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韓国:双龍車労組、暫定合意案を可決
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双龍車労組、58%賛成で暫定合意案を可決

使用側の人材運営柔軟性、 労使協議後に施行へ

チェイニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2006年08月31日10時06分

8月25日に合意した労使暫定合意案が組合員63%の反対で否決された双竜自動車 労働組合が30日の交渉で再度暫定合意して可決した。

30日の双龍車労使28次交渉で、双竜自動車使用側は前回とほとんど同じ最終案 を提示したことで、一時労組が決裂宣言をするなど、終盤の苦しみを味わった が、結局労組側の譲歩で暫定合意に成功した。

同日午後7時30分から行われた暫定合意案賛否投票では全組合員5320人のうち 4867人(91.5%)が投票、2842人(58%)の賛成で最終的に暫定合意案を可決した。

今回の暫定合意案は前と同様、賃金凍結、福祉条件一部留保などと共に「柔軟 な人材運営」の面で使用側の要求がそのまま維持された。前の合意案との相違 は「正規職の余裕人材および希望退職によるライン別人材運営」を「会社のラ イン運営計画により『労使協議』の後に施行する」という点だ。労組は当初、 ライン別人材運営について「労使合意」を主張したが、「労使協議」に譲歩した。

従来とほとんど同じ暫定合意案だったが、賛否投票で可決されたのは玉砕スト ライキに長期化の兆しが見られて組合員の疲労が累積し、役員選挙を控えて新 指導部の業務引き継ぎによる執行力の空白状態でストライキをする負担が作用 したのではないかという分析だ。

8月29日の選挙で記号4番のチョンイルグォン候補組(1355票)と記号5番のパク グムソク候補組(1328票)が1位と2位を占めたため、双龍車労組9代役員選挙は 9月1日の決選投票で行われる。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-09-03 09:28:20 / Last modified on 2006-09-03 09:28:22 Copyright: Default

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