韓国:双竜車会計操作が新局面、裁判で「監査調書」変造 | |
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双竜車会計操作が新局面、裁判で「監査調書」変造アンジン会計法人、「監査報告書」つじつま合わせで最低3回 監査調書変造か
ユン・ジヨン記者 2014.03.19 17:40
双竜自動車会計操作の過程でアンジン会計法人が最低3回、会計監査調書を変造したという疑惑が提起されている。 監査報告書の有形資産損傷差損金額のつじつまを合わせるために、不十分な監査調書を数回、変造し、裁判所と金融監督院に提出してきたという主張だ。 これで双竜車の会計操作事件は「会計監査調書書き換え」という、もうひとつの局面に入ることになった。 3月18日、検察による双竜車会計操作事件の無嫌疑処分も「不十分な捜査」だという批判を避けにくくなる。 金属労組と双竜車支部、民主弁護士会労働委員会などは3月19日、アンジン会計法人代表および該当会計士を「株式会社の外部監査に関する法律」違反などの容疑で検察に告発した。 また、労組は双竜車会計操作真実糾明を要求して、各政党に双竜車国政調査をまた要求する方針だ。 アンジン会計法人、会計監査調書を書き換えた疑い2009年、アンジン会計法人は「2008年度双竜車監査報告書」を作成し、5177億ウォンの有形資産損傷差損が発生したと明らかにした。 この監査報告書の内容は、2009年4月、双竜車が発表した2626人構造調整計画の根拠になった。 だが該当の監査報告書は整理解雇をするために有形資産損傷差損を過大に計上したという操作の疑惑に包まれた。 3月18日、検察は双竜車会計操作について無嫌疑の判決を出したが、裁判でアンジン会計法人が監査報告書の内容のつじつまを合わせるために監査調書を何度も変造した事実が新しくわかり、議論はさらに拡大している。 金属労組と民主弁護士会労働委員会、双竜車支部などは3月19日午前、征東フランチェスコ教育会館で記者懇談会を開き、アンジン会計法人が会計監査調書を変造した事実を暴露した。 労組と民主弁護士会が提出した資料によれば、アンジン会計法人が裁判所と金融監督院に提出した2件の有形資産損傷差損監査調書と、下位調書の純売却価額算定監査調書で多数の内容の不一致が発見された。 当初、アンジン会計法人は2011年に金融監督院監理と整理解雇無効確認訴訟の1審裁判で調書番号#5690として「有形資産損傷差損監査調書」を提出した。 この#5690は1357億の共通資産帳簿価額が脱落するなど、全般的に不十分な監査調書だった。 また、有形資産損傷差損が関連有形資産帳簿価額を超えるはずがないが、一部の車種で142億ウォンの損傷差損が帳簿価額より超過して計上されていた。 該当の調書の有形資産損傷差損は4618億ウォンで、2008年の双竜車監査報告書の有形資産損傷差損金額5177億ウォンとも大きな違いがある。 民主弁護士会労働委員会のチャン・ソグ弁護士は 「監査調書と監査報告書の損傷差損の金額が一致せず、数百億ウォンの違いが出るのは有り得ない」とし 「5690調書で明らかに誤りがあり、その後#5691監査調書で変造された」と説明した。 その後、アンジン会計法人は約半月後に#5690調書を変造した#5691調書を金融監督院と2審の裁判所に提出したと見られる。 だが#5691調書でも有形資産損傷差損額は5069億ウォンになっており、監査報告書の数値とは違っていた。#5691調書には必須手続きの純売却価額検討の過程もなく、作成日や作成者の署名も存在しない。 また#5691調書は#5690調書と比べて、人件費などの現金支出固定費が4313億ウォン多くなっている。 アンジン会計法人の監査調書、金融監督院の監理調書などによれば、現金支出固定費は生産量に影響を受けず一定に発生する固定費とされている。 アンジン会計法人は、#5690調書が最終調書ではなく損傷差損を勧める文書だと主張しているが、二つの調書は題名、概観および手続きが同じ「双子調書」だ。 またチャン・ソグ弁護士は「単に薦めるための文書なら、同じ内容が調書に記載されていなければならないが、監査調書には記載されていない」と説明した。 監査報告書の数を合わせるために...最低3件の変造行為かそればかりか、アンジン会計法人が提出した#5690と、その下位文書の純売却価額算定監査調書#5690-1、そして#5691調書で多数の数字の不一致が発見された。 その上、金融監督院の監理と解雇無効確認訴訟の2審で同じく提出した#5690-1調書の内容もそれぞれ違っている。 実際に#5690調書、#5690-1、#5691調書で、車種別有形資産使用価値はすべて不一致で、最大4千億ウォンの違いがあった。 また金融監督院と裁判所に各々提出した#5690-1調書を比較すると、ある車種の有形資産使用価値で2億100万ウォンの数字の不一致があった。 労組はアンジン会計法人が原本の#5690調書を基礎に#5691調書を変造し、#5690調書と下位調書の#5690-1調書を変造したと見ている。 また金融監督院と2審の裁判所に提出した#5690-1調書で数字の不一致があったため、変造の可能性を提起している。 キム弁護士は「結局少なくとも3回の会計監査調書の書き換え行為があった」とし 「外部監査人が監査調書を変造する行為は、外部監査法の根幹を揺るがすことで、重大犯罪だ。 前に告発した有形資産損傷差損過大計上の容疑より重い犯罪」と説明した。 民主弁護士会労働委員長のクォン・ヨングク弁護士は 「監査報告書を出すには監査調書を先に作らなければならず、それでは数字が違うはずがない」とし 「だが監査報告書の数値を想定して、つじつまを合わせようとすれば、数字が一致しなくなる。 監査報告書と監査調書作成の順序が変わった可能性が高い」と説明した。 またキム・ギョンユル会計士は 「チェ・ジョンハク教授の1、2次鑑定報告書とアンジンの意見書、金融監督院の監査調書では、監査調書から算出できない5177億ウォンを出すために 『ヨンドン出荷場および不用資産価額』でこれを説明しようとしている」とし 「だが問題は、どんな監査調書も監査報告書の有形資産損傷差損5177億ウォンと一致しないということ」と強調した。 なお労組と民主弁護士会労働委員会はこの日、検察にアンジン会計法人を 「株式会社の外部監査に関する法律」違反容疑で告発した。 双竜車支部のヤン・ヒョングン組織室長は 「アンジン会計法人の監査調書変造に関して検察に告発する」とし 「また昨日、各政党に国政調査を要求する内容証明を発送した。 検察と政界は自分の役割を果たせ」と強調した。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2014-03-20 05:15:32 / Last modified on 2014-03-20 05:15:32 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |