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香港連行被害者の即時釈放を
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香港大弾圧被害者の即時釈放を

12/17から18日未明にかけて、香港WTO閣僚会議が開かれていたコンベンション センター前での集会に対する大弾圧事件で勾留された14人の闘争が続いている。 12/28現在、台湾人1人が10万香港ドルの保釈金を支払って一時台湾に帰国して いるが、13人は旅券を押収され香港からの出国が認められていない状態で30日 に開かれる予定の公判に備えて香港のカトリック教会内で待機している。

無実の罪で勾留された14人を支援する香港を始め各国の支援グループは、香港 警察に対して起訴の取り下げと即時帰国の要求を続けている。 こうした抗議の声は世界各地に広がっており、世界各地から香港警察に対する 抗議書簡が続々と送られている。

こうした中、30日には14人の被拘束者に対する二回目の裁判が開かれる。 検察側は、ビデオテープや写真などを分析し、違法行為に荷担した人物を特定 するために、さらに時間が必要として拘束の延長を求めるものと見られている。

韓国側は、検察が要求している証人による同定を拒否しているが、日本と台湾 の被拘束者については、現在までのところ警察は一切証拠となる写真や証人を 見つけることができずにいる。これに対して日本側の支援グループは、違法行 為が行われていない以上、証拠の写真などが存在するはずもないとして即刻起 訴を取り下げて釈放し、帰国させるよう求めている。

香港警察による無謀な逮捕と起訴の試みに対し、国際的な支援グループは30日 の裁判にむけて、各国での大使館などに対する抗議行動、抗議メールや電話に よる抗議などを呼び掛けている。

香港では、支援グループが29日に香港のセントラル地域でデモと対市民宣伝を 行う予定だ。デモの後、午後7時からは九竜公園で14人の即時無罪釈放を 要求するキャンドル集会を開く。 30日正午からは、観塘裁判所前で、被告への支援と香港警察への抗議の集会が 開かれる。

日本では29日の午後3時から、在大阪中国総領事館に対する国際統一抗議行動 が行われる(詳細は 香港弾圧事件N君からのメッセージを参照)。 また、東京でも国際統一抗議行動にあわせて29日の午後2時から、中国大使館 への抗議行動が行われる(詳細は 香港WTO・12/29中国大使館へ抗議行動を参照)。 韓国、台湾でも29日に香港警察に対する抗議と即時無罪釈放を求める集会が開 かれる予定だ。


Created byStaff. Created on 2005-12-29 00:53:08 / Last modified on 2005-12-29 07:59:50 Copyright: Default

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