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韓国:20万のデモ行進...「朴槿恵は謝罪ではなく退陣しろ」
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20万のデモ行進...「朴槿恵は謝罪ではなく退陣しろ」

[2信]警察がなくなり市民と会ったデモ行進、参加者「気持ちがいい」

キム・ハンジュ、パク・タソル記者 2016.11.05 18:44

光化門広場で2次汎国民行動の集会を終えた市民は、 午後6時からキャンドル デモ行進を始めた。 終わりが見えない隊列になった。 集会の参加者は「朴槿恵は退陣しろ」のスローガンに合わせ、一歩ずつ足を進めた。

[出処:ジョンウン記者]

[出処:ジョンウン記者]

デモ行進は世宗路交差点から鍾路1街、乙支路入口駅を通り、午後7時30分頃にまた光化門広場に戻った。 彼らは午後7時30分から始まる集会の2部に合流した。

これまでの大規模集会、デモ行進と違う点は、警察が見えないという点だった。 これまで警察は、兵力を動員してデモ行進の隊伍と一般市民を分離させた。 だが2次汎国民行動集会とデモ行進では、ほとんど警察は見えず、おかげで衝突もなくデモ行進は速度を速めた。 鍾路と乙支路を通り、市民は「警察がいないのでとても気持ちがいい」、 「市民が勝った」等の反応を見せた。

[出処:キム・ヨンウク記者]

警察は昨日、デモ行進禁止通告をしたが、デモ行進は予定通りに行われた。 集会を主催する民衆総決起闘争本部は裁判所に効力仮処分申請を出し、 今日の午後2時に行政法院が警察のデモ行進禁止通告処分は無効と判決したためだ。 しかし二つのデモ行進のコースのうち、乙支路方面のデモ行進コースについてのみ仮処分訴訟を出した。 青瓦台方面の安国洞側デモ行進コースは仮処分訴訟に入らなかった。 裁判所の判決により、予定されていた二つのデモ行進のコースのうち一つは詰まったが、 鍾路と乙支路を通るデモ行進は完全に開かれた。

2部の集会は宗教界、女性界、労働界などが時局演説をする予定だ。 集会の最後は参加者が全員で「国民の命令」を読んで終わる。

[出処:ジョンウン記者]

[出処:キム・ヨンウク記者]

[出処:キム・ヨンウク記者]

20万キャンドル、4年の国政無能を表わす...「朴槿恵退陣」
[1信]光化門広場に20万人が殺到...「暴力、独裁を終わらせる時間」

20万の怒りが青瓦台の前に集まった。 キャンドルは光化門広場から鍾路、市庁の前までを埋め尽くした。 国民は開始を待たずに「朴槿恵は退陣」と叫んだ。

[出処:ジョンウン記者]

「朴槿恵退陣2次汎国民行動」が11月5日午後4時に光化門広場で始まった。 民衆総決起闘争本部は「これまでの(朴槿恵政権の)暴力、独裁が終わる時間」だとし 「国政壟断で如何に多くの国民の日常が破壊されたか。 今日はペク・ナムギ農民が故郷に戻る日で、セウォル号惨事から935日目だ。 また新しい社会の変化を語る日だ」と述べた。 闘争本部は「昨日(4日)、朴槿恵大統領が検察の捜査を受けたが、 ここに集まった市民10万人は朴槿恵大統領の周辺を捜査しただけで終わるのではないかと心配している。 謝罪ではなく退陣しろ」と述べた。

広場に集まった国民は、朴槿恵政権4年の総体的無能を指摘した。 崔順実(チェ・スンシル)ゲートだけでなく、 セウォル号、朝鮮半島THAAD配置、韓日慰安婦合意、ペク・ナムギ農民などの問題が出てきた。

[出処:キム・ヨンウク記者]

4・16家族協議会のチョン・ミョンソン委員長は 「大学生と農民、セウォル号遺族がまた街頭に出てきた」とし 「国民がこれほど下野を叫ぶのに、この国の首長だけがその声を聞かない。 国民の手で人間の尊厳が尊重される社会を作る」と伝えた。

ソウル大学校総学生会のキム・ボミ会長は 「昨年の民衆総決起の時に警察の放水銃で全身濡れ鼠になって家に帰ったのは一昨日のことのようだが、 1年経ってまた光化門広場に出てきた。 セウォル号の真実を明らかにして、韓日慰安婦拙速合意を廃棄して、歴史教科書国定化を防ぎ、ペク・ナムギ農民問題を解決しよう」と声を高めた。

梨花女子大のチェ・ウネ総学生会長は 「崔順実は全国あちこちに介入して民主主義を侵害し、憲政秩序を破壊した。 セヌリ党は何とかして責任を回避しようとしている」とし 「国会の一角では朴槿恵政権が退陣したときの国政の空白を憂慮している。 だが国民から委任された権力を崔順実と正体が不明の人に渡し、勝手に権力を乱用するより悪いことはない」と話した。 彼は「朴槿恵大統領が退陣することで民主主義の根幹を取り戻すことができ、韓国も取り戻すことができる」と主張した。

江原大のソン・ミア教授は 「、445人の教授研究者が朴槿恵退陣時局宣言に参加した」とし 「この事件で国民の意識は発展している。 朴槿恵政権の裏には、目を塞いで擁護する財閥、資本家階級がある。 彼らは労働者民衆を搾取し、利益を追求する。 崔順実ゲート事件の本質は、資本主義社会における支配階級の政経癒着が宗教という外皮を被って現れた」と糾弾した。

朴槿恵退陣キリスト教運動本部のキム・ギョンホ牧師は 「朴槿恵大統領は談話で涙を流した。 2年前、彼女がセウォル号事件で流した涙は真実だったのだろうか。 彼らがどのようにして真相究明を妨害し、遺族を侮辱したのか、われわれはよく知っている」とし 「20年前の6月抗争で民衆が立ち上がった時、盧泰愚(ノ・テウ)は6・29宣言で次の政権まで掌握した。 私たちがしっかりしなければ、まただまされかねない」と主張した。

[出処:ジョンウン記者]

集会の舞台に上がったある市民は 「子供たちが崔順実は誰かと尋ねる。 また誰が大統領なのかと尋ねる。 私は返事ができなかった」とし 「子供に対して悪い人は罰を受け、良い人は幸せに暮らすという童話を聞かせてあげたい」と涙声で話した。

午後6時頃に集会を終えた市民はデモ行進を始めた。 この間、参加者はさらに増えて20万人ほどに達した。 裁判所はデモ行進の一時間前に警察の集会デモ行進禁止通告の効力を停止した。 だが主催者側は集会の規模が大きくなり、新しいデモ行進経路を追加した。

この日、光化門広場と青瓦台周辺に配置された警察は2万1000人だ。 警察は青瓦台へと向かう光化門北側の道路をすべて遮断した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2016-11-06 02:28:21 / Last modified on 2016-11-06 02:28:22 Copyright: Default

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