韓国:鉄道公社、報道機関の締め切りを配慮して交渉決裂宣言? | |
[MenuOn] Home | ニュース | イベント | ビデオ | キャンペーン | 韓国 | コラム | About | Help [login ] | |
鉄道公社、報道機関の締め切りを配慮して交渉決裂宣言?鉄道労使は水面下で交渉中、中労委仲裁案は深夜12時過ぎに送達
イ・コンマム記者
iliberty@jinbo.net / 2007年11月16日1時16分
キム・ハクテ広報室長、「新聞社の締め切りが迫っていると言うので、決裂と見てもいいと言ったが...」
午後11時まで集中交渉を続けた鉄道労使が代表3人ずつが参加する水面下の交渉 を進めている。 この過程で鉄道公社側は深夜12時頃、「交渉決裂、ストライキ突入」という ニュースをブリーフィング室に伝えたことで、ひとしきり騒動が起こった。 ブリーフィング室にいたキム・ヒョンギュン鉄道労組教宣室長が「まだ交渉は 続いている」とし「いたずらをするな」と問題提起をした。 ▲キム・ヒョンギュン鉄道労組教宣室長とキム・ハクテ鉄道公社広報室長 実際、交渉は進行中だった。その後キム・ハクテ鉄道公社広報室長は「かすか な希望を持って終盤の交渉に臨んでいる」と最終確認をした。キム・ハクテ広 報室長は「新聞の締め切りが差し迫っているというので、決裂も見てもいいだ ろうと言ったが(誤って伝えられたようだ)」とし「午前12時15分頃、李哲社長 がひとまずかすかな希望を持って交渉に臨むと伝えた」と話した。これに対し て労組側は「国民に詐欺を働くもの」と強く抗議した。 鉄道労使からの各3人の代表は、午前12時45分に交渉を再開した。鉄道労使は 終盤まで互いの要求の調整に最善を尽くすという立場だ。 中労委、仲裁案は深夜12時過ぎに伝達...効力をめぐり法的議論 一方、中央労働委員会(中労委)の仲裁案は深夜12時過ぎに到着した。中労委の 仲裁案の送達が職権仲裁期間である深夜12時をすぎたことにより、その効力に 対する法的議論も予想される。中労委は職権仲裁回付から15日以内に仲裁案を 提示しなければならない。 深夜12時過ぎに伝えられた仲裁案に対してキム・ハクテ広報室長は「ストライ キ直前まで会社側と労働側に送達されれば仲裁案の効力は有効なので伝達を受 けた」と話した。 しかし鉄道労組側は、職権仲裁回付の決定過程そのものに問題点があるので、 仲裁案もその効力を認めないという立場だ。実際、職権仲裁への回付を決定し た鉄道労使紛争特別調停委員会は、先に調整終了を宣言をして職権仲裁回付を 勧告することができない状態であった。しかし特別調停委員会は職権仲裁回付 勧告をし、これに基づいて中労委は職権仲裁回付を決定した。また特別調停委 員会は、職権仲裁回付の前に調整申請当事者のキム・ジョンイン運輸労組委員 長に調停案を送らなければならないが、これも守らなかった。 そのため今回の中労委の職権仲裁回付決定も仲裁案も、法的効力議論が起きる 展望であり、鉄道労組と貨物連帯ストライキも『不法』をめぐり法的な議論に 包まれるものと見られる。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2007-11-17 12:35:39 / Last modified on 2007-11-17 12:35:41 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |