韓国:「もうひとつの約束」封切り初日に集団観覧 | |
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「映画が好きだったユミ、『もうひとつの約束』を楽しんだだろう」映画封切り初日に集団観覧...主人公ファン・サンギ氏「多くの人に映画を見てほしい」
チョン・ジェウン記者 2014.02.06 19:01
「うちのユミは映画がとても好きでした。歌手も好きでした。ユミと一緒に映画を見ることはできないが、ユミは多分天国で楽しんで映画を見ているでしょう」 映画「もうひとつの約束」が封切られた2月6日午前、ソウルの九老CGVの片隅から香ばしい江原道なまりが流れ出た。 映画主人公の実際のモデルであるサムスン半導体職業病被害者故ファン・ユミ氏の父、ファン・サンギ氏の声だ。 彼は江原道の束草から、早朝に車に乗ってこの日、ソウルに上がってきた。 大型映画館の中には「もうひとつの家族」を広報するポスター一枚貼られていないが、ファン氏は孤独ではなかった。 彼の右手にはユミ氏の遺品が入った小さな紙カバンがある。 彼は「うちのユミは歌手の神話が好きで、小さい時に写真を集めていたが、ユミと一緒に映画見る気持ちで持ってきた」とし 「ユミのような同じ年頃の神話ファンも、もうひとつの家族をたくさん見てほしい」と話した後、ぎこちなく笑った。 [出処:写真総括:労働と世界ピョン・ベクソン記者] この日、映画館には「もうひとつの約束」上映館縮小の議論が面目を失うほど多くの人々が集まった。 ファン・サンギ氏と「半導体労働者の健康と人権守備隊パノルリム」の常任活動家イ・ジョンナン労務士をはじめ、魯会燦(ノ・フェチャン)正義党前議員、白基玩(ペク・キワン)統一問題研究所所長、張(チャン)ハナ民主党議員などが封切り初日、映画観覧のために出てきた。 魯会燦前議員は「映画製作の過程から参加してきた」とし 「サムスン職業病被害者の戦いは終わっていない」と強調した。 [出処:写真総括:労働と世界ピョン・ベクソン記者] また金属労組サムスン電子サービス支会のウィ・ヨンイル支会長、サムスン電子サービス技師として働き、会社の労組弾圧などに抵抗した故チェ・ジョンボム烈士の夫人イ・ミヒ氏など、サムスン関連の被害者が映画館を訪れた。 イ・ミヒ氏は「マスコミで『もうひとつの約束』が高い前売り率にもかかわらず、劇場が上映を忌避して外圧説まで提起されたという報道に接した」とし 「残念なことで、多くの人々がこの映画を見ればと思ってきた」と話した。 それと共にイ氏は「明日、磨石牡丹公園で夫の100日追慕祭が開かれる。 夫の陰暦の誕生日でもある」とし 「サムスンを批判する映画を追慕祭の前日に見ることになり意味深い」と心境を伝えた。 特に彼らは映画観覧中ずっと涙ぐんでファン・ユミ氏の死に哀悼を表わした。 映画に含まれた「小さな巨人」サムスン半導体職業病被害者の粘り強く強烈な闘争は、現実と同じぐらいの大きな感動を与えた。 映画が終わって製作に参加した多くの人々が名前が画面に上がり始める瞬間、観覧者たちは惜しみない拍手を送った。 [出処:写真総括:労働と世界ピョン・ベクソン記者] [出処:写真総括:労働と世界ピョン・ベクソン記者] 「もうひとつの約束」は、2003年にサムスン電子器興工場に入社した後、4年も経たずに白血病で亡くなった故ファン・ユミ氏と、真実を明らかにするために全身で戦った父ファン・サンギ氏の実話の映画だ。 苦しい家の都合を考えて、高等学校を卒業して就職した彼女は、20か月後に白血病と診断された。 すぐ健康が悪化して、1年9か月後に父ファン・サンギ氏のタクシーの中で亡くなった。 なお映画が終わった後、彼らは会議を開いて「サムスン電子サービス チェ・ジョンボム烈士対策委員会」を「サムスン正す(仮称)」対策機構に転換すると決めた。 この機構は、サムスン電子サービス労働者のストライキを支持・連帯し、サムスンの労組破壊文書を知らせるなど、サムスンの労働人権問題を社会的問題として提起する。 「サムスン正す(仮称)」は2月20日午前、初の代表者会議を開いて公式に発足する。
付記
チョン・ジェウン記者はメディア忠清の記者です。この記事はメディア忠清にも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2014-02-07 06:56:27 / Last modified on 2014-02-07 07:00:36 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |