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韓国:「謝罪と究明なしで人権警察の見通しは立たない」
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竜山惨事被害者「謝罪と究明なしで人権警察の見通しは立たない」

30日に警察庁の前で「警察暴力真相究明、責任者処罰」人権侵害主犯の警察を糾弾する集会を予定

チョン・ウニ記者 2017.06.26 12:25

最近「警察改革委員会」が発足し、 竜山惨事遺族と生存撤去民などの被害者らは 警察の性急で無理な鎮圧作戦に対する謝罪と真相究明が優先だと要求した。

警察は文在寅(ムン・ジェイン)政府による検察・警察の捜査権調整に先立ち、 イメージ改善のために最近相次いだ改革事案を出している。 5月末には検察との捜査権調整を控えて放水車や車壁は原則的に配置しないと発表し、 ペク・ナムギ農民の死亡事件に対する謝罪もした。 16日には警察改革委員会を発足させ、 △国家人権委勧告事案に対する分析、再検討、改善法案用意、 △集会管理など警察力の行使に対する統制装置の用意などを推進する計画だ。

しかし警察暴力の被害当事者らは 「内容、責任、真相究明のどれもない」という立場を明らかにしている。 6月26日には竜山惨事真相究明委員会がソウル警察庁の前で記者会見を行って 「竜山惨事謝罪と真相究明、責任者処罰がなければ人権警察は見込めない」とし 「人権警察を語るなら、竜山惨事に謝罪しろ」と要求した。

記者会見で竜山惨事真相究明委員会のチョ・フェジュ共同代表は 「文在寅政府の発足後、 国定教科書廃止などさまざまな改革措置が発表されているが、 本当に改革されることを望む」とし 「だが本当の人権警察として出直したければ、真相調査と謝罪、責任者の処罰をしろ」と要求した。

竜山遺族のユ・ヨンスク氏は 「竜山惨事が起きて8年経ったが、うちの家族は相変らず2009年で止まっている」とし 「警察は詐欺をするのではなく、竜山をはじめ、江汀、双竜車、密陽、セウォル号、ペク・ナムギ農民など、 国家暴力に苦しめられたすべての人々にまず謝罪しなければならない」と明らかにした。

人権運動サランバンのミンソン活動家は 「竜山惨事前当時、ソウル地方警察庁長官だった金碩基(キム・ソッキ)は警察庁長官に、 大阪公使、韓国空港公社長を経て、国会議員になった」とし 「そればかりか、当時の「功労」で趙顕五(チョ・ヒョノ)は警察庁長官に、 李哲聖(イ・チョルソン)は密陽行政代執行を総指揮しておきながら警察庁長官になった。 現在も警察は星州で極右団体の集会を庇護している」とし 「しかし警察が人権へと一歩でも踏み出したいのなら、真相究明を優先しろ」と話した。

記者会見に参加した人々は 「警察がセルフ改革ショーではない本当の人権警察として新たに出直すことを希望する」とし、 △竜山惨事を警察人権侵害の代表事例として調査、記録化して、 △竜山惨事に対する再調査を通した責任究明および責任者処罰、 本当の反省に基づいて公権力行使の統制装置を用意することを要求する意見書を 「警察改革委員会」に渡した。

合わせて6月30日の1時には、 竜山惨事真相究明委、済州海軍基地阻止全国対策会議、密陽送電反対対策委、金属労組双竜車支部、THAAD阻止全国行動、ペク・ナムギ闘争本部、ユソン氾国民対策委などの団体が 「警察暴力真相究明、責任者処罰」人権侵害主犯警察糾弾集会を警察庁の前で開く計画だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2017-06-29 21:17:22 / Last modified on 2017-06-29 21:17:24 Copyright: Default

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