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韓国:釜山新港湾建設現場ダンプ労働者ストライキ20日目
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釜山新港湾建設現場ダンプ労働者ストライキ20日目

民間工事級で非常に不足した公共工事運搬費で働いても赤字

パク・ムンソク現場記者 / 2007年09月10日14時30分

釜山新港湾工事現場にダンプカーを止め、120余人のダンプトラック労働者た ち(全国建設機械労組Boole京本部)が20日間の全面ストライキ闘争を続けている。

工事に参加した組合員全員が自発的に自分の車のキーをストライキ指導部に預 け、100人ほどがストライキ現場を守っている。残る20余人は釜山海洋水産庁 前で無期限テント座り込み闘争を行っている。

彼らの要求の内容は、適正運搬費保証と中間斡旋ブローカーの排除にある。す でに2006年4月の全面ストライキで、建設交通部が『公共工事でも民間工事級 の30〜35万ウォン程度の運搬費に合わせること』を勧告しているが、やはり新 港湾建設現場では23万ウォンという低い運搬費(賃貸料)しか支払われていない という。また、ダンピングを強要する建設会社と中間ブローカーの斡旋料ピン ハネ、、配車権を持ち横暴を働く現場管理者などにより、ダンプ労働者の怒り は大きくなってきた。

「一か月働きづめでもオイル価格を除けば斡旋料を取られ、車にかかる金を払 えば50〜60万ウォン程度しか残らない。どうやって生きていけというのか? あ まりにもひどい...」

数日間で伸びたひげで潤いがなくなった顔で釜山海洋水産庁前の朝出勤宣伝戦 をしているある組合員の話だ。

現在、釜山海洋水産庁の仲裁で釜山港湾公社と11の建設会社を一か所に集め、 労働組合との共同交渉が行なわれている。しかし運搬費引き上げをめぐっては 建設会社との合意は難しいもようだ。釜山支部のある幹部は、工事の期限によっ て建設会社としても時間を引きのばさないだろうと展望し、秋夕は家で家族と 共に送れるよう期待するという立場だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-09-20 20:46:37 / Last modified on 2007-09-20 20:46:38 Copyright: Default

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