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韓国:「セウォル号追慕文」で強制配転、教育庁の勧告を黙殺
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「セウォル号追慕文」で強制配転、教育庁の勧告を黙殺

2か月前「配転時、該当教員の意見を最大限収斂」といったのに

チェ・デヒョン記者 2016.02.11 20:23

同僚の教師たちにセウォル号惨事の追慕文を送ったり、 大型スーパー労働者の労働組合活動についてのドラマを学生に見せたという理由で教師たちを強制的に配転させた ソウル東国大付属高等学校(東国大付属高)が、 教育庁の勧告を無視していたことが確認された。

2月11日、全教組ソウル支部などによれば、 ソウル市教育庁は昨年12月1日に 「私立学校教員の配転、休(復)職、業務処理有意事項案内」という題名の文書を全私立小中高、特殊学校に送った。 問題になった東国大付属高も同日、ソウル教育庁からのの文書を受け取った。

教育庁の文書から2か月後に起きた懲戒性不当配転

▲ソウル教育庁が昨年12月初めに各級私立学校に文書を送り、配転時に該当教員の意見を最大限取りまとめることを要請したが、東国大付属高をこれを無視した。[出処:チェ・デヒョン]

教育庁はこの文書で 「教員を配転する時には最大限該当教員の意見を取りまとめなければならない」と明示した。 この部分にはアンダーラインが引かれ、太文字になっていた。 移動対象になった教員の意見を反映することが重要だという点を強調したのだ。

しかし東国大付属高は2か月ほど経った2月3日、 セウォル号惨事の追慕文を回覧し、ドラマ「ソンゴッ(錐)」を見せた二人の教師に対する強制配転を最終的に確定した。 東国大付属高を運営する東国学院は、2月3日の299回理事会でこれらの教師の強制配転を含む教員人事に関する事項案件をそのまま通過させた。

東国大付属高が教員人事委員会を開き、二人の教師を強制移動対象者にして一日後だった。 理事会の関係者は理事会の後に行ったブリーフィングで、 「ソウルだけで5つの学校があるので円満にローテーションさせなければならず、 学校も発展し、個人も発展すると考える」とし 「法人は該当学校の人事委員会と法人の人事諮問委員会などを経て、 原則に立脚して人事をした。 一部の全教組の教師が反発しているようだ」と説明した。

だが強制配転される教師たちは配転を望んでいなかった。 セウォル号惨事1周期の追慕文を同僚の教師に送ったという理由で二回の学校長警告状を受け、強制配転されたチョン某教師は、 12月中旬、学校側に出した希望に「希望しない」と出した。 ドラマの「ソンゴッ(錐)」を学生に見せたという理由で一回、学校長警告状を受けて強制配転されたキム某教師も「希望しない」と明示した希望を提出した。

それでも二人の教師はそれぞれ同じ財団内の議政府ヨンソク高と東国大付属中学校に行く境遇に置かれた。 チョン某教師は「(配転を)希望も、同意もしていないのに、 なぜ私が議政府に行かなければならないのかわからない」とし 「教育庁の指針にもかかわらず、学校長の理念的な判断で配転までさせられるというのは苦しい。 学校を民主的に運営するには教師たちの声を真っすぐに聞かなければならない」と明らかにした。

これに対してパク某校長は 「私立学校は定款によって人事を行う。 今回も通常の定期人事で、何の問題もない」と話した。

仏教団体も「不当配転を撤回して謝罪しろ」

仏教団体も東国学院の強制配転を批判した。 大韓仏教青年会と正しい仏教在家の会、正義平和仏教連帯、参加仏教裁可連帯の4団体は、 2月5日に出した共同声明書で 「教師の教権と労働権、意思表現の自由に対する抑圧の意志から出発した懲戒性の不当配転と判断する。 これは『共生』の精神に正面から反する」と指摘した。

それと共に、これらの団体は 「今回の事態の根本的な原因は、学校運営には関心がなく、 学校構成員の意思とは無関係に曹渓宗団の権力と地位指向によって構成される理事会の非民主的構成と、 宗教団体権力者を中心とする非民主的な運営にあると判断される」とし 「曹渓宗団は、教権侵害事態について直ちに謝罪し、 東国学院理事会は不当配転措置を直ちに撤回して本来の約束のとおりに理事は即刻辞任しろ」と要求した。

ソウル教育庁は東国大付属高強制配転についての状況把握を始めた。 ソウル教育庁は2月5日に東国大付属高に文書を送り、 配転関連の会議録と配転が必要な状況があったのかなどについての資料を来る16日までに報告するよう通知した。

二人の教師は全教組ソウル支部とともに配転執行停止仮処分申請と配転取り消し訴訟など、 法的な対応を検討している。[記事提携=教育希望]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2016-02-12 05:59:21 / Last modified on 2016-02-12 05:59:22 Copyright: Default

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