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韓国:李石基判決 外信が詳しく報道「何が内乱陰謀なのか疑問」
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ニューヨークタイムズ、李石基判決...「何が内乱陰謀なのか疑問」

外信が詳しく報道、「不正選挙から目を反らせるために野党圏を弾圧」注目

チョン・ウニ記者 2014.02.18 12:03

裁判所が統合進歩党の李石基(イ・ソッキ)議員など7人の内乱陰謀容疑を認めたことを外信がいっせいに報道し、 朴槿恵政権が大統領選挙に対する国家情報院の不正選挙の議論から目をそらせ、野党圏への弾圧を拡大しているという憂慮を伝えた。

ニューヨークタイムズは2月17日、「李石基は数十年前の軍事独裁の時、野党圏を黙らせるために利用された内乱陰謀容疑で有罪判決を受けた最初の国会議員になった」とし 「李石基は、裁判で自分を進歩的な政治家を沈黙させようとする犠牲だと言い、この裁判は韓国の民主主義の試験台だと指摘した」と伝えた。

[出処:http://www.nytimes.com/画面キャプチャー]

ニューヨークタイムズはこうした状況の中で野党圏が「独裁が復活する」と批判していると伝え、朴槿恵大統領の父親の朴正煕前大統領について 「1961年から1979年までの鉄拳統治の期間、野党圏の人々は拷問され、時には韓国に対する内乱の容疑で死刑にされた」と報道した。

特に「李石基の判決は非常に珍しい」とし 「政府が北朝鮮のウェブサイトへの接続を防ぎ、人々は相変らず北朝鮮の扇動内容をリツイートしたという理由で逮捕される韓国で、果たして何が内乱謀議になるのかという疑問を提起する」と指摘した。

英国のファイナンシャルタイムズは2月17日 「国家諜報機関(国家情報院)の捜査による李石基の逮捕は、2012年の大統領選挙にこの機関が介入した容疑に対する大々的な調査が進めている途中に提起された」とし 「これは、この機関による誤った行為に対する注意を分散させようとしたのではないかという推測を触発する」と報道した。

この言論は続いて「朴槿恵大統領は、大法院に統合進歩党解散を請求し、継続して議論を呼んでいる」とし 「批判家たちは野党圏を政治的に鎮圧する機会として利用していると批判した」と明らかにした。

ドイツの公営放送メディアのドイチェ・ヴェレも17日、 「1988年に初めて民主選挙が実施された後、国家保安法が国会議員に適用されたのは初めて」とし 「李石基の弁護士は、司法府が民主主義の保護に失敗したと猛非難した」と報道した。

ドイツの進歩言論ターゲスツァイトゥングも同日、今回の事件を詳しく報道し、 「集まりの録音記録は子供のような主張だったが、裁判所は提起された容疑についても、録音操作に関する痕跡についてもほとんど疑わなかった」とし 「いい加減に陳述された発言が額面通りに受け取られた」と伝えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-02-18 21:18:45 / Last modified on 2014-12-24 19:09:23 Copyright: Default

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