韓国:[本当のハッピーコール]設置修理技師応援キャンペーン | |||||||
Menu
おしらせ
・レイバーフェスタ2024(12/25) ・レイバーネットTV(11/13) ・あるくラジオ(10/10) ・川柳班(11/22) ・ブッククラブ(10/12) ・シネクラブ(9/1) ・ねりまの会(10/12) ・フィールドワーク(足尾報告) ・三多摩レイバー映画祭 ・夏期合宿(8/24) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第96回(2024/11/15) ●〔週刊 本の発見〕第368回(2024/11/21) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/11/14) ●川柳「笑い茸」NO.157(2024/9/26) ●フランス発・グローバルニュース第14回(2024/10/20) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第95回(2024/9/10) ●「美術館めぐり」第4回(2024/10/28) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信
|
技術だけあれば暮らせますか?[本当のハッピーコール]設置修理技師応援キャンペーン...「水一杯接待」など5つの約束
パク・チョムギュ(非正規職ない世の中作り執行委員) 2014.10.08 08:09
「かっこいい〜かっこいい〜 SKテレコム」広告の歌詞が浮かぶ乙支路SKTタワー。 くっきりSKブロードバンドのロゴがついた作業服を着た労働者たちが大きなカバンを持って集まります。 ぎっしりと座った最後が見えません。 最先端の情報通信ビルが灰色とオレンジ色できれいに染まりました。 SKブロードバンド幸福センターで働く千人の設置・修理技師が10月6日、 仕事を休んで「本当の社長」がいるビルに来ました。 SKブロードバンドの服を着て、SKブロードバンドの指示により、 テレビとインターネット、電話を設置して修理をします。 しかし彼らはみんな非正規職労働者です。 世の中で一番親切な表情をして、この家、あの家と飛び回り、 週末も休日もなく働いても1か月で200万ウォンも稼げない下請技師です。 3月30日に労働組合を作り、下請会社との交渉を要請しましたが、 何の権限もない「名ばかり社長」には何も決定できませんでした。 彼らが生まれて初めストライキをして、家と幸福センターを離れてソウルまで 「本当の社長」を探しに出た理由です。 オレンジ色で染まったSKTタワー「小学校5年の息子はそれなりに勉強もよくできて、ピアノも上手に弾きます。 正規職より非正規職の方が多い社会で、7〜8年で社会に出てくる息子のことを考えると眠れません。 息子のために誰よりも切実に戦います。」 竜山中区のホーム顧客センターで働くキム・ジェワン氏の息子の話に千人の目が光ります。 電信柱から落ちて重傷を負っても下請企業の社長が言うことは 「だから気を付けろと言ったじゃないか」です。 以前は正規職だった会社で労災処理したことを思い出して、労災について話すと悪口を聞かなければなりませんでした。 「この仕事を始めて13年、小学生の息子が大学2年です。 私は子供たちと撮った写真は殆どないのです。 夜にも休日も、ただ働いてばかりで暮らしてきました。 なぜ私がそんな暮らしをしなければならないのでしょうか? 皆さんはこんな暮らしをしてはいけないと申し上げたい。」 仁川から来たイ・ヘジョ氏の呼び掛けに歓声が弾けます。 「晩に家族とご飯を食べる時間、休日に旅行に行く時間を必ず勝ち取らなければと思います。 ところがセンター長は、自分には何も残らず、 私たちの要求は聞き入れられないといいます。 それで今日ここにきたのではないですか?」 子供たちと撮った写真がほとんどない技師小さい時からコンピュータが好きだったイ・ヘジョ氏(46)は、 2002年にハナロ通信の開通技師として働き始めて今はSKブロードバンドの技師として働いています。 彼が働く仁川西区のホーム顧客センターには58人の設置・修理技師がいて、 このうち25人が労組員です。 SKブロードバンド仁川支社は正規職ですが、顧客センターは全員下請技師です。 その上、彼は四大保険は入っていても、幸福センターと小社長で契約を結んだ技師たちは下請の再下請で、 幸福センターと1:1で契約した技師は下請の日雇いとして働きます。 彼と同僚は一日に何度も電信柱に上がります。 足をかける足場がない電信柱は本当に上がるのが難しいです。 雨の降る日は特に危険です。 突然夕立が降っても作業が終るまでずぶ濡れになって電信柱にしがみついていなければなりません。 彼は電線に巻かれたテープが剥がれて、380Vの街灯電気で感電したことがありました。 まるで角材で後頭部を強く殴られた感じでした。 もし気を失って手を離していたら、そのまま落ちたでしょう。 8月19日、全北道長水郡でTブロード設置技師が雨の日に電信柱に上がり、転落して亡くなりました。 彼はTブロードの営業・設置特販店の所属で、件当たりの手数料を受ける下請の日雇い労働者で、 ちゃんと安全帽、安全靴などの安全装備も持たずに作業をして被害に遭いました。 イ・ヘジョ氏は、インターネットしか設置しなかった時期には仕事が楽だったと言います。 ところがますますテレビが進化してスマートTVになり、電話とインターネットとTVが結びついて、仕事がとても多くなりました。 