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電力大乱が不安なのに、また対話拒否を宣言した産資部
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民主労総2002.03.14 声明書1

電力大乱が不安なのに、また対話拒否を宣言した産資部

  1. 20日にもなる発電ストライキで電力大乱の不安が大きくなっているが、 再び事実上の対話中断を宣言し、交渉場を後にしたシングクファン産資 部長官の無謀さに息が詰まるばかりです。夜を昼と思って知恵を集め、 寸暇を惜しまずストライキを終わらせる責任がある産資部と社長団は、 すでに2度も交渉中断を宣言したのです。去る8日、一方的に交渉中断を 宣言して、また対話の席に帰ってきて二日も過ぎないというのにです。 対話で問題を解く意志があるのか疑がわざるをえず、今後起きる電力供 給中断などの事態は、全的に産資部と政府が責任を負うべきです。
  2. 産資部は、この8か月間、合法労組の当然の法的要求である団交締結要求 を無視してストライキを招来しました。ストライキが爆発すると産資部 長官は、「ストライキ労組員は大韓民国国民ではない」という極言をは ばかろうとしませんでした。ストライキ初日の2月25日の16時、民主労総 が26日の13時に連帯ストで背水の陣を敷き、正午までに一括妥結するた めの徹夜の対話提議を黙殺し、社長団を全員発電所に送り、26日の午前 11時に表れました。その後も事態解決のための実質的な努力をせず、時 間をつぶし、8日に突然交渉中断を宣言しました。
  3. ストライキをしても1か月間は電力供給に何の問題もないと壮語していた 産資部長官は、ストライキから20日も過ぎない今日、国民に電灯を消す 運動などの節電運動を始めろと言うのは、どう理解すべきでしょうか。 発電所は家庭用のボイラーではありません。熟練技術が必要な発電所稼 動に何の関連もない軍の人材を投入し、差し迫った電力大乱をどのよう にして防ごうというのか、不安です。全労組員の13%を告訴して、数十人 を拘束逮捕しても足りず、俸給まで差し押さえるという超強硬対応は、 結局今回のストライキ事態を極限に追い込むでしょう。これは産資部が 電力大乱を招こうとしているのです。
  4. 今回のストライキを最も早く解決する道は、お互いに対話をする道しか ありません。産資部は昨日、労使交渉の過程で交渉団の資格問題が出て きたことを口実にしていますが、このこと自体がこれまで労組を無視し、 対話さえ拒否してきた社長団の態度の表われであり、対話の過程で忍耐 と根気で解決すべきことです。いったいその程度のことで対話の場を出 て行くというのでは、どこの事業場で労使団体交渉をすることができる のでしょうか。
  5. われわれは産資部の態度に疑問を拭えません。果して産資部は電力大乱 がおきることを願っているのではないかというわけでは。そうでなけれ ば、どうしてこのような無謀な対話中断宣言をいとも簡単にすることが できるのでしょうか。そうでなくても発電ストライキ以後、不安に震え る国民を考えれば、このようなことはできません。産資部はまるで国民 全員が発電所を米国と財閥に売るよう同意してくれたかのように語って います。しかし、国民の大多数は発電ストライキがおきて始めて、今後 電気を米国と財閥から買って使わなければならないかもしれないという 事実を知り、びっくり仰天しています。発電所売却問題に対して国民的 な討論をたどれという労組の当然の要求を耳を傾けて、国政に反映しな ければならない産資部が、こういうむちゃくちゃな態度を取るのであれ ば、国民がどうして政府当局を信じて暮せるでしょうか?
  6. 産資部は、電力大乱を招くだけの無謀な対話中断宣言と超強硬対応を取 消して、即刻対話の席に帰ってきてください。その方法だけが、電力大乱を 避け、発電所売却問題をめぐる国民の不安を解消し、国論分裂を収拾する唯 一の道です。民主労総は既に明らかにした通り、23日までを最終の交渉時限 とし、可能な限り早く今回のストライキを終えるために、あらゆる対話の門 を広く開いておきます。しかし、最後まで政府が対話による事態の解決を拒 否し、対話中断と強硬弾圧で電力大乱を招こうというのであれば、第二の連 帯全面ストに立ち上がることを明確に明らかにします。

以上

http://www.nodong.org/maybbs/view.php?db=kctuinfo&code=press&n=1825&page=89


Created byStaff. Created on 2002-03-16 01:11:41 / Last modified on 2005-09-05 08:14:11 Copyright: Default

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