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韓国:密陽の侵奪を糾弾する都心キャンドル集会
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「密陽のおばあさんの闘争は電気を使う私たちすべての問題」

密陽の侵奪を糾弾する都心キャンドル集会、「反生命的な核発電を中断しろ」

キム・バルム記者 2014.06.12 02:16

密陽から350km、韓国電力公社ソウル本部の前に集まった市民がキャンドルを持った。 市民は密陽のおばあさんの声を無視する政府と、公権力でおばあさんらの竪穴を暴力的に撤去した警察に怒った。

6月11日午後7時、乙支路入口にある韓国電力ソウル本部の前で 「密陽送電塔建設行政代執行糾弾キャンドル集会」が開かれた。 韓電前の歩道は11日の午後、警察が密陽おばあさんの竪穴を暴力的に撤去したという知らせを聞いて街に出てきた市民150人ほどで足の踏み場がなかった。

密陽127号、129号送電塔行政代執行の現場にいた正義党の金霽南(キム・ジェナム)議員は 「これは国家暴力だ。おばあさんは殺さないでほしい、生きたいといった。 送電塔なく、自分の土地で暮らせるようにしてくれと言っただけだ。 その声を徹底して無視したのは国家あり、警察は密陽市庁がするべき行政執行を不法に代行した」と11日の状況を伝えた。

金議員は「おばあさんたちは鎖でからだを縛り、互いに抱きあっていた。 自分の人生と子供たちの未来を送電塔がなければならない核発電という危険から守ってくれた」とし 「警察と公権力、国家が奪ったのは竪穴だけだ。 おばあさんたちが反人権と反生命の送電塔に抵抗する精神は奪えない」と話した。 続いて「あの人たちだけの役割に残してはいけない。 これは不正義と反人権、反生命的な暴力がエネルギーという名で強行されているのであり、 電気を使う私たちすべての問題だ」と市民の関心と覚醒を要求した。

▲故ユ・ハンスク氏の長男ユ・ドンファン氏が市民らの前で発言している

この日のキャンドル集会には、昨年12月に送電塔の建設に反対して服毒自決した故ユ・ハンスク氏の長男、ユ・ドンファン氏も出席し、 市民の前で発言した。 ユ氏は「皆さんが暮らす町に76万5千ボルトの高圧送電塔ができたらじっとしていますか」と問いかけ 「今、政府と韓電は電気が足りない、地中化と迂回送電は費用がかかるのでどうしても密陽に送電塔を建設しなければならないと言う。 だが金が何倍がかかっても、私たちすべての安全のために、 新再生エネルギー生産を導入しなければならない」と主張した。

続いて「ソウルの市民は、政府の原子力政策は間違っていると感じ、同意してほしい」とし 「このエネルギー政策は間違っているから変えろ、金がかかっても国民が安全なエネルギー政策に転換してくれと政府に要求するために力を貸してくれ」と訴えた。

イエス生かすのチェ・ホングク牧師は 「原発マフィアが核発電所のために密陽送電塔建設を強行している」とし 「福島核発電所のように古里原子力発電所が爆発してみんな死ななければ気がつかないのか」と政府を強く批判した。

ナムヌルボだと自己紹介した全教組組合員の教師は 「密陽送電塔の建設が強行されている最大の理由は、 新古里3号発電所が予定通りに進まなければ、アラブ首長国連邦に輸出した原発の契約に違約金を払わなければならないからだという」とし 「これこそ政府が『人の命よりも利益』を重視している証拠ではないか」と嘆いた。

白基玩(ペク・キワン)先生は 「密陽で送電塔建設を防ぐために、私と同じような年齢のおばあさんらが丸裸になって全身に鎖を巻いていた。 日帝時期、総動員令が出され、巡査に真鍮の器を奪われないように殴られてもために最後まで戦った母を思い出して怒りが込み上げた」とし 「これは送電塔はもちろん、原発をはじめとする環境破壊物質の元凶である核発電所をなくそうという戦いだ。 この戦いに勝つためには粘り強くなければならない」とし、 キャンドル集会に参加した市民を励ました。

4月に密陽送電塔建設現場に行ってきたというシン・ジュヒ氏は 「密陽で会ったおばあさんが思い出されて、出てこないわけにはいかなかった」とし 「行政代執行が強行されるという知らせを聞いて、お願いだからおばあさんたちを守ってほしいと何度も祈った」と話した。 シン氏は「財閥にはとんでもなく安い産業用電気を供給し、 家庭用電気料金はずっと値上げし続け、矛盾がとても多い」とし 「電気が足りないという政府の言葉は信じられない。 その上、夏のブラックアウトを警告するのも人々を怖がらせる。 これは核発電所を強行するためでないかと思うほどだ」と付け加えた。

この日のキャンドル集会は、自由発言以外にも音楽の演奏など文化祭の形式で午後9時半分まで続いた。 集会の途中には即席で14日に密陽に行こうという提案が出され、 多くの市民が呼応することもした。

▲警察はバス3台をキャンドルデモ現場近所道路に待機させて、60余人の義務警察を韓国電力入口とキャンドル集会現場周辺に配置した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-06-12 22:47:16 / Last modified on 2014-06-12 22:47:17 Copyright: Default

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