編集2002.03.29(金)22:08

鉄道・ガス、再ストライキを予告

民主労総が4月2日からゼネスト突入を予告したが、先月25日、発電労組とと もに共同ストライキを行った鉄道・ガス労組も、近い将来、再ストライキに 入ることにし、労働界にストライキが広がる兆しを見せている。

鉄道・ガス労組は29日、「3つの公企業労組が連帯ストライキを行って一か 月が過ぎたが、政府の国家基幹産業民営化方針が撤回できずにいる」とし、 「ストライキ以後、現場の弾圧に対抗して発電労組事態解決と民営化撤回な どを要求する再ストライキに突入する予定」と明らかにした。

鉄道・ガス労組は31日の午前、明洞聖堂で共同ストライキ突入方針を明らか にした後、来週中には中央争議対策委などを開き、ストライキの細かい日程 を確定する予定だ。

鉄道労組は29日の午後2時、政府大田庁舎の正門前で全国5つの地方本部労組 員1500人の参加で「鉄道庁はストライキに関し、労組員57名の告訴・告発を 即刻撤回しろ」と要求し、現場弾圧粉砕のための決起大会を持った。

一方、全国教職員労働組合に所属する9万余人の教師が民主労総のゼネスト 日程に合せて、来月2日に早退闘争に入り、自動車3社など大規模事業場がス トライキに加勢するなど、民主労総のゼネスト規模が拡大している。

民主労総は、今回のゼネストが100以上の事業場で10万人以上が参加した去 る2月末のゼネストより、はるかに規模が大きく、一日では終わらないだろ うと明らかにした。民主労総のソンナック教宣室長は29日、「4月2日、金属、 公共、全教組、化学労組がストライキに入り、3日から病院、タクシー、貨 物に広がる」とし、現代、起亜、双竜自動車の自動車3社と韓国重工業など の大規模事業場がストライキを決議し、事務金融労連、LGパワー電力、韓国 高速鉄道建設公団、ソウル大病院をはじめとする大学病院大部分がストライ キを推進していると明らかにした。

これと関連し、全教組のイスホ委員長は29日の午前、ソウル永登浦の事務室 で記者会見を開き、「来月2日、全国16市道の教育庁傘下の一線学校の9万余 組合員が午前の授業を終えた後に早退し、地域別集会に参加する早退闘争を 繰り広げる」と明らかにした。全教組は特に、朝礼の時間や関連教科の時間 に発電産業民営化問題と公務員労組の正当性を知らせる訓話を実施し、共同 授業を展開することにした。

これと共に、コセフン高麗大教授、金世均(キムセギュン)ソウル大教授など の政治学者30人はこの日、「たとえ発電所民営化方案が法的手順を踏んだし ても、今日の事態はこれをめぐる論議が実質的に解消されていないことを語 る」とし、政府に現在進められている発電所売却計画をひとまず留保して、 社会的な合意を作っていくように要求する声明書を発表した。

ソンインゴル、パクミニ、ソジョンミン記者minggu@hani.co.kr

ハンギョレ新聞

http://www.hani.co.kr/section-005000000/2002/03/005000000200203292208083.html