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教師10万人、「成果給返却する」

全教組、 「差別成果給、反教育的競争に追い出す」

イコンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2006年07月11日14時27分

もっとたくさんやるという金を拒む教師

教育部が教師に成果給を与えるといったが、10万人の教師はこれを受け取らな いと宣言した。たくさん金がもらえるといえば、とても嬉しい資本主義世の中 で、なぜ教師たちはもっとたくさん出すという金を受け取らないと宣言したの だろうか。

教師たちは、教育部が推進する差別成果給は「教師に成果を出させるために、 学生を反教育的競争に追いやるばかりか、教師間の非教育的競争、相互協力と 情報共有の遮断で学校教育を低下させる」と声を集めている。

現在、教師の成果給は賃金の90%は均一支給され、10%を号俸により差別支給し ている。中央人事委員会は、教師も一般公務員のように差別支給幅を増やせと 勧告し、教育部が差別支給幅を50%で多く70%に増やすことにした。

別途財源もなく、「同僚教師の賃金を横取りしろということか」

こうした教育部の言葉は、もっと月給をやるという良い話のようだが、そのた めの別途の財源が用意されているわけでもない。教育部はこれまで均等に教師 に支給されていた賃金の一部を切り離し、成果給として支給する計画だ。これ に対して教師たちは「差別成果給を受け入れろということは、同僚教師の賃金 を横取りしろという言葉と同じだ」と反発している。

教育部の意図のとおり、差別成果給の幅を増やすためには基準が必要になる。 教師たちは、そうした基準は成績という成果に連動され、反教育的な序列中心 の競争が避けられないと主張する。これは、教師があれほど反対した教員評価 制度の導入と違わないのだ。

すでに2004年に差別幅を広げようとしたが、教師の反発で失敗に終わった差別 成果給制を、教育部は7月中に実施する計画だ。これに対して全国教職員労働 組合(全教組)は11日に緊急記者会見を行い「40万の教員を欺瞞する差別成果給 の強行を即刻中断しろ」と主張した。全教組は差別成果給廃止を要求して、 6月9日から教育部前で野宿座り込みをしている。

全教組、「教育副総理の初の作品が差別成果給強行なのか」

全教組は「学校は工場ではなく、学生は成果を出すべきである部品でもない。 『人間を育てること』に短期的な成果と計量化が可能だと考えた瞬間に、教育 の本質は失われる」とし「画一的定規による外形的成果を強要する差別成果給 は反教育的だ」と差別成果給支給推進中断を要求した。

続いて教育部が7月中に実施しようとしていることに対して「解決すべき教育 問題が山積しているのに、教育副総理として就任して初の作品、反教育的差別 成果給の強行に怒る」とし「差別成果給強行に対抗して、10万教員が1000億ウォ ン返却を決意した」と述べた。全教組は、差別成果給が支給されると同時に即 組織的なラインを通じて、これを集めて返却する計画だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-07-12 04:22:55 / Last modified on 2006-07-12 04:22:56 Copyright: Default

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