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韓国:また密陽送電塔反対住民が自殺
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また密陽送電塔反対住民が自殺

工事の進行を悲観... 上東面高亭村のユ某氏が6日未明に死亡

ヨン・ソンノク記者 2013.12.06 09:51

密陽送電塔建設に反対する住民が自ら命を絶った。上東面高亭村で暮らすユ某氏(74)は12月2日、農薬除草剤を飲んで自殺を試みて病院に運ばれたが、6日午前3時50分に亡くなった。

ユ氏は12月2日夜、上東面高亭村の自宅で農薬除草剤を飲んで自殺を試みた。 家族が救急車を呼び、釜山大病院に運ばれた。釜山大病院から密陽病院に 転院して治療を受けていたユ氏は6日午前3時50分頃に亡くなった。

ユ氏は亡くなる前の4日午後1時、送電塔反対対策委と家族の前で、「11月頃に 韓電の課長1人と別の1人が来て、我が家が送電線路からどれほど離れているの かを知った。150メートルか200メートルか、近くに鉄塔ができるという事実を 知った。鉄塔ができれば何もできなくなる。生きてそれを見るより死ぬ方が ましだと考え、それで農薬を飲んだ」と述べた。

上東面高亭村で養豚をしていたユ氏は、新古里-北慶南765kV送電線路の補償の 対象から除外されるという話を聞いて、送電塔反対座り込みに参加してきた。 ユ氏は送電塔が決定した後、1000匹飼育していた豚も400匹ほどに減らした。

▲ユ某氏が送電塔反対座り込みをした上東面道谷里の座込場[出処:ヨン・ソンノク蔚山ジャーナル記者]

送電塔反対対策委は「言葉にできない悲しみに陥っている家族に深い慰労の 言葉を伝え、また故人の冥福を祈る」と明らかにした。

故人が座り込んでいた上東面道谷里座込場の住民たちは「座り込みをしても ヘリコプターで資材を運び、警察が韓電職員を通す。絶望的だ」と話していた。

故人の遺体安置所は密陽市ネギ洞の嶺南総合病院中にある農協葬儀場に設置される 予定だ。

昨年1月にも送電塔の建設に反対していた山外面ポラ村のイ・チウ(当時74歳)氏も 送電塔工事中断を要求して焼身自殺した。

付記
ヨン・ソンノク記者は蔚山ジャーナルの記者です。 この記事は蔚山ジャーナルにも掲載されます。 チャムセサンは筆者が自分で書いた文章の同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-12-07 00:36:12 / Last modified on 2013-12-07 00:36:13 Copyright: Default

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