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タワークレーン分科のストライキで65%が稼動中止

部署間で協議できず... 建設機械登録遅延を糾弾

チェ・イニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2007年06月05日17時12分

5月25日から順法闘争など、10日間の部分ストを行った末、4日に全面ストライ キに突入した全国建設労働組合タワークレーン分科が5日の11時に民主労総1階 で記者会見を行い、使用者と政府側に事態の解決を要求した。

タワークレーン分科は使用者側に △一日2時間強制延長勤務廃止 △危険手当資格手当てなどの新設 △国公休日保障 を要求、政府には △タワークレーン建設機械登録および管理検事体系の一元化 △専門信号手制導入 を要求している。

イ・ジョンウォン記者

主な要求の一つであるタワークレーン建設機械登録は、タワークレーン操縦士 がすでに何年も前から主張してきた。無登録機械状態のタワークレーンにより 平均13.3日に1人の割合で死亡事故が起きるなど問題となっていた。タワーク レーン操縦士は、安全管理と整備が正しく行われていないタワークレーンを操 縦し、平均3〜4回が生命の危険を感じ、劣悪な操縦室の環境のために組合員の 80%が脊椎疾患などの職業病を抱えている。

「番号票」を持って死を待つ建設現場労働者
労働部の反対で建設機械登録施行が霧散の危機

このような問題点が提起され続け、さる2月には国会建設交通委員会でタワー クレーンを建設機械に含める建設機械管理法改正案が通過、5月には施行令が 立法予告されたが、なんと労働部が検修権に固執し、問題が指摘されている。

この渦中でも整備が不十分なタワークレーンにより最近も何日か事故が連続す るなど、これまでの形式的な安全検査だけを行っても建設交通部での検修権の 一元化に反対し、施行を遅らさせている労働部に対する糾弾の声が高い。

タワークレーン分科は「タワークレーン操縦士が労働組合を結成して提示した 主な要求は、賃金引き上げでも福祉厚生でもない、私が運転する装備が建設機 械ととして登録され、体系的に管理され、建設現場が安全になるようにという 素朴な希望」とし、建設機械登録の白紙化の危機を憂慮している。

タワークレーンの建設機械登録と検事体系の一元化が遅れる間にも老朽タワークレーンによる災害が絶えることなく続く。写真は去る1日蔚山工事現場で倒れたタワークレーン/建設労組タワークレーン分科

建設労組のオ・ヒテク組織室長は「国務調整室でタワークレーン登録と検修権 をめぐり、労働部と建設交通部間で調整を試みたが、まだ両部署で合意されて いない」とし「政府が約束を守れず、事故が反復されている。私たちが選択す る道は一つしかない」とストライキの背景を明らかにした。

建設労組のペク・ソックン委員長、タワークレーン分科のイスジョン委員長と タワークレーン分科の各支部長はこの日、記者会見文で「週5日制の時代だが タワークレーン操縦士は国の公休日はともかく、10時間の強制労働、90%以上 が非正規職で、一年に平均して3、4ケ月の失業を体験している」と説明した。

**ストライキ参加率高く...
建設現場のタワークレーン65%が稼動中止

また「タワークレーン災害で操縦士はもちろん、現場労働者と現場付近の住民 たも無防備状態」とし「使用側が具体的な代案を提示せず、労組の要求を拒否 し、政府が早急な建設機械登録および管理、検事体系の一元化を遅らせれば、 スト闘争の水準を高めるほかはない」と宣言した。

建設労組のペク・ソックン委員長は、タワークレーン分科のストライキ突入以 後に現場で起きる可能性がある不法代替労働の投入に対して「使用者側が代替 人材を投入し、現場で労労対立が発生していると宣伝して歪曲対応すれば、 建設労組次元の全面ストに突入せざるをえない」と警告した。

タワークレーン分科の集計によれば、ゼネスト1日目の4日、約1700人の組合員 のほとんど100%がストライキに参加しており、労働部の推測で約2400基のタワー クレーンのうち、バンポとウンピョンニュータウン再建築現場、松都浦項製鉄 現場、金浦埋立地区、華城、東灘、板橋などで、2千基ほどのタワークレーン が稼動を中止していると把握されている。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-06-07 05:23:45 / Last modified on 2007-06-07 05:23:47 Copyright: Default

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