韓国:双龍車 整理解雇の勝訴者、また工場の前に立つ | |
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双龍車 整理解雇の勝訴者が、1730日目にまた工場の前に立つ「判決通り、解雇者の復職計画を明らかにしろ」と会社に要求
ペク・イルジャ記者 2014.02.14 16:54
2月7日、ソウル高等法院の双竜車会計操作による不当解雇判決の後、昌原と釜山では生計のために仁川など全国に散っていた組合員たちがまた平沢工場の前に立った。 工場から追い出されて1730日目だ。 [出処:ニュースセル] 会計操作による不当な整理解雇で職場で追い出された労働者は、家族からも社会からも落伍者のように扱われて苦しんだ。 70通の履歴書を書いても単に双竜車出身だったという理由だけで就職できず、日雇いで全国をさまよわなければならなかった。 そのように、傷とくやしさに耐えに耐えた4年6か月ぶりに、やっと裁判所は労働者たちが正しかったと手をあげてくれた。 しかし胸中の凝りが解ける前に、今まで会社は解雇者との対話を断絶してきたのと少しも変わらない態度で出てきた。 これまで裁判所の判決を尊重すると言っていた会社は、今回の高裁判決から一時間も経たないうちに認められないと控訴の意思を明らかにした。 2月14日正午、双竜車整理解雇勝訴者たちが平沢工場の正門に集まった。 これまで会えなかった組合員たちが生計とくやしさで過ごした時間を話しながら、会社に解雇者の復職を要求した。 昌原からきたチャン・ソンイル氏は、2009年の双竜車ストライキに参加したという理由で獄中生活までした。 チャン氏は「この5年間、いつも復職の希望を抱いて暮らしてきたが、家や社会でわれわれは罪人のように扱われた。 胸に積もったしこりが、やっと5年目に判決を聞いて解けた」とし 「ここにいる人たちは皆が同じ気持ちだ。 われわれは頑張って働きたい。 胸にある凝りを解いて現場に共に復帰したい」と明らかにした。 平沢のキム・ソンドン氏は 「解雇されて4年6か月、われわれは元気のない父であり、社会的に落伍した国民だった」とし 「私たちの問題は、私たちがどれだけがんばるかによって解くしかない。 堂々と現場に復帰できるように、家族や私たちよりさらに苦しい労働者たちのために熱心に闘争する」と覚悟を固めた。 仁川から来たキム・ジョンアン氏は、27年間働いた双竜車から解雇された。 整理解雇を通知される何日か前に腰を傷つける事故に遭った。 会社が苦しい時に迷惑をかけるかと思って労災申請もしない、彼に会社がしたことは解雇通知しかなかった。 キム氏は「27年間双竜車工場で誇らしく働いたのに、解雇の後、腰の負傷の治療を受けようとすると、会社は勤労福祉公団に27年間私が働いたことを認めないと送った」とし 「これまで一生懸命働いたのに、会社の態度に腹も立ち、くやしくもあった。 本当に苦しい時間だった」と回顧した。 続いて「やっとここまできた。 みんなが一緒に、一日も早く工場に戻れるように努力する」と付け加えた。 [出処:ニュースセル] 5年間一緒にした金属労組と家族対策委の支持発言も続いた。 金属労組のチョン・ギュソク委員長は「双竜車のすべての解雇者が一日もはやく現場に戻れるように、不良会計操作責任者の処罰と国会聴聞会、不当な整理解雇による損賠仮差押えを撤回するために闘争する」と明らかにした。 双竜車家族対策委のコン・ジヨン代表は 「まだ残っている宿題をすべて解いて工場に戻るまで、解雇者たちが今までのようにしっかり頑張って、皆同じように手を取って工場に戻ってほしい」と期待を伝えた。 双竜車整備支会のムン・ギジュ支会長は 「5年ぶりに真実が明らかになったが、会計操作という偽りによって亡くなった24人の労働者と家族のことを考えると胸が裂けそうだ。 まだ家庭が解体され、信用不良者として日雇いで転々としている解雇者を見ると、胸が張り裂ける」と心境を明らかにした。 ムン支会長は「こうした状況でも双竜車は自分自身が犯した過去の誤りを反省せず、むしろ解雇労働者をさらにどん底に追いやるために控訴するという」とし 「一日もはやくこの苦痛を終わらせ、現場で昔の同僚と働ける日がくるように、休むことなく闘争する」と宣言した。 双竜車支部のキム・ドクチュン支部長は 「一緒に暮らそうと叫んだ仲間たちが1730日ぶりに堂々と立った。 この5年間、一緒に暮らそうという私たちの苦闘は不法で、告訴告発処罰の対象として扱われた。 この社会にはストライキに参加した私たちすべてに烙印を押した」と説明した。 解雇はすべての関係の破綻だった。 何十年もつきあってきた同僚も、懇親会、郷友会、はなはだしくは兄弟の間も生きている者と死んだ者に分れられた。 キム支部長は「これ以上失うものがない解雇労働者に下された不当な整理解雇の判決は、私たちに新しい希望と自信を持たせる判決だった」とし 「これまで解雇者を幽霊のような存在として扱った会社は、今こそ解雇者を対話と交渉の相手として認めなければならない。 皆が一緒に暮らすための交渉に今すぐ出て来い」と要求した。 記者会見の参加者たちは「 △24人の霊魂と双竜車全体労働者に謝罪しろ △裁判所判決のとおりに解雇者の復職を実施しろ △経営陣と会計法人を直ちに処罰しろ △政界は具体的対策を樹立しろ」 と主張した。 記者会見の後、参加者たちはくやしく受け取った解雇通知書が無効であることを確認する意味として破り、空に飛ばした。 これまでの時間を思い出し涙ぐんでいた労働者たちがその時始めて胸を張って明るく笑った。 参加者らは24人の遺影が用意された焼香所で焼香をして、工場に戻る覚悟を固めた。 付記
ペク・イルジャ記者はニュースセルの記者です。この記事はニュースセルにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2014-02-17 10:48:25 / Last modified on 2014-02-17 10:48:26 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |