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韓国:公共部門の非正規職の解決はKTX乗務員から
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「公共部門の非正規職の解決はKTX乗務員から」

KTX乗務支部、 「KTX乗務業務、乗客安全ための必須常時業務」

イコンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2006年07月25日16時51分

ストライキ147日目、「政府与党、口先だけでなければKTX乗務員問題を解決しろ」

「もっと高く付ければ、もっと早く願いが叶う」KTX乗務員労組組合員の希望を書いた風船を政府総合庁舎につけている。/イジョンウォン記者

ストライキ147日目を迎えるKTX乗務支部組合員は、25日に光化門政府総合庁舎 裏手で決意大会を開いた。

この日の集会は24日、党政調協議で「常雇い非正規職の正規職化」を主な内容 とする公共部門非正規職総合対策を8月初めに用意することにした中で、公共 機関の間接雇用非正規職であるKTX乗務員への政府の対策を要求する席だった。 KTX乗務支部組合員たちは「私たちがしているのは顧客の安全にぜひとも必要な 常時業務だ」ということを明確にし、政府が問題を解決することを訴えた。

鉄道労組のキムヨンフン委員長は「政府は口を開けば非正規職問題を積極的に 解決するというが、正規職労組が非正規職労働者と共に問題を解決しようとす ると不法だという」とし「KTX乗務員の業務は常時業務だ。即刻正規職に転換 せよ」と叫んだ。

この日の決意大会参加者は決議文で「KTX乗務員は常時的な業務に従事するだ けでなく、KTXの安全運行に必須の業務を担当している。直接雇用正規職への 転換はあまりにも当然」と語り、「政府与党が口先だけでなく公共部門の非正 規職問題を実質的に解決するのなら、まずKTX乗務員の不法派遣を是正して、 即刻直接雇用正規職に転換せよ」と要求した。

集会はKTX乗務員の希望を込めた風船を政府総合庁舎の壁に付けて終わった。

写真イジョンウォン記者

23日、労働部不法派遣再調査突入

一方、KTX乗務員の問題では、労働部が不法派遣についての再調査と、差別に 関する国家人権委員会の議論が進んでおり、これに関心が集中している。

不法派遣再調査は、イサンス労働部長官が6月26日にKTX乗務支部と面談を行っ た席で不法派遣についての再調査を約束した。その後23日、ソウル地方労働庁 は鉄道公社に対してKTX乗務員不法派遣に対する再調査に着手したと明らかに した。これは去年9月、鉄道公社がKTX乗務員を「合法請負」したとソウル南部 地方労働事務所が判断してから10ヶ月後のことだ。再調査は前の調査で抜けて いた部分も調べる予定で、最低1ヶ月以上の時間が必要と見られる。

また国家人権委員会は24日、全員会議でKTX乗務員の雇用差別問題を扱ったと 伝えられたが、発表は8月中旬以後に延期されている。KTX乗務支部によれば、 労働部が再調査を始めており、国家人権委が現時点では差別事項について発表 するのは負担になるということが結果発表延期の理由だという。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-07-30 00:08:25 / Last modified on 2006-07-30 00:08:26 Copyright: Default

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