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韓国:22日から全面的ゼネスト
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15日に警告ストライキ、「20日まで政府答弁待つ」

民主労総、 22日から全面的ゼネスト

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2006年11月10日13時09分

全民衆闘争22日に集中

民主労総は、15日に予定されていた全面的なゼネストを22日に延期した。ただ し、15日には4時間の警告ストライキを行い、民主労総の4大核心要求事項に対 して20日までに政府の誠実な答弁を要求する計画で、答弁がなければ22日から ゼネストに突入する。

民主労総は9日、闘争本部の代表者会議でゼネストの細かい計画を確定した。 これについて民主労総は、15日に4時間の警告ストライキ、民衆総決起が予定 されている22日、29日、12月6日にはそれぞれ8時間の全面ストライキに突入し、 無期限ストライキ突入時は毎日4時間の部分ストと街頭集会を続ける計画だ。

民主労総が無期限ゼネストの日程を22日に延期したのは、予定されている民衆 総決起に参加する30万の農民と共に、実際に破壊力のある戦いを作り出して、 11月末から12月初めに予定されている国会本会議と12月4日から始まる韓米FTA 第5回交渉に打撃を与えるためだという。また、公共連盟と全教組などが22日 に年次休暇闘争とストライキを予定しているという客観的な現実を考慮して決 めたものと伝えられている。

これに対して闘争本部代表者会議に参加した民主労総関係者は「一日の口先だ けのストライキでなく、国会と政府を圧迫する長期間の実際的なストライキを 行うため、組合員の疲労度と政治的状況を考慮して下した決定だ」と伝えた。

チャムセサン資料写真

チョ・ジュノ委員長、「民主労総誕生以後、最大規模のストライキに」

民主労総は10日の午前に記者会見を開き、上のような細部計画を含む ゼネスト突入を宣言した。

チョ・ジュノ民主労総委員長は「今回のゼネストは全民衆を生かすゼネスト」 とし「民主労総誕生以後、最大規模のストライキになるだろう」と述べた。民 主労総のゼネストの核心動力である金属連盟のチョンジェファン委員長は、 「14万8千人がゼネスト賛否投票に参加し、少なくとも12万人が実際にゼネス トに参加するだろう」とし「言論では金属連盟はストライキをしないという報 道があるが、これは事実ではない」と説明した。

公共連盟のイソンウ事務局長も「労使関係ロードマップは公共連盟11万組合員 のうち7〜8万人にのぼる労働者のスト権を剥奪する悪法」とし、「6万2千人が ストライキの賛否投票に参加した。高い賛成率を記録するだろう」と述べた。 22日には公共連盟医療連帯労組のソウル大病院支部が全面ストライキに入る予 定で、鉄道労組も来る13日からゼネスト賛否投票に突入する。

民主労総は記者会見文で「民生は後まわしにして権力の獲得だけに血眼になっ ている政界と暮らすことは、あまりにも荷が重いという民衆らの忘れられない 絶叫にも瞬きもしない傲慢な権力と資本の貪欲に対抗し、われわれはゼネスト という困難な選択をするほかはない」とし「これ以上、資本が労働者の血の汗 を残酷に絞り取らせてばかりはいない」と警告した。

続いて「ゼネスト突入に先立ち、20万組合員が参加する12日の全国労働者大会 で全組合員の闘争決意を高め、80万の民主労総組合員のゼネスト突入を大衆的 に宣言する」とし、「労農貧党の強力な連帯闘争と国際労働界の支持・連帯で 連帯する」と11月を全民衆の闘争で満めつくすことを宣言した。

一方、民主労総ゼネストの実際の規模は12日に予定されている全国労働者大会 でいかなる闘争を行うかによって確認されるものと見られる。12日の具体的な 戦術は、連盟と地域本部の組織争議担当者が集まる会議で決定される予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-11-15 02:39:01 / Last modified on 2006-11-15 02:39:03 Copyright: Default

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