 02:55:12 / Last modified on 2007-12-31 02:55:13 Copyright: Default

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