韓国:双竜車整理解雇者「勤労者地位仮処分」棄却 | |
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「双竜車整理解雇者を突き放す判決でまた誰か死ぬのではないか眠れない」裁判所が「勤労者地位仮処分」を棄却...「解雇無効」と背馳
チョン・ジェウン記者 2014.10.14 17:08
6年間も復職を待っている双竜自動車整理解雇者のキム・ソンドン氏が10月14日、 記者会見で涙声で話した。 整理解雇者153人が会社を相手に出した勤労者地位保全および賃金支給仮処分訴訟で、 水原地裁平沢支院が労働者側要求を棄却し、彼は色々な悩みの中で夜を明かした。 キム氏は「双竜車労働者25人が死亡した。 昨日の判決を聞いて同僚の誰かが生活に苦しむか、どこかの家族がまた不幸なことになるのではないか、 どこかの子供たちがお父さんを失うのはでないかという心配が先んじた」と話した。 それと共に「解雇は殺人だ」と述べた。 金属労組のキム・ドクチュン双竜車支部長もこの日、判決文を破りながら、 整理解雇者の苦痛を訴えた。 整理解雇者の生計と罰金支援などで60億ウォンを超えていると双竜車支部は明らかにした。 キム支部長は「真実を明らかにして工場に戻るという一念で6年という時間を頑張った。 われわれは自動車の工具を握る代わりに25人の遺影を持たなければならなかった。 26番目の遺影を持たないですむことを望み、毎日毎日緊張の中で生きてきた」と話した。 続いて彼は「会社が経営上の緊迫を主張する虚偽報告書を作り、 まるで動物を処分するように3千人の労働者を追い出した」と声を高めた。 [出処:メディア忠清] 双竜車支部はこの日の午後、平沢支院の前で記者会見を行って 「平沢支院は解雇者の涙よりも、矛盾と誤りだらけの資本の側に立って政治判決をした」と強く提起した。 また「本案控訴審裁判所(ソウル高裁)が2年ほど審理して出した判断をわずか5か月で審理して排斥する奇異な決定をした」と批判した。 水原地裁平沢支院1民事部(部長ユ・サンジェ)は10月13日、 ソウル高裁が2月に2009年の双竜車整理解雇無効を宣告して労働者側の主張を認めたことと正反対の判決をした。 大法院の確定判決が出るまで高裁判決を履行し、 整理解雇者などが生計を解決し、双竜車労働者であることを確認してくれと要求した仮処分訴訟を棄却した。 裁判所は「債務者(双竜車)の流動性危機が不存在、または一時的だったのか、 生産性や効率性に対する診断の誤りなどにより、 この事件の整理解雇が緊迫した経営上の必要なく行われたという点、 債務者が整理解雇の前に解雇回避努力をつくさなかったという点が十分に疏明されなかった」と判示した。 整理解雇要件の緊迫した経営上の必要に関しても 「2008年12月に勤労者に賃金約225億ウォンを支払えず、 2009年1月の使用可能現金が74億ウォン程度で、 約束手形920億ウォンを直ちに決済する資金を保有していなかった」とし、 流動性危機を認めた。 整理解雇者たちは疏明が不足だとし、 整理解雇の立証責任を会社ではなく労働者に転嫁する判決だと強く反発した。 双竜車支部のイ・チャングン政策企画室長は 「なぜ解雇されたのかと6年間尋ね続ける人々に解雇の理由と根拠を出して立証しろという。とんでもない」と話した。 セナル法律事務所のキム・サンウン弁護士も 「整理解雇の立証責任は事業主にあるように、 仮処分訴訟も解雇が終了したことを事業主が立証しなければならない。 判決の最も基本的な前提が誤っている」と指摘した。 [出処:メディア忠清] キム弁護士はまた平沢支院の判決に対し 「高裁判決と較べ、新しい内容がない上に、高裁が過去に排斥した内容を持ち出した」とし、 高裁の判決の趣旨と反すると明らかにした。 ソウル高裁は解雇無効確認訴訟で 「大量解雇が行われた2009年当時、整理解雇の緊迫した必要や流動性危機があったことは認められるが、 構造的・継続的危機だったのかについての証拠は不明だ」とし、労働者側の主張を認めた。 これに関して双竜車支部は 「平沢支院裁判所は2009年当時、双竜車の流動性危機を一時的な現象とは見ず、 資金調達が可能だったと予測するのは難しいといったが、 双竜車は2008年12月の現金保有額775億ウォン、即時回収可能な売り上げ債権1142億ウォンなどがあった。 裁判所はこれを完全に無視した」と主張した。 ソウル高裁判決の核心だった有形資産損傷差損の過多計上について平沢支院が 「過多計上されたと断定するのは難しい」と判決したことについても 「ソウル高裁が2年間、適法な証拠採択と認めた事実も無視し、 判断の対象であるアンジン会計法人とサミル会計法人、金融監督院、検察などの主張を無批判に受け入れたもので、 不合理であるのは言うまでもない」と明らかにした。 一方、双竜車整理解雇者153人は今年の5月、平沢支院に仮処分申請を提起した。 7月の審理終結後も会社が出した書面資料をすべて裁判所が受け入れて判決が延び、 彼らは9月30日から双竜車工場から平沢支院まで毎日三歩一拜をした。 付記
チョン・ジェウン記者はメディア忠清の記者です。この記事はメディア忠清にも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2014-10-15 18:27:53 / Last modified on 2014-10-15 18:27:54 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |