韓国:直接の死因は、「消火器による加撃」 | |
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故ハジュングン烈士直接の死因は、「消火器による加撃」と推定3日、烈士対策委解剖検査結果 「脳全体を揺さぶるほどの衝撃で」 イコンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2006年08月03日17時36分
「脳全体を揺さぶる程に強い力で加撃」 3日、烈士対策委が故ハジュングン烈士の解剖検査の結果を公式に発表した。 故ハジュングン烈士のからだは頭に三ヵ所の傷と両腕にあざが残り、肋骨4、5 本が折れた状態だった。これは烈士対策委と国科捜、検察が共に確認した。 烈士対策委の解剖検査の結果、故ハジュングン烈士は脳全体を揺さぶる程の面 積が広い物体または丸い物体で、相当な重さがあるもので強い力で加撃された ことで脳死状態に陥り、死に至ったことが明らかになった。左側頭後方に 6x3cmの大きさの裂傷があり、衝撃で傷の部分に10cm程度の頭蓋骨折があり、 反対側の頭の右前に脳出血が起きた状態だった。
烈士対策委はこれほど大きな衝撃を与えられる物体は、当時現場で警察が所持 していた消火器の可能性が高いと推定した。この傷は、担当主治医所見にはな かったもので、今回の解剖検査で明らかになった。 検察、烈士対策委共に「単に倒れたのではない」
直接解剖検査に参加した金ヒョクチュン緑色病院神経外科課長は「故ハジュン グン氏が死んだ直接の傷がある左後頭部の傷部位は、通常の前倒で地面に当たっ てできる傷の部位ではない」と説明した。烈士対策委が公開した解剖検査写真 を見ると傷は首の真上の側部にある。転ぶと普通、後頭部中央か上に傷ができ るが、故ハジュングン烈士の傷部位はそれよりはるかに下に位置する。 烈士対策委が明らかにした直接の死因は、解剖検査に参加した国科捜と検察も 認めたもので、ソジュンソク国科捜法医学部長もこれについて「傷の位置は、 単に転んでできる部位とは思えない」と明らかにした状況だ。 続いて金ヒョクチュン課長はこの傷について「ハジュングン氏は頭皮裂傷が発 生していないことから考えて、頭皮裂傷を発生させないある程度の面積があり、 丸い形で、衝突部位に頭蓋骨折を起こし、脳全体を振動させ、反対側に脳挫傷 を起こす重さを持った鈍器、すなわち消火器に準じるもので殴られたのだろう」 と明らかにした。 この傷によって、最初は傷がある位置に脳出血があったが、衝撃により反対側 の前側頭部で脳出血し、8時間後には反対の前側頭部の脳出血がさらに深刻化 して、脳死状態に陥った。 頭には盾で殴られた傷が、集団暴行の痕跡も... また直接の死因だけでなく、7月16日当時に警察のむちゃくちゃな集団暴行を 推定させる傷が故ハジュングン烈士のからだにそのまま残っていた。故ハジュ ングン烈士の右側頭部後の上方には5cmの長さの一直線状の裂傷が観察された。 これは盾で殴られたものと推定され、両腕のあざと肋骨の骨折は足蹴り、腕力 などで起きたと見られる。
これに対して金ヒョクチュン課長は「平和集会の途中に突然警察が無理に鎮圧 し、一方的に多様な外力(足蹴り、腕力、鎮圧棒、盾、消火器、殴り倒される など)が作用したことをハジュングン氏の死体が証明している」と明らかにし た。 結局「鎮圧」という名の警官によるむちゃくちゃな集団暴行と殺人武器となっ た盾、そして火災鎮火用の消火器が人を殺す武器に変わり、また一人の労働者 を死に追いやったのだ。
殺人武器になってしまった警察の鎮圧装備 パクソグン烈士対策委執行委員長は「警察の装備規定を見ると、『警察装備は 通常の用法により必要最低限の範囲で使うこと』となっている」とし、「しか し警察は、集会参加者を解散させるにあたり、盾を水平に持って集会参席者の 顔面部分と頭への攻撃に使った。集会場に火事が起こっていないのに消火器を 噴射しながら突進し、こうした惨事が発生した」と説明した。 7月16日の集会では、故ハジュングン烈士だけでなく15人の集会参加者が負傷 した。彼らはほとんどが顔面と頭に傷を負い、今も入院したり通院治療を受け ている。 一方、烈士対策委は故ハジュングン烈士が負傷した当時の状況を直接目撃した 人を探している。目撃者の証言と解剖検査結果などを総合して、3次真相調査 の結果を発表する計画だ。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2006-08-04 02:54:40 / Last modified on 2006-08-04 04:33:33 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |