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労働部、ブラック長時間労働の農協情報システムに不良調査

民主党乙支路委員会、「300人中10人だけ延長勤労限度超過の結論」

キム・ヨンウク記者 2013.07.08 12:07

雇用労働部が殺人的な長時間のむちゃな勤労で問題になった農協情報システムの勤労監督が不十分に行われた事実が確認された。

この事実は7月5日、民主党乙支路委員会所属の禹元植(ウ・ウォンシク)、尹厚徳 (ユン・フドク)、殷秀美(ウン・スミ)、張(チャン)ハナ、洪鐘学(ホン・ジョンハク) 議員が、江南道谷洞の農協情報システム本社現場を訪問した場で明らかになった。 この日の現場訪問で、乙支路委員らは、ハム・ビョンソク農協情報システム 代表理事とファン・ビョンニョン雇用労働部ソウル江南支庁長、イ・ヒョンスン 農協中央会IT本部労組委員長と会った。

禹元植、尹厚徳、張ハナ議員は8日午前、国会記者会見場(正論館)で現場訪問の 結果紹介記者会見を行い、「農協情報システムを管理監督する義務がある雇用 労働部は、不十分な調査を進めた」と批判した。

乙支路委員会によれば、ファン・ビョンニョン労働部江南支庁長は5月24日、 農協情報システムに対する勤労監督の結果、延長勤労時間限度を超過したケースは 10人だけだったと主張した。

だが面談に参加したイ・ヒョンスン農協中央会IT本部労組委員長は「2008年の 金融危機以後、農協の経営悪化で一週間の時間外勤務だけで80時間を越えた ケースは多いが、手当は1か月で11時間分しか受け取らなかった」と自分の事例を 証言して、労働部の調査結果を正面から反論した。

その上、長時間労働で肺を切った農協情報システム労働者のヤン某氏の事件を 担当したソン某勤労監督官は、当時、一度も現場調査をしなかったという事実 を認めた。

張ハナ議員は当時、ファン支庁長に「10人程度の問題なら、農協情報システム が3大ブラック企業と呼ばれるはずがない」とし「雇用労働部が粗末に調査をし たので農協情報システムが誤りを認めず、言い訳をしている」と指摘した。

禹元植議員は記者会見で「農協情報システムのIT分野で働く労働者は300人を越 えるが「『10人だけに時間外労働があったという労働部の調査は事実か』と聞いた ところ、支庁長は『事実』といった」とし「だが面談の現場にいた労組委員長 は『300人全員が長期間労働に苦しんでいる』とし、労働部の調査がでたらめ であることが明らかになり、労働部に特別勤労監督を要請した」と伝えた。

尹厚徳議員はこの日の現場訪問の成果について「労働部の調査でも不足なのに、 長時間労働の事例が摘発され、前には珍しくなかったことを代表理事が認めた」 とし「不当に超過勤務の時間について労使協議で適切な賃金補償がなされる よう要求し、代表理事は誠実に協議すると約束をした」と伝えた。

乙支路委員会は「雇用労働部の勤労監督がいかに雑だったのか、使用者側代表 と担当勤労監督官の証言から明白にあらわれた」とし「IT業界の長時間勤労と 勤労基準法違反の実態を改善するために積極的な努力をする」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-07-10 03:15:30 / Last modified on 2013-07-10 03:15:30 Copyright: Default

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