「信仰をかけて発電労組員を保護する」 | |
[MenuOn] Home | ニュース | イベント | ビデオ | キャンペーン | 韓国 | コラム | About | Help [login ] | |
「信仰をかけて発電労組員を保護する」◆撮影/編集:民営化阻止のためのメディア活動団 ◆現場:明洞聖堂発電指導部座込み場 "動映像を見る[クリック]":http://real.jinbo.net:7073/ramgen/cham/video/chong0225/myungsung0317.rm 出処:チャムセサンニュース http://news.jinbo.net/photo/193370317msbal4.jpg *17日の1時頃、ピョンファジキの共同代表ヤンウィーン修道女様が「われわれはカトリック信者として発電労組員を保護しなければならない」と言って、退去を強要する明洞聖堂司牧協議会の信徒を説得している[copyleftチャムセサン]* 公権力投入を強行すれば、カトリック界から途方もない抵抗16日、明洞聖堂が発電労組の座込み場に「最後通牒」、「実力行使」などの 内容がマスコミを通して一斉に報道され、明洞聖堂の座込み場には朝早くか ら座込み場の侵奪を心配する家族と社会団体の人々が続々とやってきた。 イホドン発電労組委員長は、座込み場に来た150余の家族に状況を説明して、 「昨日のニュース報道は、聖堂側の公式の立場とはすこし異なる面があり、 聖堂と信徒たちとの摩擦を最小化すること」を家族に要請した。
*▲イホドン委員長* イホドン発電労組委員長は、「明洞聖堂は韓国カトリックの聖地であり民主 化闘争の聖地だ。こういう宗教的、社会的聖地には、公権力が入ることもで きず、入ってきてもならない」として政権が公権力投入を検討しているとい うこと自体が問題だと指摘した。 続いて西仁川支部長、仁川火力支部長が仁川の家族に「私たちの戦いは使用 側との戦いでなく、政府との戦い」とし、「家族等の実践的な闘争を見て、 とても力づけられる」とし、「互いに激励し、今回の闘争を勝利に導こう」 と話した。 テント座込み場そばのマリア像の前に集まった家族と発電労組員は、11時40 分頃、明洞聖堂がレジオアーチエスの行事を進めるために準備を始めると、 家族が近隣の学校運動場などに移動する等、明洞聖堂の宗教行事に無理を与 えないために努力した。 "関連動映像を見る[クリック]":http://real.jinbo.net:7073/ramgen/cham/video/chong0225/myungsung0317.rm 明洞聖堂司牧協議会、「実力行使」1時を過ぎる頃、明洞聖堂司牧協議会所属の信徒200人あまりが12時のミサを 終えて座込み場の前に集まった。
*▲司牧協議会の立場発表* 司牧協議会会長のオビョンホ氏は、「昨日、司牧協議会臨時総会を開き、最 後に即刻退去を要請するという立場をまとめた」として退去要請の立場を表 明した。座込み場の前に集まった信者たちは、「明洞聖堂から出て行け!!」 と抗議し、この過程でカトリック正義具現全国連合、カトリック正義具現司 祭団所属の司祭は「発電労組ストライキに明洞聖堂が退去を要請することは、 教会としての役割」でないとし、「われわれはカトリック信者として、発電 労組員を保護しなければならない」と、退去を強要する明洞聖堂信者たちを 説得した。 一方、聖堂の宗教行事に被害を与えるまいとして座込み場から出ていた家族 と連帯単位は、聖堂信徒等の突然の「実力行使(?)」にうろたえた表情を隠 せず、信徒の露骨な態度に涙を隠すこともした。 カトリック界、「発電労組を保護すべきだ」緊急記者会見を開くカトリック正義具現全国連合、カトリック労働司牧全国協議会など公共部門 私有化と発電労組弾圧に反対するカトリックの会合は、この日の1時35分頃、 明洞聖堂の座込み場で緊急記者会見を開き、「明洞聖堂が発電労組員を保護 すべきだ」という立場を明らかにした。
*▲発電労組保護緊急記者会見* この集まりを代表したある修道女様は記者会見で、「神様は、決して社会的 な弱者に対する弾圧を恣行する金大中政権と野合して自身の利益をあらわす 人々の方にお立ちにならない。国民の生命のような電力を生産する発電所を 海外に売却することに強く反対する」とし、「信仰をかけて発電労組員を保 護する」と話した。また、修道女様は「教会がこのような闘争を集団利己主 義に追い込み、国民の情緒を曖昧にする行為をしてはならない」として、現 在進められている発電産業売却を留保して、公聴会、TV討論を通じ、発電産 業売却に国民的な合意と同意を経ることを主張した。 一方、記者会見で発電労組のイホドン委員長は、「祈りと平和があるべきカ トリックの聖地に、平和が破られることを絶対に願わない。われわれは、公 権力の侵奪や公権力の直接的な侵奪が絶対にあってはならない」と明言し、 「カトリック信徒等の保護の中で、ここから一歩も退かず、発電所の売却が 撤回されるまで私たちの闘争を続ける」と語った。 また、発電労組側は記者会見場で「民主労総の依頼を受けてハンギルリサー チが発電所民営化に対する対国民世論調査を行った結果、『発電所売却を延 期し、国民合意を成すべきだ』という意見が86.2%、『外国資本と財閥に売っ てはならないという意見』が81%に達した」として、「政府は、法が通過し たので国民的合意が成し遂げられたと主張するのは明白な偽りであることが 明らかになった」と話した。 「明洞聖堂は発電労組などの無力な弱者の避難処に」この日、明洞聖堂のイジュンソン副主任神父は、記者に16日のマスコミ報道 で明洞聖堂の公式立場が「最後通牒」などと誤って報道された点が多いと困 惑した。明洞聖堂側が発電労組に最後通牒をしたのではなく、公権力侵奪が 予想されるので発電労組員が座込み場から早く行ってくれという要請だった とのこと。また彼は、「曹渓寺のように聖堂側の公権力を要請することは絶 対にない」と私見を付け加えた。
*▲聖堂外では汎国民対策委主催の集会が開かれていた。* この日、緊急記者会見を終えたピョンファジキ共同代表のヤンウィーン修道 女は、「今日の午前に続き、ミサに参加した。聖堂が埋め尽くすほど多くの 人々がミサに参加した。ミサの時間に私たちの意図を知らせる印刷物を配っ てさしあげたところ、多くの方達がじっくりと読んでくださった。今日その 多くの信徒たちの中の、きわめて一部の信徒だけが発電労組の座込み場に抗 議しに出てきたことを見れば、多くのカトリック信者たちが発電労組闘争を 心では支援していると感じられた」と話した。 この日、仁川教区の富平カトリック労働司牧指導修道女は「明洞聖堂が発電 労組の座込み場からの退去を要請して実力行使を始めたのは、イエス様の価 値観とはまったく違う。力がなく、弱い人々の避難処になるべき教会が、最 も切迫した状況にいる人々を追い出すことは誤りだ」とし、「発電労組員は 個人の利益ではなく、国を売り飛ばす民営化と率先して戦っている愛国者等 だ。今回の機会に、宗教的、社会的聖地として、明洞聖堂がもう一度新たに 乗り出す機会にするべきだ」と話した。 この日、神父様と信徒等の対応を見ると、金大中政府が明洞聖堂に公権力を 投入することは大きな負担になるものと見られる。また、政権が公権力投入 を強行すれば、カトリック界の途方もない抵抗があるものと思われる。 記事入力日:2002年03月17日 チャムセサンニュース chamnews@jinbo.net http://news.jinbo.net/show/show.php?p_cd=0&p_dv=0&p_docnbr=19337 Created byStaff. Created on 2002-03-18 01:48:49 / Last modified on 2005-09-05 08:14:12 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |