韓国:民主労総のメーデー1万の労働者が集結 | |
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1万の労働者が集結、「セウォル号惨事、民衆の死は社会的虐殺」と怒りセウォル号犠牲者、労働者、障害者貧民の引き続く死...「追慕を越えて怒りへ」
ユン・ジヨン、キム・バルム記者 2014.05.01 19:00
1万人の労働者がソウルの中心部に出て、セウォル号惨事と引き続く労働者たちの死に怒った。 彼らはセウォル号惨事で死んだ犠牲者と、資本と政権の弾圧の中で命を失った労働者、障害者、貧民の死を「社会的虐殺」と規定した。 [出処:キム・ヨンウク記者] 街に出てきた労働者と市民、障害者、貧民、学生などは、追慕と悲しみを乗り越えて怒りを集めていくと宣言した。 朴槿恵(パク・クネ)大統領にも社会的他殺の責任を問うた。 1万人のデモ隊は、集会の後に都心追慕デモ行進を行ったが、警察は障害者のデモ行進を阻止して、衝突が発生した。 ソウル1万労働者が集結、「セウォル号と労働者死は社会的虐殺」と怒り全国民主労働組合総連盟(民主労総、委員長シン・スンチョル)は124回世界メーデーをむかえ、5月1日午後2時にソウル駅広場で世界メーデー大会を開いた。 今回の大会は、セウォル号惨事という国家的な災難事態に対する「追慕」と「怒り」を集める場だった。 民主労総はこの日の大会で「沈没する大韓民国、朴槿恵が責任を取れ」、 「誰のための国家なのか、これ以上殺すな」というスローガンを掲げた。 [出処:キム・ヨンウク記者] メーデー大会は、ソウルをはじめとする12の広域市道で同時多発的に開かれた。 ソウル大会には1万人の労働者が殺到し、全国的には5万人の労働者が路上に出てきた。 ソウル大会に参加した1万人の労働者たちは、セウォル号惨事と連続する労働者、障害者、貧民らの死を「政権と資本の虐殺」と声を高めた。 参加者たちは、死んでいった人々を思い出して、涙を流した。 民主労総のシン・スンチョル委員長は大会発言で 「もし民主労総が力強い政治ゼネストを行っていれば、あるいはセウォル号の犠牲者も死なずにすんだのではないかと思うと、限りなく残念で申し訳ない」とし 「気持ちよりも恐ろしいのは、歳月が経てばまた忘れてしまうことだ。 社会変革を語っていたのに、いつのまにか多くの民衆の死に鈍感になったのではないか恐ろしい。 再び組合員を口実にして金の価値に染まる労働者に戻るのが恐ろしい」と明らかにした。 ▲シン・スンチョル民主労総委員長[出処:キム・ヨンウク記者] 続いて「敵前で分裂した民主労総を団結させられない民主労総の委員長としての責任を痛感する。 心から反省する。 口先だけで闘争するのはやめよう。 会議だけで決意するのはやめよう。 私たちが暮らす世の中で、価値を変えることができなければ、また申し訳なく思い挫折して悲しむことしか何もできない」とし 「悲しみを乗り越え、怒りへと進む道に、80万組合員の決意を込めて言う。 朴槿恵は責任を取って下野しろ。 80万民主労総は、今この瞬間から民衆が権力と資本のために死ぬことのない世の中のために、最後まで闘争する」と声を高めた。 今回の労働者大会では、拍手も、来賓紹介も、旗立場も、文化公演も、パフォーマンスもなかった。 セウォル号犠牲者の追慕と生還祈願の公演だけだった。 その代わりにセウォル号の犠牲者を追慕する詩の朗読と労働者を死に追いやった政府と資本に対する糾弾発言が続いた。 サムスン半導体、双竜自動車で死んでいった労働者と、差別の中で命を落とした障害者、貧民に対する発言も続いた。 この2か月で現代重工グループ造船所では8人の下請労働者が死亡し、4月30日には全北バス労働者が身を投げたという知らせも伝えられた。 労働者たちはセウォル号の犠牲者と労働者たちの死はどちらも「社会的虐殺」と規定した。 セウォル号犠牲者、労働者、障害者貧民の引き続く死...「追慕を越えて、怒りに」サムスン半導体工場で働いて白血病で死亡した故ファン・ユミ氏の父親、ファン・サンギ氏は 「時々涙が出る。夜には海の中で助けてくれと叫ぶ子供たちの声で眠れない。 同時に頭を丸坊主にして気力が尽きたユミが『お父さん、助けて』と叫んだ声が耳元から離れない」と沈痛そうに述べた。 続いて「セウォル号とサムスンは似ている。 