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仁川空港を訪問した文大統領、「非正規職ゼロ時代を開く」

仁川空港地域支部「正規職化の議論に当事者である労働者の参加を」

パク・タソル記者 2017.05.12 14:42

文在寅(ムン・ジェイン)大統領が就任して初めての外部日程として仁川国際空港を訪問し、非正規職労働者と会った。 文大統領は「任期内に非正規職ゼロ時代を開く」と公言した。 労働者たちは歓迎の意志を示しつつも、労政交渉など実際的な正規職化のための努力が必要だと強調した。

[出処:民主労総公共運輸労組]

文大統領は5月12日午前10時30分、仁川空港の間接雇用労働者との懇談会を持ち 「公共部門の良い雇用81万個を作ると約束したが、 悪い雇用を良い雇用に転換することも含まれる」とし 「悪い雇用による二極化問題を解決するために、 公共部門が率先垂範しなければならない」と明らかにした。

この席には民主労総公共運輸労組仁川空港地域支部の組合員など7人が参加し、 下請企業所属で働く間接雇用労働者としての困難を吐露した。 保安警備、環境美化、消防隊、施設維持補修、手荷物維持管理組合員たちは、 劣悪な処遇だけでなく、多段階下請構造が安全にも問題があることを強調した。 円滑なコミュニケーションを壊し、責任所在が不明で、公共性を下げるという理由だ。 また、労組活動が不当な懲戒などにつながる現実を変えてくれとも要求した。

さらに仁川空港地域支部は労働者と同席する議論のテーブルが重要だと強調した。 仁川空港地域支部のパク・テソン支部長は 「どのような正規職化なのかの方が重要だ」とし 「ずっと議論できる政府、労組、公社間の議論のテーブルを作ってほしい」と文大統領に要求した。 文大統領も社会的議論機構の必要性に共感し 「共に議論できるようにする」と話した。

仁川空港公社の鄭日永(チョン・イリョン)社長も参加して正規職化を約束した。 鄭社長は「これまで仁川空港を世界1位の空港にすることに努力してきたわれわれ空港家族が 協力社の所属だというので士気が下がり、障碍の要素が多かった」とし 「政府が関連の規制を解除すると見て、今年中に非正規職労働者1万人を正規職化する」と発表した。 鄭社長は労使間対話にも肯定的な立場を明らかにした。

一方、民主労総は文大統領の初めての民生の動きが非正規職に関するものだったことを歓迎しつつも残念な声を伝えた。 民主労総は論評を通じて「雇用形態が非正規職から無期契約職に変わるだけで、 賃金と労働条件の差別はそのままという、いわゆる『中規職』を憂慮したある労働者の質問に 『一度にすべてを得ようとしてはいけない』と答えたこのは残念だ」とし 「当事者の参加を保障する正規職化議論機構の構成など、初めての動きにふさわしい措置が従わなければ空念仏に終わるという点に留意しなければならない」と強調した。

公共運輸労組は声明書を出し 「政府と仁川空港公社、公共運輸労組が公共部門雇用を変える過程で忠実に対話し、協議することを期待する」と明らかにした。 また『本当の正規職化』は雇用形態転換だけではなく、処遇改善が同伴しなければならず、 正規職化推進の過程に非正規職労働者の当事者が直接参加しなければならないと強調した。

共に民主党乙支路委員会は報道資料を出し、非正規職問題解決の先頭に立つとした。 乙支路委員会は「仁川空港非正規職問題は深刻だったし、 公共部門非正規職問題の象徴だった」とし 「仁川国際空港1万人の正規職転換は始まりであって、 国民すべての暮らしを変えていけるようにする」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2017-05-14 10:21:09 / Last modified on 2017-05-14 10:21:11 Copyright: Default

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