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韓国:金属労組、交渉窓口一本化の廃棄を要求して国会座り込み
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金属労組、交渉窓口一本化の廃棄を要求して国会座り込みに突入

10年間民主労組破壊事例あふれて「交渉代表された御用労組…使用者方で二回の賃金削減推進」

パク・タソル記者 2021.06.01 14:45

金属労組が交渉窓口一本化制度を廃棄させるための座り込みに突入した。 国会の座り込みと、共に民主党、憲法裁判所、雇用労働部など関連機関に行って 交渉窓口一本化の違憲性と問題を問う計画だ。 金属労組は2020年には民主労総と共に交渉窓口一本化制度が 憲法が保障する労働三権を侵害するとし、 憲法訴願と違憲法律審判提請申請を提起した。

金属労組は6月1日午前に国会前で記者会見を行って 「交渉窓口一本化制度は自主的労組の権利を侵害し、 使用者が複数労組を悪用して労働組合を統制する権限を保障するだけ」だとし、 「この制度は即刻廃棄されるべき」と明らかにした。

金属労組は2009年12月30日に国会でかっぱらい通過した 複数労組交渉窓口一本化制度の出発を想起しつつ 「国会はこれまでの労働弾圧と各種の不法行為によるすべての被害に 責任を痛感しなければならない」と強調した。

この日、現場発言には交渉窓口一本化による労組破壊の当事者である 金属労組亀尾支部KEC支会のファン・ミジン支会長が出た。 KEC支会は労組法が改悪された2010年から創造コンサルティングなどが労組破壊を進めた事業場の1つだ。 ファン支会長は「KECの交渉代表労組は、 資本が7億ウォンを与えて作った労組だ。 資本が作った労組が誰の利益を代弁するかは明らかだ。 現在、労働者は二回の賃金削減にあうなど、賃金と福祉で深刻な被害を受けている」とし 「御用労組に加入しなければ昇進もできず、 管理者が労組の投票に介入する状況も行われる。 国会と労働部は少数労組も交渉窓口一本化手続きに介入できるというが、 少数労組を無視して団体協約を締結しても法的には通り、 いつも要求事項が無視される」と話した。

金属労組法律院のパク・チュンソン労務士は、 交渉窓口一本化制度が憲法上の権利の労働三権行使をいかに妨害するのかを説明した。 パク労務士は「使用者と対話で問題を解決できない時、 労働者は団体行動権を行使するべきだが、 窓口一本化制度は多数労組に独占的に交渉権を集めてやり、 少数労組の団体交渉権と行動権を制約する」と述べた。 続いて「もし御用労組が組合員の多数を確保できなければ、 個別交渉に彼らを入れられるが、 便宜に合わせて交渉相手を決められるこうした労務管理戦略を活用しない使用者のほうがおかしいと思われる状況だ」と指摘した。 パク労務士はまた 「労組法はまた、少数労組が差別されないように公正代表義務を掲げるが、 交渉代表労組が会社と3日間のワークショップを行って団体協約を進めても、 ソウル地方労働委員会と中央労働委員会は 『交渉代表労組の戦略的判断』といってこれを差別行為ではないと判断したりもする」とし 「労働部まで労使密室合意を認めている」と批判した。

金属労組はこの日の記者会見を始め、6月11日まで全国的な闘争日程を消化し、 交渉窓口一本化制度の問題を社会争点化する計画だ。 亀尾、大邱、京畿、慶南、全北、ソウル、蔚山などでの トークコンサート、路上講演、労働庁糾弾集会などが予定されている。 最終日の11日には世宗市雇用労働部の前で労働部糾弾決意大会を開く。

金属労組のチョン・ジュギョ副委員長は 「短い時間だが、熱心に闘争して、 交渉窓口一本化制度の廃棄を引き出す」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2021-06-10 05:49:23 / Last modified on 2021-06-10 05:49:24 Copyright: Default

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