サムスンは労働者に何の有害物質を使っているのか教えなかった。 セウォル号も船員に安全教育をさせず、乗客も対処方法を知らなかった。 労働者を消耗品扱いしたから、こんな問題が発生した」と批判した。 双竜車支部のキム・ジョンウ元支部長も 「全国が喪中の家だ。 国家が個人の死を放置している。 これが国家なのか。 今は追慕を越えて、怒りを組織して、無気力を越えて、政府と資本の世界観を壊さなければならない」とし 「最近、二十五人目の双竜車犠牲者が発生し、われわれは結局また1人の仲間を失った。 大韓民国は沈没直前だ。だが自ら叱責するのをやめよう。 もうこれ以上死なないようにしよう」と強調した。 [出処:キム・ヨンウク記者] 政府の差別と傍観の中で焼け死んだ障害者のソン・グキョン氏に対する追慕と怒りも続いた。 ソウル障害者差別撤廃連帯のチェ・ジニョン共同代表は 「ソン・グキョン同志は50歳を越えて施設から出たが、障害3級と判定され活動補助支援を受けられなかった。 それで鬱病と不眠症に苦しんだ。 彼は13日に火の中から抜け出せなかった。 言語障害があって、助けてくれと叫ぶこともできず一人でいた」とし 「4日間、火傷に苦しんで17日に死亡した。 活動補助支援さえあれば、一人であのように火の中でくやしく死ぬことはなかっただろう」と怒った。 続いてチェ代表は「これは明らかに殺人だ。 このままくやしく彼を送ることはできない。 15日間、葬儀もできい。 保健福祉部長官は彼の遺影の前で謝罪しなければならない」と強調した。 [出処:キム・ヨンウク記者] 全国露天商総連合会のチョ・ドッキ共同議長も 「松坡三母娘に続き、野菜を売っていたトラック露天商がまた命を絶った。 1%の既得権のために、あまりにも悲痛な死が祭壇に上がっている。 これらすべての悲劇は終わらせなければならない」と声を高めた。 民主労総京畿本部安山支部のウィ・ソンテ指導委員は 「犠牲になった子供たちを忘れないでほしい。 安山キャンドルではなく、国民たいまつを灯して欲しい。 真相究明と責任者の処罰ができるように、労働者が5月のキャンドルをさらに大きく、熱く灯して欲しい」と訴えた。 高大医療院支部のキム・ジニョン支部長は、政府の無分別な規制緩和がセウォル号惨事の原因になったとし、無分別な規制緩和と民営化の試みを防げと主張した。 大規模都心デモ行進の途中で警察と障害者が衝突…負傷者、連行者が発生集会を終えた参加者は、午後3時45分頃に都心デモ行進を始めた。 ソウル駅からソウル市庁までデモ行進し、市庁広場に作られたセウォル号焼香所を訪問する予定だった。 だがデモ行進の直後、警察が障害者のデモ行進を遮ったことで衝突が発生した。 障害者が集会隊列の一番前に移動するためにソウル駅の横断歩道を渡る途中、警察が申告されたデモ・コースではないとしてこれを妨害した。 警察は横断歩道を渡っている障害者の車椅子を持ち上げて歩道に分散させ、この過程で小競合いになった。 小競合いの途中で障害者二人が救急車で運ばれ、活動家の1人が連行された。 障害者は「合法的な集会に参加した後、デモ隊の一番前に行くために移動しようとしていた瞬間、突然警察が暴力的に遮った」として反発した。 [出処:キム・ヨンウク記者] デモ行進の隊列は、連行された活動家の即刻釈放を要求して道路でデモ行進を止め、 4時20分頃に連行者が釈放されたため、予定通りデモ行進を続けた。 民主労総は「大韓民国沈没・朴槿恵が責任を取れ」という大型横断幕と追慕旗を前に出して、ソウル駅から韓国銀行と明洞ロッテデパート、乙支路入口駅を通り、ソウル市庁までの都心デモ行進を続けた。 ソウル市庁広場に入ったデモ隊は、午後5時20分頃に解散し、ソウル市庁に用意されたセウォル号追慕市民焼香所で合同焼香を行った。 [出処:キム・ヨンウク記者] [出処:キム・ヨンウク記者] ▲「謝罪はいらない」と言ってリンゴ(訳注:韓国語で「謝罪」と「リンゴ」は同音)を投げた参加者[出処:キム・ヨンウク記者] [出処:キム・ヨンウク記者] [出処:キム・ヨンウク記者] [出処:キム・ヨンウク記者] [出処:キム・ヨンウク記者] ▲市庁広場でデモ行進を終えた参加者は合同焼香を行った。[出処:キム・ヨンウク記者] 翻訳/文責:安田(ゆ)
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