韓国:イーランド労働者がまた占拠座り込みをした理由 | |||||||
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イーランド労働者がまた占拠座り込みをした理由会社側、不誠実交渉と悪宣伝だけに集中...政府と裁判所も一役
イ・コンマム記者
iliberty@jinbo.net / 2007年07月29日6時41分
7月20日、公権力により、20日あまり行なわれていた占拠座り込みが強制的に 解散させられてから一週間、ニューコア労組とイーランド一般労組は再び占拠 座り込みを選択した。 ニューコア労組とイーランド一般労組がまた占拠座り込みを選択した理由は 何だろうか。 労組側交渉委員全員を拘束させて交渉ができるか 最大の理由は、イーランド会社側が強制座り込み解除の後も誠実に交渉するど ころか、労組への悪宣伝だけをしているためだ。 占拠座り込みに対する公権力の強制鎮圧直前まで続けられた交渉でイーランド 会社側が『まず座り込み解除』の態度を曲げず、労使交渉は難航していたが、 これに続いて強制鎮圧から一週間でようやく行われることになった交渉には、 代表理事が参加せず、交渉は開かれもしなかった。理由は交渉場所だった。 交渉再開前、労組側は交渉委員の身辺保護を会社側に要請した。理由は、ほと んどの交渉委員に逮捕令状が発行されているためだった。しかし会社側は身辺 保護どころか、交渉直前に交渉委員として参加するはずのイーランド一般労組 幹部2人が拘束される事態が発生した。これに対して労組側は交渉場所として、 身分を保証される民主労総を提案したが、会社側は民主労総ではない第3の場所 にすることに固執した。 攻防の末、会社側は交渉場所として民主労総を受け入れたが、実際の交渉には 代表理事が出てこなかった。実務陣が委任状を受けたとして交渉再開を要請し たが、労組側は代表権を持つ人物が出てこない以上、交渉は無意味だという立 場を維持した。こうした会社側の態度に対して労組側は「占拠座り込みも強制 的に鎮圧され、会社側はこれ以上失うものはないと判断をしたようだ」と指摘 した。結局、交渉は再開できなかった。 会社側、集団Eメール、日刊紙広告、仮処分申請まで イーランド会社側は、交渉のための基本的な労組側の要求も受け入れないとい う不誠実な態度を示したばかりか、労組に対する悪宣伝に集中した。 会社側は全職員にメールを送り、『内職場守り運動』を提案し、「周辺の知人 100人にインターネットのEメールとブログ、カフェ等で」会社側の一方的な主 張を含むウェブポスターを配布するよう指示した。またこのウェブポスターは 印刷され、イーランド売り場の職員が各地下鉄駅で配布した。 続いてイーランド会社側は、14の日刊紙に労組の立場を歪曲する広告をのせ、 ホームエバーを運営する(株)イーランドリテイルは全国32のホームエバー店舗 への『営業妨害禁止仮処分申請』を提出し、労組の合法的な争議行為をすべて 遮った。これに労組は「詐欺をやめろ」とさらに怒っている。 事態の長期化に一役買った政府と裁判所 こうした会社側の態度に力を貸しているのは政府と裁判所でもある。 裁判所は(株)イーランドリテイルによる仮処分申請を認め、これを破れば労組 が1回に1千万ウォン、組合員9人には1回100万ウォンを会社側に支払えと判決 した。裁判所は会社側の仮処分申請を認め、労組が争議行為期間にできるほと んどの行動を阻止した。そのため社会人権団体は「裁判所の決定は労働基本権 を無視するもの」と強く反発している。 政府も会社側に立つ役目を正確に演じている。 労働部の李相洙(イ・サンス)長官は、民主労総がイーランド非正規職労働者の 戦いを全国的に拡散させ、不買運動を加速していることについて「第3者介入」 と呼び、時代遅れの労使観を持っていることを見せた。李相洙長官は「イーラ ンド事態は労使が自主的に解決させるべきで、これに第3者が介入して不買運 動するようなことが果たして事態を正しく解決する側へ行くのか、非常に疑わ しい」と話した。これに対して民主労総は、「公権力の投入で労使交渉を妨害 した李相洙長官が第3者介入だ」と強く反発した。 結局、会社側の不誠実な交渉態度とこれを擁護する政府と裁判所の態度が事態 をさらに悪化させているのだ。 労組は「会社側の誠実交渉だけがこの事態を終結させる」と繰り返し強調して いる。今朝、座込み場で開かれた集会で、ニューコア労組のチェ・ホソプ事務 局長は「私たちの闘争は何人かの幹部が拘束され、公権力が侵奪したからといっ て終わるものではない」とし「闘争を終わらせられるのはイーランド会社側が 誠実に交渉に臨むことでしかない」と声を高めた。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2007-07-31 09:52:58 / Last modified on 2007-07-31 09:52:59 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |