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韓国:労働者連帯の歴史を書いた東亜日報社占拠
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[総合]労働者連帯の歴史を書いた東亜日報社占拠

占拠座り込み自主的に解散... 長期闘争労働者連帯は終わらない

特別取材チーム/ 2006年07月12日10時33分

長期闘争事業場の労働者が労働者連帯闘争の新しい歴史を書いた。地域と業種 を越えて連帯した長期闘争事業場の共同闘争は、12日に東亜日報社屋上を占拠 して、連帯の闘争の水位を一層高めた。

12日午前9時、労働者闘争を無視する保守言論の一つである東亜日報社を占拠 して、FTA阻止、整理解雇撤回、非正規職撤廃など、長期闘争事業場問題解決を 要求する垂れ幕をかけて座り込みを始めた。

11時間、食事も拒否して座り込みを展開した座り込み者たちは、「総理面談が できないのは残念だが、これからもっと強力な連帯闘争を展開することを決意」 して解散を決めた。

占拠座り込みに参加したレークサイドのある労働者は「われわれの闘争の支援 にきた労働者を警察が強制連行する時、最もつらかった。警察に抵抗してもが いた時は涙が出た。われわれの闘争は孤独ではないと感じた」とし、「拘束を 覚悟した今日の労働者連帯は永遠に忘れることができないだろう」と話した。

民主労総ソウル本部のある幹部は「午後4時まで占拠座込み場を死守するとい う所期の目的は達成した。座込み場を死守することよりも、この闘争の決意を 持って現場に帰り、さらに力強く闘争する覚悟で解散を決めた」と語った。警 察が連行をしなければ解散するという立場を警察に伝え、警察はこれを受け入 れてイヘサム民主労働党最高委員などが座込み場に上がって座り込み者と共に 降りてきた。

長期闘争事業場の労働者は共同闘争団を結成し、城山大橋、麻浦大橋奇襲デモ など、長期事業場問題解決のための共同闘争を展開してきた。

[3信16:30]警察、鉄扉を突破して入り解散推奨、まもなく鎮圧か

4時30分頃、情報課の刑事と警察の一部が鉄扉を突破して屋上に上がってきた。 情報課の刑事は「すぐ自主解散しなければ外で連行した人々もすべて拘束する」 と解散を勧めた。

これに対して座り込みをしている労働者は、長期闘争事業場懸案に関する総理 との面談が受け入れられるまでは自主解散しないという立場だ。

警察は解散準備に入り、取材中の記者も全員外に追い出した。警察は座り込み をしている労働者をまもなく鎮圧するという立場を明らかにした。

[09:20]長期闘争事業場労働者41人東亜日報社占拠

長期闘争事業場労働者、東亜日報社を奇襲占拠

東亜日報社建物一民美術館5階を占拠した労働者が垂れ幕をおろしてシュプレヒコールをあげている。

警察が東亜日報社一民美術館社屋ロビーにいた労働者を連行する

[2信12:30]警察、屋上鎮圧を準備

東亜日報社屋上を占拠した労働者の連行を防ぐために駆け付けた労働者 約100人が全員連行された。

警察は午後12時30分頃、屋上を占拠した労働者の鎮圧が差し迫ったという知ら せを聞き、光化門駅5番出口付近でシュプレヒコールをあげていた労働者を全 員連行した。連行過程では、婦人警官を配置せず女性労働者の首をつかむ暴力 的な場面が演出されることもした。

現在、東亜日報社周辺は数十中隊の警察兵力でとり囲まれており、万一の事態 に備えたマットレスが敷かれるなど、屋上座り込みもまもなく鎮圧の態勢だ。

[1信]午前9時10分、東亜日報社社屋占拠

九老同盟ストライキから20年ぶりに労働者が連帯し、保守言論の中心である 東亜日報社屋上を占拠した。午前9時10分頃、オリオン電気労組、レークサイド 労組、キリュン労組などの長期闘争事業場労働者41人が地下鉄の光化門駅に集 まり、東亜日報社社屋に進入した。

東亜日報社屋上を占拠した労働者は「韓米FTA阻止!長期闘争事業場問題解決!」 を要求するプラカード23枚を屋上から下ろして占拠を始めた。彼らは短くとも 今日4時に予定されている韓米FTA阻止汎国民大会までは降りないという覚悟で、 準備して持っていった鉄板とボルトを利用して、出入り口を封じ込めた。

労働者の首をしめて連行する警察

東亜日報社一民美術館社屋屋上を占拠した労働者が20枚ほどの垂れ幕をおろしている

屋上占拠闘争をしている労働者は「韓米FTA交渉が中断されて長期闘争事業場 の問題が解決するまでは絶対に降りて行かない」という決意を明らかにしてい る状況だ。暴雨が降る中、労働者はこの雨を全身で受けている。

警察、強制鎮圧試み中

一方、東亜日報社1階から警察が屋上で進入しようとして、この知らせを聞い た約200人の労働者が強制鎮圧に反対して警察と対峙した。この過程で10人ほ どの労働者が強制連行された。警察は屋上を占拠している労働者を引き下ろす ために鎮圧を試み続けている。

全国非正規職労組連帯会議、民主労総ソウル本部などは緊急な状況を伝え、 できる限り光化門東亜日報の前に集結することを労働者に訴えている。

このまま行ってはならない。いっそみな殺せ!

非正規・長期闘争事業場労働者の絶叫

本当に残念だ。われわれはこの10日間〈非正規・長期闘争事業場共同闘争団〉 の名で盧武鉉政権に要求してきた。非正規職労働者たちの死のような差別を終 わらせろと。5年で数百日も資本の無慈悲な暴力と弾圧に対抗し、闘う長期闘 争事業場労働者の絶望に冷たい怒りを終わらせろと。しかし盧武鉉政権は徹底 的に無視して同じ暴力で返事をした。

非正規・長期闘争事業場の労働者たちは、政権が推進する新自由主義政策の最 大の犠牲だ。政府が市場の無限の自由を歌っている間、非正規職の拡散と労働 者、民衆の葬送曲で全国が満たされた。

金泳三、金大中、盧武鉉。名前は違っても、労働者・民衆のくらしは何も変わ らなかった。いや、ますます貧しくなり、良くなる兆しも見えない。金泳三 政権が磨いた土台の上に金大中政権は基礎工事を始め、盧武鉉政権は資本の 牙城の完成を急いでいる。非正規法の改悪、労使関係ロードマップ、そして 韓米FTAの推進がそうである。われわれに投げつけられる鎖が皆の首を絞めて いる。その結果は今日、われわれのような非正規、長期闘争労働者の大々的な 量産につながっている。このままでは資本が全てを飲み込んでしまうだろう。 日常的な解雇と拘束、テロに近い暴力と弾圧、日常になってしまった合意違反 または破棄。

今、この国は資本の不法と違法で蹂躙された労働者の血の涙にぬれている。 大統領は民主主義の進展を主張するが、有銭無罪・無銭有罪の原理が赤裸々に 押し通される限り、それは全面的に資本のものだ。

われわれは盧武鉉政権にまた一度要求する。

非正規職撤廃しろ!

整理解雇撤廃しろ!

労働弾圧中断しろ!

韓米FTAをやめろ!

労働基本権保証しろ!

新自由主義高空行進を止めろ!

われわれは生存の崖っぷちで労働者と同志に尋ねる。

このままでさらに押されるのか?

このまま労働者の人生を放棄するのか?

このまま安住して、各々の道に行くのか?

非正規、長期闘争事業場労働者の孤独な闘争をこのまま放置するのか?

胸が詰まった感じでよく聞こえなくなる。目の前が不明瞭になる。私たちが選 んだ今日の闘争に参加することを訴える。政権と資本の新自由主義行進を止め る連帯を組織して闘争を実践しよう。今日、われわれは高鳴る鼓動で同志に 訴える。「団結しよう!闘争しよう!新自由主義に抵抗しよう!」

・盧武鉉政権は非正規・長期闘争事業場問題の直ちに解決しろ!

・盧武鉉政権は新自由主義労働弾圧を即刻中断しろ!

2006年7月12日

非正規・長期闘争事業場共同闘争団

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-07-13 01:30:27 / Last modified on 2006-07-13 01:30:27 Copyright: Default

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