編集2002.04.03(水)14:42
発電労組のイホドン委員長との一問一答
発電労組イホドン委員長は3日、ソウルの明洞聖堂で記者会見を開き、「公
共部門の労働者として公益を守り、労働者の生存権死守のための闘争に死力
を尽くしたが、民主労総ゼネストが留保され、悲痛な心情で現場に復帰する」
と明らかにした。彼は、「最終復帰時限は来る6日の午前9時に決定し、暫定
協議案に対しては組合員が現場に復帰、賛否投票を経て使用側と署名する手
続きをとる」と話した。以下は李委員長との一問一答。
- 今後の日程は
△最終復帰時限は来る6日の午前9時に決定した。賛否投票は各支部別に労組
員が現場に復帰、討論で手順を決定するはずだ。ここで可決されれば、労使
双方が署名手順を持つようになる。
- 執行部の今後の去就は
△明洞聖堂から執行部がいつ出るかは、政府と使用側がどれほど約束を守る
かによる。次期執行部は考えているところだ。組合員が全員集まり総会をす
る計画はない。
- いつまで明洞聖堂にいることになるか
△まだ決定していない。ただし、組合員が安心して現場に復帰して組合員の
被害を最小化するために、指導部はここで努力を続ける。特に、現場での組
合員弾圧を防ぐことに力点をおく。
- 賛否投票で反対票が多ければ、再ストライキに突入するか
△さまざまな状況を考慮しなければならない。
- 政府と使用側に対する要求事項は
△あらゆる刑事的責任は私にあり、政府は労組幹部の被害を最小化しなけれ
ばならないだろう。また、使用側は労使関係を破綻においやり、今回のスト
ライキまで発生させたことに対する責任を負い、発電労組に対する懲戒及び
労組弾圧をしてはならない。
- 今回のストライキで得たものがあれば
△国民の80%以上が発電所売却に反対するという世論を確保したことが最も
大きな成果だ。各界の声明発表もあった。今後も政府が拙速的売却を強行す
るならば国民が賛同するはずだ。
- 確認書以外に労組員に署名させない理由は
△労組が受け入れられない誓約書を強要する可能性があるからだ。
- 組合員の反発はないか
△私も勝利の瞬間まで戦いたいが、もう援軍がいない状態で、組合員が疲労
した状況だと復帰を決定した。組合員等の反対は私が負う。
- 最後に一言
△力強く戦い、多くの犠牲者があった。家族等も涙ぐましい闘争があった。
以後、私は長い間監獄暮らしをしなければならないが、誇らしい発電労組の
闘争を忘れない。組合員の元職復職のために、今後も闘争を持続するはずだ。
支持してくれた国民に感謝を申し上げ、今後の発電所売却阻止闘争にも賛同
してくれるよう訴える。
(ソウル/連合ニュース)
ハンギョレ新聞
http://www.hani.co.kr/section-005000000/2002/04/005000000200204031442809.html
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