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韓国:警察の密陽長期駐屯で膨らむ農作業被害
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警察の密陽長期駐屯で膨らむ農作業被害

農村体験村1600人が予約キャンセル、飼料をやれず牛が流産

ヨン・ソンノク記者 2013.10.17 10:46

密陽市送電塔近隣の住民たちが、村進入路をふさぐ警察のために農村体験村の予約がキャンセルされ、秋の収穫妨害で被害を訴えている。

▲パド里の農民が警察が道をふさいでいるため、果樹園に車を出すのが難しい。(c)ヨン・ソンノク記者[出処:蔚山ジャーナル]

パドゥ里、韓電に損害額請求、警察と市庁に警官の撤収を要求

韓国電力は9月の30日から送電塔工事を始め、国策事業の現場を保護してくれと 警察に要請した。警察は韓電の要請で、10月2日から3千人の警官を投入した。 警察は、毎日平均20余中隊、2千余人の警官を工事現場に維持し、残りの千人は 待機警官に残した。

丹場面パドゥ里の住民は、警察が駐屯し、駐車場と道路を占拠して通行を制限 したために秋の収穫のための農作業に大きな被害が出ていると主張している。 警察が果樹園に通じる山の入口で検問を実施し、忙しい農民が困っており、 外部の人が警察を敬遠して体験村の予約キャンセルが相次いでいるという。

住民のチャン・チャンミョン氏(46)は「10月2日には警察が道路をふさぎ、飼料 を運べずに牛が互いに喧嘩をして牛1匹が流産した」と話した。

5日には午前9時にパドゥ里の89番送電塔進入路ピョン里側入口からナツメ畑に 行こうとしたイム某氏(71)が運転していた耕運機が、道路を占拠している警察 の通行制限のために坂道をバックしたところひっくり返り、一緒に乗っていた チャン某氏(72)など3人が怪我をして病院に運ばれた。

パドゥ里の住民は、10月7日、警察が駐屯しているために農村体験村のお客さん 1673人が予約を取り消したため、5000万ウォンの損害を出し、収穫した生ナツメ を適時に出荷できず5600万ウォンの損害が出たとして韓電に1億2846万ウォンの 賠償を要求した。

住民は警察のおかげで村の食堂も運営できない。住民たちは同日、密陽警察署 にパドゥ里の進入路を占拠している警察を撤収するよう要求する陳情を出したが、 答えは聞けなかった。彼らは密陽市庁にも警察の占拠とテントの対策を用意 するよう請願を出した。

村住民のチャン・チャンミョン氏(46)は、まだ韓電と警察から何の回答も聞い ておらず、密陽市庁からは通行に不便が無いようにするという簡単な答弁書を 受け取ったと言う。しかし体験村に来る外部の人は通行ができず、被害は相変 わらずだと言う。

パドゥ里で暮らす28世帯の住民たちは送電塔工事に合意した。ここの送電塔工事 (84、85、86、89)は近くの村の住民たちが防いでいる。

上東面道谷里の住民、「警官のおかげで眠れない」

上東面道谷里の住民も、警察による被害を訴えた。道谷里の住民たちは「警察 が墓を道にしてむやみに踏み荒らしてめちゃくちゃにしてしまった。村会館の 前の空地は農作物を出荷する住民の車両や耕運機の出入が頻繁だが、警察と 消防隊が駐車場を独占している」と言う。

10月1日から1週間以上、被害を受けてきた村の住民たちは、7日から村会館の前 にバリケードを積み、警察出入と車両を防いで、警察との衝突が頻繁に起きている。

村住民のキム・マレ(86)おばあさんは、「警察の車が一日数十台行き来して、 夜通し騒がしくて眠れず、工事資材を積んだヘリコプターの音がすれば心臓が どきどきする」というストレスを訴えた。

警察も苦心している。慶尚南道地方警察庁は隣の地方庁まで動員して、数千人 の警官を動員したが、座込者のほとんどが高齢なのに加え数も少ないが、現場の あちこちに200人程度の警官を配置するのが世論にも良くないためだ。

現在、警察は住民の採証を続けており、住民が韓電作業車両や警察車両を止め ると強制的に引き出している。(記事提携=蔚山ジャーナル)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-10-18 11:02:46 / Last modified on 2013-12-17 09:53:50 Copyright: Default

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