韓国:[記者の目]警察の盾…防御なのか、殺傷武器なのか | |
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[記者の目]警察の盾…防御なのか、殺傷武器なのか農民を死に追いやった警察... 今回は労働者の死の状況へ オドヨプ記者 odol@jinbo.net / 2006年07月18日14時38分 盾の安全ゴムを取り外す警察/イジョンウォン記者 去年の11月15日、農民集会の中で警察は農民チョンヨンチョル氏に盾で殺した。 この事件でホジュニョン警察庁長官がその席から退いた。後任のイテクスン警 察庁長官は「過剰鎮圧を認め、重い責任を感じる」と国会の人事聴聞会で語り、 「今後人権と安全に留意し、法を執行する」と国民の前に約束をした。 チョンヨンチョル氏の死を契機として警察庁革新企画団のイジング制度改善チー ム長は「警察が集会デモの時に過激な対応を防ぐために、鎮圧服に個人名を付 けるなどの識別表示を検討している」と話した。 チャムセサン資料写真 チャムセサン資料写真 チャムセサン資料写真 だが何も変わっていない。相変らず、警察の盾は鋭く集会参加者の頭と顔に向 けられている。「防」盾ではなく、なく「攻」盾の役割をしている。最近、セ ジョン病院、コオロン労働者の集会でも、警察の盾が攻撃の道具に使われてい るのが目撃された。 「防」盾ではなく攻「盾」 警察庁長官の辞任と識別表示を検討するといった警察の発表は、チョンヨンチョル 死亡による政局の危機を突破しようとする嘘に終わったのだ。 警察の暴力は、ついに去る16日、浦項地域建設労働者ハジョングン氏の頭を盾 で攻撃し、制止をさ迷わせている。現在、ハジョングン氏は東国大浦項病院で 2回の脳手術を受け、大邱ドンサン病院に移送され脳撮影し、手術の可否を判 断しようとしたが、また東国大浦項病院に再移送された。回復の可能性は薄い という。 16日、浦項地域建設労働者集会では警察が盾に巻かれている安全ゴムを取り外 しているのが目撃された。これは、防御的な意味を捨てて積極的な攻撃道具と して使うという意志と把握される。安全ゴムの除去は、殺傷を誘発しかねない。 安全ゴムまで除去...意図的殺傷? もちろん、すべての警察が盾を武器に使っているのではない。すべての集会現 場で警察が無理な鎮圧をしているのでもない。警察の自浄努力が全くないとい うわけでもない。警察もずいぶん変わる努力をしていると思う。一部であると 信じる。 だが、低賃金に苦しめられ、ストライキを選択するほかはなかった労働者が警 察の盾で殴られ、生死を行き来することが起きた。チョンヨンチョル氏が死ん で一年も経たないうちにおきたのだ。警察の暴力が、一部だが繰り返されてい ることが問題だ。 チャムセサン資料写真 チャムセサン資料写真 チャムセサン資料写真 また、政府も警察も大きなことをしてこそ自浄であり、対策だと言える。どん な理由であれ、国民が公権力の暴力で倒れることがあってはならない。 ポスコ本社の強制鎮圧が差し迫っているという知らせが伝えられている。対話 を先行させるべきであり、公権力を動員した強制鎮圧で建設労働者の要求を押 さえ付けようとしてはいけない。不祥事が予想される無理な鎮圧ではなく、政 府とポスコが立ち上がって建設労働者の要求を聞き、賢明な代案を出すべき時だ。 大切な命...公権力の暴力 また、ハジョングン氏を重態に陥らせた加害者と責任者を法によって処罰し、 強制鎮圧より先に再発防止策を出すべき時だ。
被害者が労働者だからか? 党代表も労働者も大切な生命であるのは同じだ。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2006-07-20 05:29:28 / Last modified on 2006-07-20 05:29:28 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |