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全く把握できなかった東国大の奇襲集会

発電労組組合員1300人あまりが東国大学校で奇襲決起大会。 政府の民営化政策は売国奴の仕業。 民営化の撤回されなければ絶対復帰しない。

出処:チャムセサンニュース

*△東国大学校マネ広場で決起大会を進行中の発電労組組合員(写真copyleftチャムセサンチョンウヒョク)*

3月10日の午後2時30分から、蔚山、盆唐、保寧、唐津など、 発電労組組合員1300人あまりが東国大学校マネ広場で奇襲集会を開いた。 13日の長い散開闘争のあと、出会って互いの同志愛と闘争の熱気を全身で体験した 発電労組組合員の顔には、いつのまにか微笑が浮かんでいた。 組合員は司会者のスローガンにしたがって整然と列を作り、 決起大会のために座り始めた。 まもなく「ストライキ闘争に勝利して、発電所売却を阻止しよう。 ストライキ闘争勝利、闘争!」の叫び声と共に決起大会を準備した。

「ストライキ! ストライキ! ゼネスト!」 組合員はストライキの歌を呼びながら本決起大会を始めた。

10日以上、散開闘争を続けた組合員に、発電労組のイホドン委員長の携帯電話による 激励メッセージがスピーカーから伝えられた。 「われわれは、同志たちの力強い叫び声と意志を集めてストライキ闘争を展開している。 われわれのストライキ闘争が政府と使用側の懐柔をはね除け、 われわれの要求条件が貫徹される時まで、力強く闘う。 発電労組組合員の小さな子供たちが、妻たちが、家対委を通じて力強く闘争戦線にたった。 また、各界各層の指導者等の時局宣言が続々と続いている。 政府はいまだに発電所売却方針を固守し、推進しようとしている。 発電所売却と関連した問題を社会的に公論化させることに われわれ発電労働者は成功し、発電所売却撤回/団交争奪/解雇者復職など、 われわれの要求を勝ち取る日まで、最後まで闘争する。 勝利の日まで、健康に留意して最後まで闘争!」 イホドン委員長は、今回の携帯電話による激励の辞でも、 最初と変更なく、発電所売却撤回なくしては絶対にストライキを終わらせるないと強い意志を明らかにした。

イホドン委員長の発言が続く中で、 「民営化撤回/発電所海外売却放棄」だけが闘争を終わらせられる唯一の道だと 組合員等も胸深く再確認しているようだった。 こういう意志に1300余の組合員は、イホドン委員長の激励辞に「闘争!」で答えた。

タフな奴が勝利する。最後まで闘争する!

http://news.jinbo.net/photo2/2002photo/0203photo/0310dong/P3100195.jpg

支部代表者等の決意の発言がつながった。ある支部総務部長は、 「13日間、指導部を信じ、つらい闘争を続けてきた。 ある人は、家に帰りたく、早く終わって元の状態なることを希望する人々もいた。 だが、われわれは今回のストライキ隊伍が動揺すれば、何も残らないと考える。 最後まで、共に勝利する時まで闘争したい」と語り、 今回のストライキを最後まで守って行くことを強調した。 もう一人の支部代表者は、「散開闘争はとても心身が疲れる。 私達が最後まで闘争し、民営化を阻止しなければ、何も残らないだろう。 組合員等も、委員長を信じて指導部も組合員を信じて、最後まで闘争すべきだ。 今回の闘争は、頑張った奴が勝利する。 互いを信じ、最後まで団結して闘争して行こう」。 組合員等の意志もまた、強固さを見せる発言だった。

すぐに公共連盟のイヒェソン副委員長の闘争発言が続いた。 「誰もこんなに14日以上、ストライキ闘争を展開できるとは予想もできなかった。 鉄道の使用側は今、交渉の中で結んだ労使合意文を反故にして、 2000人を越える組合員に重い懲戒をすると脅している。 これが何を意味するのか、われわれは知っている。 労働組合の弾圧であり、労働者の弾圧だ。 新自由主義的な経済政策は、韓国の土地に入ってきて労働組合を抹殺している。 今では、ガス、鉄道、発電のような国家基幹産業を海外に売却しようとしている。 政府は多くの恐喝脅迫と懐柔を強要するだろう。 だが、われわれはこれらをはね除けて強固な闘争を進め、勝利は遠くない。」

名分が明確なわれわれの闘争

集会の中に、蔚山の崔某組合員の話を聞いた。 崔組合員は、家を出て15日目、2月23日からずっとストライキに参加してきた。 「組合員がこんなに強固な闘争を維持するのは、 それぞれの組合員の名分が確実だからだ」と語った。 「IMFを始めとして、米国に売り飛ばそうという韓国政府の意図のわからない人はいないだろう」とし、 政府の発電所売却政策を強く批判した。 昨日のKBS深夜討論会に対しても彼は、 「一昨年、KBSで全く同じ討論会があった。 その時もキルジョンソプが司会をした。 韓電労組の政策局長には発言の機会をほとんど出さず、使用側の立場だけを見せる討論会だった。 昨日もちょっと不安だったが、私達の要求を朴所長が十分に代弁してくれたと思う」とし、 大体、発電所の労組員の要求が放送で伝えられたことについては満足だと明らかにした。

政府が推進しようとする民営化は、「きちがい沙汰」

崔組合員は続いて、 「昨日朴所長が放送で、政府が推進する民営化はきちがい沙汰だといった。 その通り。これは完全にきちがい沙汰だ。 以前、泰安研修院で教育を受けた。民営化に対する教育があったのだが、 その時、講師になった部長は、 「発電所が民営化されれば、歴史は売国奴だと判断するだろう。 民営化計画に踏み込んだ韓電は売国奴になるだろう」のように良心宣言をした。 発電所を建てるには7年ほどかかる。 発電所を建てて10から15年運営し、投資した金の利益がえられるようになる。 実際に20年以上の基盤を持って発電所を運営しなければ、利益を見られない。 国民の税金で20年間やってきたものを海外に売却しようというのだ。 政府が今しようとしているのは、完全に狂っている」と語り、 政府の発電所売却政策が売国奴がすることだと明確にした。

携帯電話に残された妻のメッセージ

「家対委の夫人が理解し、共に闘争してくれることがとても力になる。これまでそんなに熱心に闘ってきた理由がわかったという妻の話を聞いた時、とても力が湧いてきた」と携帯電話に送られた妻のメッセージを見せた。 そのメッセージには、次のように記されていた。 「あなた、夢であなたの顔を見た。もっと見たくて、とても愛しい。でも最後まで闘争だ。」

崔組合員は、電力大乱についてもとても心配していた。 「われわれ組合員は絶対に電気が途切れることは願わない。 電気が断絶すれば、すぐに私たちにも不便が及ぶのに、 何故われわれがそれを願うだろうか。 われわれは、明確に発電所というこの国の財産を守ろうとしている。 われわれが法律違反者なのではなく、われわれの発電所を売ろうとする政府が、本当の法律違反者だ。」

最後に彼は「われわれは最後まで行くべきだと思う。15日間やってきたのだから、さらに15日間やれる。 何か月でも、民営化撤回がなければこのストライキを終えられないと思う。 私が指導部に送った文がある。 民営化の撤回ないストライキの終了は、われわれは願わない。 カエルを捕って食べ、草の根を食べても、最後まで闘争する。 民営化撤回なしでは絶対に復帰しない」と イホドン委員長に組合員として答えるかのように、強い闘争の意志を明らかにした。

女性組合員も、男性と変わらず全く同じように闘争します

闘争隊伍の多くは男性組合員が目だった。 1300人あまりの隊伍の中で、手で数えられる程で、女性組合員はほとんど見られなかった。 ある女性組合員に会った。 「男性の組合員がとても助けてくれます。 女性組合員なので何か違いますか。 女性組合員も男性と全く同じように苦労し、全く同じように闘争しています。 『女性だから特別』という考え自体が誤りですよ。 イホドン委員長をはじめとする指導部に本当に感謝していると伝えたいです。 組合員に強い信頼を与え、最後まで闘えるようにしてくれて本当に有難う」 と、指導部に強い信頼と闘争の意志を見せた。

夫と共に散開闘争を行っている社内カップルの女性組合員に会った。 「あまり苦労することはありません。 元は夫と組が違っていましたが、今は、同じ組で一緒にいます。 宿泊と食費は共に会費で、残りは各自、自分たちの金で解決しています。 散開闘争の中で討議もして、外に行ったり、互いに疲れずに楽しくやろうと努力しています」 つらい闘争にもかかわらず、最善を尽くそうという姿を見せた。 その女性組合員は付け加えて、 「本当に大変なことは、家族対策委の活動でしょう。 家対委のおばさん等の活動が、今この闘争の大きな力になっています。 家族対策委の幼い子供達が共に闘争しているのを見てきました。 その子供たちを見ると、痛ましくて何がわかっているのかと考えもします。 でも、今の子供達が後で、発電組合員が何をしていたのかがわかるようになれば、 誇りに思うでしょう」と語った。

約1時間あまりの決起大会を終えた発電労組の組合員は、 また散開闘争に入っていった。 いつまた会えるのか、約束はしなかったが、同志と会った組合員等の足取りは一層軽く見えた。 1時間半の間、1300余の発電労働者がマネ広場を占拠して集会を行う間、 東国大学校周辺にはたった一人の警察も目に止まらなかった。

チョンウヒョク記者、patcha@patcha.jinbo.net

記事入力日:2002年03月11日

チャムセサンニュース

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