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韓国:檀園高校セウォル号生存学生が卒業...追悼式開かれる
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檀園高校セウォル号生存学生が卒業...追悼式開かれる

「今も、じっとしてろ」デモ行進の後、416教室を訪問

ジョンウン記者 2016.01.12 22:30

▲檀園高校卒業生が卒業式の後に校門から出ている

1月12日午前10時30分、 京幾道安山市の檀園高校で、セウォル号惨事生存学生たちの卒業式が開かれた。 セウォル号惨事を体験した75人の3年生を含む合計86人が対象だ。 この日の卒業式は、家族と親戚、檀園高校卒業生など、 事前に招請、許可を受けた人だけが参加し、非公開で行われた。

京畿道教育庁と檀園高校側は、犠牲学生と共にする名誉卒業式を開こうとしたが、 遺族の反対で実現しなかった。 これについて416家族協議会など、セウォル号遺族は 「まだ帰ってこられない人がいるのだから、先に卒業をさせることはできない」という立場を明らかにした。

この日、416家族協議会は卒業式に参加しなかったが、 「檀園高校卒業生に差し上げるお母さんお父さんの祝辞」を残し、 生存学生たちの卒業を祝った。 「星になった250人の友人と十二人の先生が、いつも皆さんを守ってくれるでしょう」

▲セウォル号遺族が焼香所で遺影をながめている

▲'相変らず、じっとしてろ'参加者らが行進している

こうした中、遺族は1月12日の正午、安山ファラン遊園地の合同焼香所で 「今も、じっとしてろ」追悼式を進めた。 主催側はこの追悼式に「セウォル号以前に戻らないという約束の出発」という意味が含まれていると明らかにした。 セウォル号遺族、檀園高校学生、地域住民、市民団体などで構成された400余人の追悼式参加者は、 焼香所で献花した後に檀園高校まで行進し、416教室を訪問した。

一方、416教室の存続についても問題になっている。 遺族は「檀園高校が1月に卒業式を前倒しして開いた理由は、 416教室を整理してリモデルする時間を確保しようとしたから」と批判した。

名誉3学年 416教室の風景

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2016-01-13 01:42:55 / Last modified on 2016-01-13 01:42:56 Copyright: Default

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