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韓国:303団体が大邱クィアーフェスに支持宣言
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303団体が大邱クィアーフェスに支持宣言

「差別と嫌悪に対抗し、プライドを持って通りに出る」

パク・チュンヨプ記者 2014.06.25 18:20

大邱クィアー文化フェスティバルを控え、 キリスト教団体がフェスティバルを妨害する動きが予想される中、 6月25日に303の市民社会団体が大邱クィアー文化フェスティバルの支持を表明した。

[出処:ニュースミン]

この日、連名で大邱クィアー文化フェスティバルに支持の意向を表明した団体は、 人権・労働・障害・性少数者など全国303団体だ。

6月25日、228公園の前で支持宣言記者会見を行ったこれらの団体は 「性少数者への差別や一部キリスト教嫌悪勢力の妨害にもかかわらず、 大邱地域で屈することなくクィアーフェスティバルを行うことを支持する」とし 「世界のあちこちで開かれるクィアーフェスティバルは各国で積極的な支持を受けているのに、韓国の状況は正反対だ。 ソウルクィアー文化フェスティバルで1500人が4時間以上、パレードを妨害した」と明らかにした。

続いて「広場は誰にでも開かれていなければならず、祭りは皆が楽しめなければならない。 性少数者の多様な文化と人権の声が反人権的な嫌悪暴力で汚されるようなことが発生してはいけない」と指摘した。

この日の記者会見では多様な少数者団体活動家の支持発言が続いた。

大邱女性人権センターのナントゥリン事務局長は 「性売買被害女性を支援する団体で働いている。 性売買被害女性には消すことができない烙印が焼き付けられ、崖っぷちに追いやられている」とし 「塩酸テロを受けたゲイの友人を思い出し、レズビアンであることを知らせるという脅迫で性暴力を受けた友人を思い出す。 愛は当然だ。 誰かから許しを求める必要はない。 差別と嫌悪に対し、プライドを持つために通りに出て行く」と話した。

サラム障害者自立生活センターのキム・シヒョン活動家は 「障害者も10年前は路上に出ることが難しかった。 集会や声をあげることも否定された。 公共の場所に出て行けば、なぜ出てきたのか家にいろ、なぜ出てきて被害を与えるかと多くの人が話した」とし 「そんな差別の視線を障害者も感じている。 われわれは声をあげて闘争した。 障害者も少数者を支持する。 性少数者も一緒に声を上げ続けなければならない」と励ました。

パンディプルのイ・セウン事務局長は 「青少年を心配してクィアー文化祭に反対するが、 これは青少年の性少数者を否定するもので、性少数者嫌悪の雰囲気を助長するもの」とし 「青少年性少数者には居場所がない。 青少年は判断力がないという非青少年の見解は誤っている。 青少年が自らの権利を決定しなければならない」と話した。

大邱クィアー文化フェスティバル組織委員会のペ・ジンギョ組織委員長は 「パレードまで3日の時点にこうした場を持つことになり、気持ちが重い。 ソウルで性少数者パレードを妨害し、嫌悪的発言と暴力を行使した人々が大邱クィアーフェスティバルに集まる」とし 「衝突が予想される。 クィアーフェスティバルは性少数者の烙印に対抗し、プライドを高めるフェスティバルだ。 今回のパレードが妨害されれば、また行うのは難しくなる」と話した。

一方、24日に募集を始めた 「第6回大邱クィアー文化フェスティバルを支持する市民連名書」には午後12時現在、 市民110人が連名で声を出した。

彼らは連名書で 「私は、そしてわれわれは、嫌悪勢力の暴力に対抗して第6回大邱クィアー文化フェスティバルが完全に進められるように連帯する」とし 「私の名で、そして市民として、大邱で開かれる『第6回大邱クィアー文化フェスティバル』を積極的に支持する」と明らかにした。

先立って大邱キリスト教総連合会が主導するキリスト教団体は、 大邱クィアー文化フェスティバルが開かれる6月28日、国債補償公園での大規模集会を予告した。

付記
パク・チュンヨプ記者はニュースミンの記者です。この記事はニュースミンにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-06-26 08:33:34 / Last modified on 2014-06-26 08:33:35 Copyright: Default

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