高齢の方にスマートTVの使用法をゆっくりと説明しなければなりません。 機械の問題で修理をしに行くことも多いのですが、 リモコンの乾電池が切れただけなのにTVの故障と申告が入ってきて駆けつけることもよくあります。 多くの顧客は親切に対応してくれますが、モンスター顧客と会うと人格まで踏みにじられる悲しみを体験したりもします。 雨の降る日に電信柱に上がって380Vに感電私たちの周辺には多くの技師がいます。 電話すればすぐ我が家に駆け付け、テレビと電話、インターネットを設置してくれ、故障した電子製品を直してくれます。 サービスセンターに行けば壊れた製品をすぐ修理します。 手先が器用な技術者たちです。 一日中この家、あの家と飛び回り、待機票を受け取り待っている客のため、 トイレに行く時間もなく手を動かします。 清潔な服装で、いつも笑顔で迎えます。 悪い消費者に会っても親切に対します。 サムスンとLGの電子製品を直し、 SK、Tブロード、C&MインターネットとTVを設置する技師たちです。 しかし消費者はこれらの技師が大企業の正規職ではなく下請労働者だという事実をよく知りません。 彼らが件当たりの手数料を受け取り、1か月の月給が最低賃金水準という事実も知りません。 彼らがバルコニーや電信柱にしがみついて、どれほど危険な仕事をしているのか知りません。 受け取れなかったり割引いた修理費を技師たちが弁償するということも知りません。 昨年、サムスン電子サービスで労働者が労働組合を作り、 二人の労働者が「腹がへって生きられなかった」という遺書を残して死に、 ストライキをした後に、設置・修理技師の境遇を知りました。 サムスン電子の184か所のサービスセンターのうち、直営センターは7か所だけです。 全国177か所のセンターで働く6千人の技師は全員非正規職下請技師です。 SKブロードバンドの91か所の幸福センター4500人、 LG U+の70か所の顧客センター3000人の労働者もすべて下請労働者です。 Tブロード、C&Mも同じです。 KTは直営で運営していましたが、設置-修理技師を下請に転換するために、1万人の希望退職を受けました。 専門的な技術を持つ設置-修理技師が直営ではなく下請の非正規職労働者に転落しました。 技術さあえれば暮らせると学びました。 箸を使う韓国人は手先が器用だといいます。 外国為替危機の前までは、電子製品設置、修理技師は技術者として待遇され、 十分に暮らしていけました。 しかし今、設置-修理技師は町の修理屋の主人よりはるかに劣悪な待遇で新種の奴隷として暮らしています。 設置-修理技師、技術者から新種奴隷に私たちが呼べばいつでも駆け付けて、 インターネットとTV、電子製品を設置して直してくれる技師を応援するキャンペーン 「本当のハッピーコール」が始まりました。 冷たい一杯の水を渡すことから始め、簡単にできる小さな実践を行って、 彼らの労働権を守り、連帯する社会的運動です。 「本当のハッピーコール」の 5つの約束は、(1)訪問技師さんに一杯の水を出す、(2)日曜と名節には呼ばない、(3)記事が時間に追われないように訪問時間を余裕を持って決める、(4)評価質問に「良いサービスをする技師さんを元請会社が直接雇用して下さい」と答える、(5)設置-修理技師の労働権を応援して知らせる、 です。 統一問題研究所白基玩(ペク・キワン)先生が真っ先に手を差し出して下さいました。 研究所にきた技師たちに「ああ、カノウルビッ」と書かれた筆文字一点を渡しました。 双竜自動車の労働者たちは生計費を集め、200万ウォンを基金に出してくれました。 9月30日、 サムスン電子サービス、LG U+、SKブロードバンド、Tブロード、C&Mの設置修理技師が忠北道提川にある版画家、 イ・チョルス先生の家に行きました。 サムスン電子サービスのウィ・ヨンイル支会長は 「今はただおじさんと呼ばれるが、 以前は『技師さん、食事でもして行ってよ』といいながらご飯も出してくれて、 気に入った技師の人には自分の娘を紹介したり、 そんな雰囲気があった」とし 「しかし最近は、私がお金を払って買ったのだから、 当然ちゃんとサービスするべきだと、人ではなく商品として見るようだ」と話しました。 イ・チョルス先生は「心から沸き出るようにするべきなのに、 サービスを絞り取ってサービスを強要し、 全てを金と考える社会になったからだ」とし 「応援する人々がここもいて、あそこにもいるということを知って力になれば嬉しい」と言いました。 イ・チョルス先生は家ごとに扉に貼る「本当のハッピーコール」ステッカー作品を作ってくれました。 「才能寄付リレー」で白基玩先生はミョンジン僧侶を、 イ・チョルス先生は演劇俳優ユ・スヌン氏を紹介しました。 iCOOP生協は全国150の店舗に「本当のハッピーコール」ステッカーを設置し、 組合員たちに渡すことにして、 全国の多くのカフェ、文化空間も参加の意思を明らかにしています。 民主労総も組合員の家庭と事業場にステッカーを配っています。 もう皆さんの番です。 設置修理技師を応援する暖かい気持ちを一緒に集めて下さいますよね? 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2014-10-10 12:57:02 / Last modified on 2014-10-10 12:57:02 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |