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韓国:双龍車労組三歩一拜
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「玉砕ストライキ」二日目、双龍車労組三歩一拜

「整理解雇粉砕、 技術流出阻止全面ストライキ必ず勝利する」

チェイニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2006年08月17日18時49分

16日午後6時平沢工場で開かれた全面ストライキ宣言式/双竜自動車労働組合

17日午前11時には大学路で決意大会を持った。

決意大会を終えてデモ行進をした双龍車労組

上海グループの双竜自動車構造調整と技術流出を阻止するために16日から玉砕 ストライキに入った双竜自動車労組が17日、ソウルの大学路で集会を開き三歩 一拜で光化門までデモ行進を行った。

双龍車労組は16日午後6時、平沢工場で昌原(515人)、整備支部(378人)組合員 を含む約5千4百人が「全面ストライキ宣言式」を開き、工場の中で宿泊を解決 する「玉砕ストライキ」を宣言し、△上海資本と使用側の整理解雇粉砕△国家 基幹産業と地域経済を崩壊させる技術流出阻止を宣言した。

キムギュハン双龍車労組委員長職務代行は談話文で「この戦いには必ず勝利す ることができる。この闘争は国富流出を防ぐ愛国闘争だ」と宣言し、「双龍車 を死守する闘争は、その他の全労働者に与えられた使命であり、今、実践闘争 に突入する」と宣言した。

デモ行進の途中、三歩一拜を始めた組合員/イジョンウォン記者

三歩一拜をする組合員の額から汗の雫が落ちる。/イジョンウォン記者

イジョンウォン記者

ストライキ二日目の17日には、約4千人の組合員がソウルに上京、午前9時から 市民への宣伝戦を行い、11時からは大学路で決意大会を開いた。双龍車労組は 対市民宣伝戦で「自動車基幹産業の技術移転で国富が流出する」、「自動車の 後発走者である中国が、中国現地で双龍車を組み立てるのは国家経済にとって 莫大な損失だ」と主張し、上海グループが売却当時に約束した特別協約の履行 を要求した。

大学路決意大会を終えた組合員たちは、デモ・コース中鍾路一帯約2km区間で 三歩一拜をした後、光化門の開かれた市民公園で整理集会を開き工場に帰った。 労働組合の代表者たちは、中国大使館を訪問して「特別協約を履行せず技術移 転だけを急ぐ中国現地化事業は不当だ」という要旨の抗議書簡を伝えた。

イジョンウォン記者

イジョンウォン記者

上海グループは、2004年に双竜自動車を買収し、雇用継承と保障、中長期的計 画による投資、経営自律性保障などを骨子とする特別協約書を締結したが、こ れを無視して整理解雇、中国現地化などを進め、双龍車労組との摩擦を起こし てきた。7月の構造調整発表で、すでに432人の労働者が希望退職の名目で整理 解雇されている。

双龍車労組の組合員たちは現在、平沢工場で非常食糧、洗面道具、テントと寝 袋などを準備して無期限玉砕ストライキおよび工場死守の決意を新たにしてい る。週1回ほど大規模集会を開催するなど、闘争程度を高めていく計画だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-08-20 23:32:28 / Last modified on 2006-08-20 23:32:29 Copyright: Default

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