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鉄道ストライキ二日目、物流大乱が現実化の兆し
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編集2002.02.26(火)16:40

鉄道ストライキ二日目、物流大乱が現実化の兆し

鉄道ストライキの影響で貨物列車の運行が事実上中断、 物流大乱が現実化する兆しを見せている。 26日、業界によれば、各企業は鉄道ストライキが二日目に入り、貨物を適時 に輸送できず、あちこちで輸送難を体験しており、物流基地には輸送できな い輸出コンテナ貨物が積まれ始める等、輸出貨物輸送にも支障が出ている。

この渦中で一部の貨物企業等は、少なくない追加金(チップ)を業者に要求、企 業等の輸送費負担が加重していることが表れた。

運輸業体は「ストライキ前、既存顧客の物量二日分をあらかじめ輸送したが、 ストライキ3日目の27日からは既存の物量に新規注文まで重なって輸出入貨物 はもちろん、生活必需品も適時に供給することが難しくなるだろう」と憂慮した。

△輸送支障=鉄道ストライキが二日目に入って鉄鋼、石油業界、産業公団、物 流基地などで憂慮されていた物流難が現実に表れている。

鉄鋼業界は、5両に該当する輸送支障が出て産業公団では忠清、京畿南部地域 でコンテナ33個が輸送手段を求められなくて足止めをくった。

石油と油類輸送は蔚山地域100両、温山地域31両、麗水・光州地域50両など、 計181両分が滞っている。

貿易協会は、鉄道による議旺発、釜山・光陽行輸出貨物の輸送量が普段の30% の水準になると見通し、これにより輸出入貨物の適正な時期の船積みが難し くなると心配した。

鉄道依存度が高い星辰セメント、アジア、韓日、現代セメントなどのセメント 業者も、在庫分が3日分しかなく、生産に必要なスラグ、有煉炭の輸送ができ ずに生産自体が影響を受ける可能性が高いものと表れた。

ソウル・京畿地域と釜山・光陽港間の輸出入貨物物流基地である京畿議旺市の 京仁ICD(内陸コンテナ基地)には、輸送便がない輸出コンテナ貨物1千80TEU(20 フィート級コンテナ1個)が積滞した。

これは、京仁ICDで一日に搬出される輸送量の40%に該当し、25日の540TEUから ストライキ二日で積滞量が倍に増えた。

韓国コンテナ埠頭公団の光陽支社は一日に375TEUの輸出入貨物運送量が20%に 落ち、輸出前線に垂れこめた暗雲を実感させられた。

鉄道庁はこの日68便の貨物列車を運行したが、ストライキ前のに平常時の運行 回数434回の15.7%水準なのに加え、処理物量も12万4千tから2万5千tに終わり、 輸送量拡大に限界をあらわした。

△貨物車確保、輸送費負担非常=道路貨物輸送費用は鉄道より20%高いうえ、企 業体の貨物車確保戦争が起きて運賃が30%近く暴騰、企業体等の肩を重くして いる。

さらにコンテナを積み運ぶトラクターは通商貨物の船積みと輸送までに一日が 必要で、ストライキが長期化になるほど『貨物輸送空白』は拡大する展望だ。

韓国製紙と韓国石油工業は、陸路輸送に代替することで輸送費負担がそれぞれ 61.8%と122%増えたものと調査された。

特に油類業者は鉄道の輸送コストがリットル当たり8ウォンである反面、タン クローリーは運送単価が25-30ウォンに達し、輸送費負担が3-4倍増加した。

輸送物量の18%を貨物列車に依存する大韓通運と韓進は、物量を陸上輸送に代 えたが、貨物車確保が容易ではなく、注文まで20%程急増、時間がたつほど野 積場に積滞したコンテナは大きく増えている。

大韓通運の議旺ICDのイチャンマン事務所長は「今日40代のトラクターが釜山 と光陽に出発し、明日は全く輸送が出来ない状態」としながら「運賃をどんな に出すと言われても、車両が確保できない状態」だとため息をついた。

貨物車確保戦争が加速し、トラックの一日の運賃は平常時の36万ウォンから 50万ウォンまで急騰した。

さらに、運送業者は輸送優先順位を大企業の物量中心に構成し、地方中小企業 等は輸出貨物の適時輸送に相対的な不利益を見ている。

化学肥料の場合、70%以上を貨物列車で輸送してきたが、ストライキが始まっ て運送が断絶し、陸上運送に一部を代えているものの、車両の確保がままなら ずにストライキが長期化すると播種期を控え、農民等の困難が予想される。

△政府対策=このような事情にも拘わらず、建設交通部は「登録されたトラッ クは22911台で、平常時の稼動率が60%であることを勘案するとまだ道路輸送に 問題はない」と楽観論を展開した。

ただし、ストライキが一週間以上持続すると、輸送の遅延による釜山港輸出入 貨物の停滞、備蓄物量の減少などで社会・経済的混乱が大きく落ちると見て、 復帰機関士などを備蓄物量が少ない油類や生活必需品、輸出入貨物輸送に優先 配分すると説明した。

(ソウル/連合ニュース)

http://www.hani.co.kr/section-005000000/2002/02/005000000200202261640054.html


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